揃えたくなるメンテナンス工具【ニッパー編】

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われわれバンドマンにおいて、“ニッパー”という工具を使うのは、主に弦交換の時だろう。

ギターの弦というものは、ニッケルやステンレス、さらにそれをコーティングしたもの、ブロンズなどさまざまな”鋼材“からできている。

弦をはずす時や、交換した弦の長さを調節する時に、弦を切断することがあるためニッパーが必要不可欠なのだ。

特に5弦ベーシストにおいては、太いものになると、0.135インチ(約3.4ミリ)の弦をカットしないといけないため、安全に交換するには”切れ味がよいニッパー“というところがポイントになってくる。

今回は、そんな”ニッパー”について深掘りし、オススメの商品と共に紹介していきたいと思う。

100円ショップのものでもOK!(だがしかし)

結論から言うと、毎日使うものでもないので、切れれば何でも良いのである。

ただし、100円ショップの工具といえども、刃こぼれして使えなくなってしまうなど、使い捨て状態になってしまうようでは本末転倒なのだ。

ちなみに、楽器専用のストリングカッターとして販売されてるる“PICKBOY“や“E.D.GEAR”といったメーカーの 1,000円前後のニッパーについても、使っているうちに刃こぼれしてしまう。

よって、「それなら100円ショップでもいいや」という判断となるのも、納得できてしまうのではないだろうか。

刃こぼれとは

まず“刃こぼれ”という現象を説明しておきたい。

これはニッパーよりも、切るもの(弦など)の方が硬い場合や、ニッパーの噛み合わせが悪く、切り損じたときに刃が欠けたり変形したりする事である。

刃こぼれしてしまうと、弦が切れにくくなり、必要以上の力が必要になってしまう。

それにより、強い反発力が生まれ、切れた弦が飛んでいったり、ケガをする原因にもなってしまうのだ。

要するに、使っている弦よりも”硬い合金”を使用したものや、焼き入れなどの”硬くする処理”を行った”切れ味のよいニッパー”を使うことが、安全で快適な弦交換を約束してくれると言えるだろう。

高価だけどこれはオススメ

それでは、オススメを紹介しよう。

“KNIPEX(クニペックス) 7302-160 X-CUT”という製品である。

柄(持ち手)の長さが160ミリで、割とコンパクトな手のひらサイズではあるが、”鍛造(たんぞう)“という製造工程により、0.135インチ(約34ミリ)の弦もストレスなく切れてしまう

よって、5弦ベーシストにはこちらをオススメしたい。

鍛造について、わかりやすく説明を加えると、

時代劇の刀鍛冶のシーンに見られるような、熱した金属をハンマーで叩いて強度を得る技法であり、一般的な、金型に溶かした金属を流し込んで造られる工具類よりも手が込んでいる分、切れ味と耐久性の双方において一線を画するものである。

ちなみに、ギタリストについては弦のゲージが細くなるため、160サイズよりもひとまわり小さい”KNIPEX 硬線ニッパー 140mm”にサイズとグレードを落としても、切断能力的には十分だろう。

特に、ギターにおいては、狭いペグポストの根本で弦を切断する機会が多いため、ニッパーのサイズが大きいと、他のパーツやヘッドを傷つけてしまう恐れがある。

よって、ギタリストには、小さいニッパーの方がオススメとなる。

このように、楽器に使用するニッパーについては、もし切断能力が同じ工具が並んでいるのであれば、小さいニッパーの方が使い勝手が良いと言えるだろう。

おわりに

今回は弦の切断にポイントを置いたが、ニッパーは配線や電子パーツ、フレットを切断したりと改造やリペアの部門でも活躍するので、そういった作業を見据えて一本”イイモノ”を持っておくのも良いかもしれない。

どんな道具にでも言えるが、価格帯にとらわれず、自分の価値観で自分に合った工具を選ぶのが大切なのだ。

そして、われわれプレイヤーの視点から考えると、高価な工具よりも、高価な弦を試してみたいという考えも正解だと言えるのではないだろうか。

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