スタジオ練習の効率を格段にあげるプロの話し方

スタジオ関連
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みなさんは、バンド練習をする際どんな話をしていますか?

どんな言葉を使っていますか?

「スタジオで2時間も時間をとったのに、全く前に進まなかった…」

こんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?

そんな日は、スタジオ代や時間を無駄にしたような気持になってしまいますよね。

これらは、言葉を変えることで解決することができるかもしれません。

スタジオ練習では、あなたが思ったことを相手に的確に伝える能力が必要です。

それも、限られた時間の中でです。

今回は、ギターやベース、キーボードなど、音階を奏でる楽器奏者必見の、

音楽的な会話」の仕方をご紹介します。

この会話の仕方を意識すれば、今の何倍ものスピードで話が伝わり、

より深く楽曲を作りこむことができます。

今よりももっと、素敵でかっこよく、クールで魅力的なアーティストになるでしょう!

是非取り入れてみて下さい!

事前に必要な知識

・キーを判別する力

・ダイアトニックコード

効率的な会話の仕方

「スタジオで曲を作りこんでいく。」これからバンド活動をしていく上で、このような時間は大切ですね。

決められた時間の中で、効率よくすすめていくには、音楽的な言葉を使うことが重要です。

中でも、コード進行等を「度数」で会話することは、音階を奏でる楽器(ギターやベース、鍵盤etc.)奏者にとって最重要ともいえます。

 度数で会話する

度数とは、音と音の距離を数字で表したものです。

例えば、ドとミは「ドレミ」で3つ。3度離れているということになります。

今回は、ダイアトニックコードを覚えている人向けの記事になるので、度数の詳しい説明は省略させていただきますね!

ダイアトニックコードには、ⅠM7とかⅡmとかありますね!

これらの言葉で会話することを、「度数で会話する」と呼んでいます。(僕が勝手に…)

通常のダイアトニックコードには7通りあります。(ノンダイアトニックコードを入れるともっとその数は増えますがその話はまた後日させていただきますね。)

その7つのコードそれぞれに、意味や特徴があるのです。深い意味は、使っているうちにおのずと理解していくので安心してください。

会話の実用例

実際にどんな会話が使われるでしょうか。

会話の例を見ていきましょう!

会話例1

「最後は4度メジャーで終わって続きがありそうな、曖昧な感じで終わらせたいな!」

「それもいいけど、ここは安定感のある1度に解決したほうがいいかな。」

この会話は曲の終わらせ方について話し合っています。

度数やダイアトニックコードを知っていると、”何度のコードで終わるとこういう雰囲気で終わらせられる”というのを理解することができます。

会話例2

「ここのⅡ-Ⅴ-Ⅰでジャジーなフレーズを入れてほしいな!」

現在は、度数をローマ数字で表すのが一般的です。2はⅡ、5はⅤ、1はⅠです。

この会話の場合、コード進行を表しています。

ダイアトニックコードの、2度マイナーコード、5度セブンスコード、1度メジャーコード進行という意味です。

この定番の進行を知っていれば、それに応じたジャジーなフレーズを頼むことができます。

こんな雰囲気にしてほしい、って気持ちがしっかりと伝わるのです。

会話例3

「サビの進行はⅣ-Ⅴ-Ⅲ-Ⅵにしようと思うんだけどどうかな?」

これもコード進行を伝えています。

ダイアトニックコードの4度メジャー⇒5度メジャー⇒3度マイナー⇒6度マイナーの進行を提案しています。

毎度毎度、「AメジャーBメジャーG♯マイナーね!」とコード名を言っていると、言う側も疲れますし、聞いている側も覚えにくいものです。

キーやダイアトニックと結びついた「度数」で伝えると、頭に残りやすいものです。

会話のコツ

もちろん、これらの会話は、全員がダイアトニックコード以上の知識を知らないとできません。

知らない人がいるのなら、強制的にでも覚えさせていいと思います。

ダイアトニックコードや、度数を知らない人との会話は本当に伝わりにくのいものです!

あなたの意図も伝わりませんし、仮にすべてが伝わっても、スタジオレンタル時間が半分を過ぎたころになっているでしょう。

ここからも、全員がダイアトニックコード以上の知識があることを前提に話していきます。

ここでは、度数で会話をするためのコツをお話しします。

少し覚えることもありますが、ほんの少しです。

ここまで読み終えたあなたには、朝飯前でしょう!

 コードの意味を知る

ダイアトニックコードごとの意味を理解しましょう!

というと、少し難しそうに聞こえてしまいますね。

言い直すと、コードごとの雰囲気を覚えましょう!

