ボーカルのウォーミングアップ方法

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こんにちは!

サウンドデザイナーの太田です。

今回は、ボーカルのウォーミングアップ方法についてです。

皆さんは歌う前に何をしてますか??

私はレコーディングの際、ボーカリストのコンディションを整えるようにボイトレをしています。

でも、実はめちゃくちゃ奥が深いので、今回は誰でも実践出来るような方法をお教えしていきます!

私がボイトレをしていて、男性なら9割は高音に悩んでいるのではないでしょうか?

女性でも、7割ぐらいはそうなので、大半の人はこれやっとけば大丈夫です!!

あとは特殊場合(裏声しか出ない、そもそも裏声が出ない等)ですが、こちらはボイトレを受ける事をお勧めします。

まずは、呼気圧を整えること。

実際なにをするかと言うと、「う」や「お」の母音を使い、音階はある程度間隔を空けたものを使います。

母音だけで声が詰まったり、高音がかすれたりする方はFの子音を入れてみてください。

吐く空気が多くなるので、詰まった感じを解消出来ます。

実音で言うと、男性の場合は”ラド#ミラ”、女性の場合は”ドミソド”と順番に上がって行き、同じように下がってきます。

その後は半音づつ上げて、ある程度(無理のない音程)の所で今度は半音づつ下げて行き、最初より低い場所に行きます。

男性であればラの音からスタートでしたが、ラストは下のミまで下がりましょう。

この時の注意点ですが、大きな声を出さない事。

苦しかったりしたらすぐ裏声に行ってOKです!

それから喉仏の位置をなるべく低く保つように意識することです。

少しマニアックな話になりますが、正弦波(綺麗な波状の波形)に近い音が出るといいです。

アプリでもオシロスコープ(波形を見る機械)があるので、興味がある方は見ながらやってみると効果的です!

次に「ん」で同じ音階で歌います。

これも大きい声は出さずにやってみてください。

「ん」だと詰まる方は「ふん」でやってみてください!

ここまでを5分づつやってもらって、少し大きめな声を出しながら同じ事を5分づつ繰り返してみて下さい。

これで完了。

喉への負担なく、アップ出来ている状態になると思います。

さて、これでアップはOKです!

時間がない時は最初のだけでもやっておく事をお勧めします。

また、スケールの音源がない場合はダウンロードして下さい。(後日アップします)

コレを読んで、試してみて良かった!って言う人は教えてもらえると嬉しいです。

皆さんも周りのボーカリストに教えてあげてください!!

ではまた!!

“プロフィール”

太田好泰

ミュージックインストラクター、作編曲、レコーディングエンジニアから、マスタリングエンジニアまでマルチに活動。

また、電子工学の知識を生かし、エフェクターの設計、電子楽器の内部設計、修理も担当。

ボイトレトレーナーとしては、音声学、医学、心理学を駆使したレッスンで、年間1500レッスンをこなし、サウンドクリエイターとして月に数曲の作編曲、レコーディング、ミックス、マスタリングをこなす。

プロデューサーとしての依頼があった事をきっかけに、肩書きをサウンドデザイナーに変更。

現在、若い世代の育成を目指しながら音楽活動をしている。

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