ピアノコラム④キーボーディストに必要な日常の練習方法

ピアノ・キーボード関連
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こんにちは。お久しぶりです。

前回は、リズムを中心にコード伴奏の知識や技術を学んできました

しかしながら、リズムを伴った伴奏やソロパートもライブ時にはミス無く完璧に行う必要性があります。

ピアノ経験者はともかく、初心者の方に関しては曲を弾くことばかり考えてはいないでしょうか?

それは大きな間違いです。

運動と同じように準備体操や、日々のトレーニングによって演奏技術は向上していきます。

さらに、ライブにおいては日々の練習とはまた違う緊張感や、周りのセッティングや音響によって自分の音が大きく変わることも少なくありません。

そんな場合でも、基礎と現場力がつけばそういったことは減少しますし、本来のポテンシャルを十分に活かせる演奏ができるはずです。

今回は、日々のトレーニング方法や早く上達するコツを学びたいと思います。

1 ハノンは必要なのか

結論から申しますと、必要です。

ピアノやキーボードの練習は非常にルーチンワークに厳密で、

1日休むと自分の変化がわかる。

2日休むと批評家にわかる。

3日休むと聴いている人にわかる

と言われています。

要は演奏技術が落ちていくのです。

これはパデレフスキーという方の名言です。

そもそも、ハノンとは有名なピアノの教則本です。

バランスよく5指をトレーニングし余裕を持たせ、難易度の高い曲も表情豊かに演奏するのを狙いとしています。

勿論、それはキーボーディストも該当します。

左手がもつれたり、速いソロフレーズに指がついてこないことは良くある話です。

しかしながら、ハノンをただ漠然に弾いていても、効果が実感できるようになるまでかなりの時間がかかるでしょうしつまらないはずです。

通常、ピアノの世界では7~8年程度で中位と言われている程時間がかかる楽器です。

ですから、今回はハノンを効率よく練習する方法をお伝えしていこうと思います。

ハノンは5指を鍛えるトレーニングです。

筋力トレーニング等でも、段々と身体的な特徴の変化はわかってきますよね。

ハノンも一緒で、毎日続けることで上手くなっていくのが段々と実感できます。

ここで、問題になるのは、ハノンが少し出来たからといってやりたい曲に直ぐに反映されるものではないということです。

良く勘違いされている方がいますが、ハノンが弾けたら難しい曲を弾けるわけではありません。

あくまで、ハノンは難しい曲に挑む際の指の基礎をつける練習です。

まずは勘違いから正しましょう。

モチベーションの維持に不可欠なのです。

ハノンを効率よく練習する方法としては、それぞれの指の独立性を意識した練習です。

鍵盤楽器では、親指から数えて1~5と指を読むのですが、特に3、4、5に関しては人間の構造上動きが鈍い、動かない指です。

この指の強化が速い運指をするための基礎となります。

したがって、ハノンを練習する際は速いテンポで弾けるようになることよりも、ゆっくりと一本一本の指に意識を集中させ練習を行って下さい。

指の独立を促すにはこの方法が一番良いと私は思っています。

毎日数分でも構いません。

弾かない日が無ければまずは大丈夫です。

ハノンはルーチンワークです。

歯磨きと一緒な位毎日やっていれば自ずと効果は現れます。

効果が実感出来れば楽しくなりますし、実際の曲を弾いた時も指の動きが楽になっていればなお楽しいですね。

まずは、どの楽器にも言えることですが日々の練習を忘れないようにしましょう。

時間は有限ですから勿体無いですよ。

2 和音の練習

前回のコラムでも和音=コードのお話はしてきました。

今回は、具体的な和音の練習方法を学んでいきましょう。

和音練習と言っても様々ありますが、今回は基礎の転回形についてお話をしていきましょう。

転回形とは、和音の構造の順番を入れ替えたもののことを言います。

Cを例にしましょう。

ドがルートの場合、自然とドミソの順番で和音が構成されます。

これを基本形といいます。

基本形の三度。

ここでいうミをルートにして積み上げていくとミソドになります。

これを第一転回形と呼びます。

また、基本形の5度をルートとして積み上げたソシミ第二転回形と呼びます。

それぞれ、響きも違いますしニュアンスも違いますから使いどころというものがあります。

基本形以外は、ルートをベースに任せることで安定しますし、自分の左手でベースを拾っても可です。

全ての和音にこの転回形は存在し、やはり響きのニュアンスが違います。

基本形だけ覚えても覚えたとは言えません。

まずは、第二転回形までは考えなくても自然に出てくるようトレーニングを行いましょう。

まず、例をCとします。

基本形、第一転回形、第二転回形とゆっくりで構いませんので連続して弾いてみましょう。

終わったら、D、E、F~、そしてマイナーコードへ移行していきます。

やり始めるとわかると思いますが、以前のコラムから読んで頂いている方には気づきがあったかもしれません。

度数の話は覚えていますでしょうか。

実は、転回形はトライアドの度数の順番が変わっただけと気づけたのではないでしょうか。

つまり、トライアドと度数さえ覚えればわざわざ譜面にしなくても頭で考えられます。

後はいかに効率よく転回形を弾けるかだけですので、毎日の日課として取り入れて頂けたら幸いです。

3 終わりに

一つ一つのセクションが長くなってきましたね。

段々と上達している証拠でもあり、自身で考えられる力がついてきているということです。

先にも話しましたが、どの楽器も日々のルーチンをこなせなければ演奏技術が下がってしまいます。

ソロ活動であればいいというわけではありませんが、バンドは自分だけで演奏しているわけではありません。

自分の努力は絶対にバンド内で報われますから頑張って練習をつづけましょう。

次のコラムでは、ソロやメインフレーズを弾く場合に必須なスケールについてお話したいと思います。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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