ダイアトニックコードそれぞれに、雰囲気があることをなんとなく理解しましょう。

どんな雰囲気かなって意識弾いてみるといいですよ!

今回は、一部だけ紹介しますね。

ⅠM、ⅠM7 (トニック)

一番安定感があって落ち着く音です。

明るい始まりにしたかったり、最後落ち着いて終わらせたい場合はこれを使いましょう!

また、ⅠM 7にすることで、おしゃれな響きになりますよ!

ダイアトニックコードの中で、「トニック」といわれるものです。

Ⅱm、Ⅱm7

次に進みたくなる音ですね。

実はⅣMに近い響きをもっていて、m7にすることでより近くなります。

なので、いつもⅣを使ってしまうところで、あえてⅡm7を使う!なんてこともできます。

ⅣM、ⅣM7 (サブドミナント)

少し不安定感を感じるコードです。

これ一つだけだと、なんとも歯がゆいといいますか…

トニックの音に行きたくなる性質があります。

ⅤM、Ⅴ7(ドミナント)

サブドミナントよりももっと不安定感が強く、セブンスコードにすることでさらに、

「トニックにもどりてーーー!!」ってなる音です。

ⅣM⇒Ⅴ7⇒ⅠMのようなコード進行は定番ですね。

Ⅵm

トニックの暗い版。ってくらいで最初はいいです(笑)

まずは、トニックほど明るくない、暗い響きで始めたい、または終わらせたい時など使ってみるといいですね。

このように、コードが出す雰囲気を事前に知っておけば、どのコードを提案するといいかがわかりますね。

作曲やアレンジを早めるためにも重要なことです。

 代表的なコードの進行を知る

コード進行を覚えておくのも、大切です。

世にある音楽は、結構同じコード進行のことって多いんですよね。

コードはマネしても、パクリとは言われません安心してパクってください。

(メロディーも曲調も、キーも同じだともう言い逃れできませんが…。)

コード進行を覚えていれば覚えているだけ、あなたの曲作りの引き出しになります。

覚えていなくてもコードをうみだすことは可能ですが、バンドメンバーが作ったメロディーを聞いたときに、

「あ、あのコード進行ならあうぞきっと。」と検討が立てられる人材は超強いです。

下は個人的覚えておくべきコード進行です。すべてダイアトニックコードの度数表記です。

Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ

サブドミナント、ドミナント、トニックの運びで、とても安定感があります。

曲が終わるときなんかも使えますね!

最後のⅠを暗いバージョンのⅥmに変えたらすこしロックな感じになりますね。

Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm

4536進行、王道進行なんて呼ばれたりもします。

ほとんどのアーティストがどこかで必ず使っています。

知らず知らずに使っている人も多いでしょう。

my hair is butとかよく使いますね。

キーをCだとして実際に弾いてみてください。

Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ

カノン進行と呼ばれています。

J-popでも多用されていますね。

スピッツのチェリーのAメロなんかもそれです。

とても明るい響きです。

土台となる、このような進行を書き換えるだけで、さらに発展させることもできます。

4536進行をそのまま二回繰り返してもいいのですが、少し飽きたなって時には、

Ⅳを似た音のⅡm7に書き換えます。

これだけで、雰囲気が変わりますね。

一見難しそうに見えるコード進行も、こういった土台の進行をアレンジしたパターンが多いのです。

最初にⅣ-Ⅴ-Ⅰを、Ⅳ-Ⅴ-Ⅵmに変えましたね。

さらに、ノンダイアトニックコードの知識があると、

「Ⅳ-Ⅲ7-Ⅵm」って感じに変えることもできます。

椎名林檎の「丸の内サディスティック」がこの進行です。

まとめ

今回は、プロも使う話し方、「度数会話」について紹介させていただきました。

自分自身も度数を考えて話すことで、より音楽の深い部分を知ることができます。

最後のコード進行のところもそうですが、

数字の並びを覚えるだけでいろんなことができるようになるのです。

コードをダラダラと覚えるより、1000倍覚えやすいです。

これからは、何気なくコードを弾いているときに、

「あ、これ王道進行だ」と築くかもしれません。

それで満足いってなかったら、

「ここ、Ⅱmに変えてみたらどう?」なんて提案もできるようになります。

全員がダイアトニックコード以上の知識を有していれば、あなたの言っていることも、その深くの考えも探ることができます。

僕らミュージシャンは、コードの進行を見て

「あ、なるほど。こうしたかったんだな。」

「あー、飽きさせないためにこのコードにしたのか」と感じることができます。

それらのほとんどを、度数で伝えあうことで、より早く理解しあえるのです。

この会話を心がけると、今よりもっと音楽がわかります。楽しくなります。

是非、実践してみてください!

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