ピアノコラム⑧ ソロやコードに対してのスケール。導入編④ ペンタトニックスケールとヘキサトニックスケール。

ピアノ・キーボード関連
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こんにちは。

前回は、ドミナントスケールの特性や利用方法をご紹介させて頂きました。

今回はロックといえばこのスケールと言われるほどギターには馴染み深い、ペンタトニックスケールを学んでいきましょう。

合わせてヘキサトニックスケール特殊なペンタトニックスケールも覚えていきましょう。

ギターの練習をしたことがある方であれば、ペンタトニックスケールを知らない方はあまりいないでしょう。

それ程有名で、オードソックスなスケールなのです。

しかしながら、本当は奥深く難しいスケールでもあり、それを理解しているかいないかでソロやリフのインパクトが変わってきます。

これらは、鍵盤楽器でも同様のことです。

しっかりと今回のコラムで学んでいただき実践に活かして頂ければ幸いです。

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1 ペンタトニックスケール

メジャースケールから半音の構成音を削り、全音だけを残したものをペンタトニックスケールと呼びます。

スケール・ディグリーは5つの音程のみで構成されており、Cペンタトニックスケールでは、ド、レ、ミ、ソ、ラの5つとなります。

そもそも、ペンタとは5つという意味があり、構成音もそれに準じた数字となっています。

スケールの音質としては、半音を除いたことで和声感が強くメロディもハーモニー豊かなものになりやすいです。

また、コード進行によってはペンタトニックスケールを利用し続けることが出来るため、アドリブがしやすくソロも作りやすいという利点もあります。

こういった特徴や利点を兼ね備えたペンタトニックを全音階的ペンタトニックスケールと呼びます。

ここまで聴くと万能感溢れるスケールに聞こえますが、ペンタトニックスケールにもモードのように転回、つまり旋法が存在します。

これらを駆使することでニュアンスの変化と、他の奏者との違いを出していかねばなりません。

旋法も5つ存在し、それぞれ利用箇所が異なります。

利用箇所にはテンションやドミナント7th等が関係しており、用いる場所が各々異なりますから注意が必要です。

また、ペンタトニックには当然ながらマイナースケールもあり、使用頻度も高いためご紹介します。

マイナースケールの第2音と、第6音を削ったスケールをマイナーペンタトニックと呼びます。

マイナーコードだけではなく、メジャーのドミナント7th等でも利用出来るため非常に使用頻度が高く、ギタリストに人気なスケールです。

鍵盤でもそれは同様で、ソロやアドリブ作りには欠かせないスケールとなります。

ブルージーなサウンドが手軽に出せるのも魅力で、ブルーノートスケールとほぼ変わらない配列となっています。

また、ペンタトニックには特殊なスケールもあり民族音楽的なものもいくつか存在します。

例えば、沖縄の音楽は聴いたことはあるでしょうか。

凄く独特ですよね。

あれもペンタトニックスケールの変化系です。

沖縄スケールは、メジャースケールの第2音と第6音を削ったペンタトニックスケールです。

Cを基準として考えると、ド、ミ、ファ、ソ、シの5音がスケール・ディグリーとなります。

イオニアンモードでいう第4音のファの音が特徴的で、本来コードサウンドを壊しやすい音だと説明しましたが、音が抜かれているこのスケールであればこの第4音が非常に効果的に用いることが可能です。

このスケール自体用いることが少ないとは思いますが、あの耳に残る独特なサウンドがこういった理論で生まれていることを理解すると学びになると思います。

次は平調子スケールです。

日本の民謡や童謡などに良く用いられるスケールで、マイナースケールから第4音と、第7音を削ったマイナー色が強いペンタトニックスケールです。

勿論、これらにも旋法があり、第2旋法になると岩戸スケールになります。

岩戸スケールには通常のコード進行を付けるのが難しく、モード的なアプローチが必要となります。

また、第4旋法に当たるのが中空スケールといい、これも独特な響きを持つスケールとなります。

このように、ペンタトニックスケール1つとっても様々なスケールが存在します。

一見シンプルで簡素に見えても、とても奥深いものだと理解できたはずです。

2 ヘキサトニックスケール

ヘキサトニックスケールとは6音で作られるスケールの総称で、ホールトーンスケールや、オーギュメントスケール等がそれに該当します。

先のコラムでお話したように、ホールトーンスケールは全て全音音階で作られています。

そして、オーギュメントスケールは全半、半、全半、半、全半、半と対照的な作りとなっています。

これらをシンメトリック・ヘキサトニックスケールと呼びます。

構成音に2つのオーギュメントコードが出来る特殊なスケールで、音質的にも不思議なサウンドを出すスケールです。

こういった特徴から、他のスケールと比較して情報は少なく活用が難しいスケールの1つです。

しかしながら、モードのようなアプローチをすればスケールは活かせますし、自由自在に利用することが出来れば相当なアドバンテージが期待出来ます。

終わりに

今回のコラムは前回より難しいと感じたと思います。

より、音楽的で実践に利用できるよう配慮したつもりですがどうでしたでしょうか。

大事なポイントとしては、ペンタトニックはシンプル故に難しいスケールであることが1つ。

2つ目は、音数が減ったからといって理論的には逆に難しく、更なる勉強が必要だということです。

こういったスケールを巧みに使いこなすことが出来れば、さらにプレイの幅は広がりますし個性も出てくるでしょう。

そうなれば、あなたも立派なミュージシャンとして確立できるのではないでしょうか。

次回は、ブルーノートをメインに考察していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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