作曲家のデモ音源に仮でボーカルを入れる「仮歌」という存在。
副業として望んでいるボーカリストも多いです。
取り組んでいるうちに人気の仮歌になり、「生活できるほど稼げた!」となる人は珍しくありません。
大好きな「歌」で生活できるなんてとても幸せなこと!
これはやらない手はありませんね。
でも、これはリピーターを獲得できているからこそ。
一朝一夕とはいきません。
では、人気の仮歌になるためにはどうしたら良いのでしょうか?
⚫人気仮歌になるためのコツ
以下に挙げるポイントをひとつずつこなして、依頼が途切れない仮歌を目指しましょう。
・まずは低価格
まずは値段を低く設定して、たくさんオーダーを承るようにしてください。
仮歌の料金は、
・1コーラス3000円~
・フルコーラス5000円~
くらいが相場となっているので、
・ワンコーラス2000円~
・フルコーラス3000円~
くらいで設定するとオーダーを承りやすくなります。
実績が付いてきたら、少しずつ値段を上げましょう。
・丁寧な録音
クオリティの低いボーカルを提供してもリピートにつながるわけはないので、1曲1曲丁寧に録音する姿勢が必要です。
作曲家の家に出向いて録音する場合は、作曲家の指示に従って対応してください。
ボーカリストが自宅録音してWAVファイルだけ送る場合は、
・どのような感情で
・どのような歌いまわしで
・どのような声色が欲しいのか
などを事前に確認して録音に挑みましょう。
・リライトにも応じる
先ほど記した丁寧な録音にも通じることですが、リテイクがあったら真摯に対応してください。
リテイクというのは、録り直しということです。
作曲家の家に出向いて録音する場合は、その場で指示を出されるのでまだ良いのですが、ボーカリストの自宅で録音してファイルだけ送る場合は、メールでテイクのオーダーが来ます。
それに対応するのって面倒くさいんです…。
でもお金をもらっている以上、対応するのが最低限の姿勢であることを忘れてはなりません。
どうしても対応できない場合は、その理由を述べて、角が立たない話し合いをしましょう。
そもそもリテイクに応じる気がないのであれば、最初から「リテイクには応じません」と伝えておくことも大切です。
・英語が歌えればなお良し
日本語の歌詞がついているとは限らず、英語の歌詞で歌うことも多いです。
この場合、「デタラメ英語」と言って、適当な英語が並べられています。
予め作詞家が作詞することが決まっているデモ音源の制作で、このような歌い方をすることが多いです。
英語っぽく歌えていれば良いので、ネイティブな発音である必要はありません。
洋楽をあまり聞かない人は、洋楽を聞いて英語で歌う感覚を養っておきましょう。
・機材を充実
綺麗な録音を提供するためには、機材の充実も図らなければなりません。
一番大事なのはマイクです。
作曲家の家に出向いて録音する場合は、ヴォーカリストがマイクを用意する必要はありません。
ボーカリストの自宅で録音する場合は、それなりのレベルのマイクを揃える必要があります。
安価でも品質の良いマイクはありますが、安価とはいっても10万円~の出費は覚悟した方が良いでしょう。
部屋の反響をデットにする必要もあるので、吸音アイテムも必要です。
家電などのノイズが電源に混じっていると録音が汚くなるので、電源環境の見直しもお忘れなく。
それと、DAWも必要になります。
となれば、オーディオインターフェースも必要です。
これらを考えると最初は出費が必要かもしれませんが、リピートを獲得できる仮歌になれば、1年以内に回収することは不可能ではありません。
⚫まとめ
毎日「歌う理由」があるというのは、上達する上でも大事なことです。
まずは稼ぎに固執するのではなく、「上手くなるため」と思って取り組んでみてはいかがでしょうか?
それが稼ぐための近道になるかもしれません。
コメント