みなさんこんにちは。
自分はカナダやドイツで路上でピアノを弾いて生活をしていた時がありました。
キーボードは持ち運びが大変でかつてプロのキーボーディストはみんな車を持っていたそうです。
自分はか弱い女のコではない屈強な男子ですがやはり重いものを持ち運ぶのは嫌なのでなるべく軽くて音もそこそこ良い状態で演奏するにはどうしたら良いか色々と考えたり調べていてこのスタイルが最軽量だなという事に気が付きました。
具体的な機材をあげるとキーボードはヤマハのピアジェーロシリーズとスタンドはHERCULES KS118Bとそれらを入れるケースです!
持っていくものはこの2つだけです!
まずはキーボードの方から詳しく説明していきましょう。
このキーボードにはスピーカーが付いています。つまりアンプは必要ありません。
マックスまであげると静かな場所だと聴こえますが騒がしい場所だとちょっと聴こえにくいかなというレベルです。
まあアンプで音を上げすぎると苦情にも繋がってしまいますし、このくらいの方がちょうど良いと思います。
これに合わせて歌を歌うとちょうど良いバランスになります。
アコギを弾きならしながら歌うスタイルよりはやや音量は小さいといったところでしょうか。
さらにこのキーボードは電池で動きます。
つまりバッテリーがいらないのです。家で充電してきたニッカド電池を入れておけばそれだけで音が鳴ります。
このタイプのキーボード、ヤマハの他にもありそうなので探してみたのですが他社のキーボードはこれより高性能だが重く高かったり、安いが強弱がつけれなかったりしてこのヤマハのピアジェーロシリーズしかないのです。
このピアジェーロというシリーズはNP-12とNP-32があります。違いは61か76の鍵盤の数とタッチです。
自宅にピアノがある方は試して欲しいのですがそんなに端から端まで使う事はあるでしょうか?
もし自分が路上でやりたい事がこのように端から端まで使うような事であればNP-32の方が良いでしょうがその分高くて重いです。
その辺り財布と体力と表現の豊かさのバランスを考えて決めましょう。
ケースは肩にかけるタイプの物だと安いですがやはり背負えるタイプの方が負担が全然違いますので背負えるタイプのケースをお勧めします。
自分のような屈強な男子でも何時間も肩にかけてるとだんだん辛くなってきます。
背負えるタイプにする方が多少は高いですがそれに見合った効果はあると思います。
続いてスタンドのHERCULES KS118Bですがこれは軽いのはもちろんですがなんと譜面台のように折りたためる事が出来るのです。
専門のケースを使えば肩にかけて大きめの木管楽器のような感じで持ち運べます。うまくいけばキーボードのケースにも入るかもしれません。
これは店に無ければアマゾンなどで買いましょう。
意外と知られていない便利なバッテリー
もしもっと大きな音でやりたい時はアンプやマイクも必要となってきてさらにこれを動作させるバッテリーも必要となってきます。
この時に便利なのが「UPS」と呼ばれる種類の機材です。
これは本来はデスクトップパソコンで突然停電になって電源が落ちるのを防ぐ装置です。
これがなんと普通の電気屋にありそうでなかったコンセントが刺せるバッテリーなのです。
みなさんこのようなバッテリーはないのかとずっと探している人は多いと思います。
その答えがこのUPSというタイプの商品なのです。
物によってはコンセントに挿した状態でないと電源が入らない物もあったりしますがCyberPowerのUPSだと外でボタンを押すだけで電源が入ってそのまま使えます。
自分の場合は大量に電池を充電するのが面倒なのでこれを持って路上に行ってました。
自転車移動の方が意外とラク
キーボードに限らず機材を運ぶ時は意外と電車で移動するよりも自転車を利用した方がラクな場合があります。
後ろに荷台があるタイプの自転車だとここに背負っているキーボードを載せると自転車側が背負ってくれるのでだいぶ楽になりますし、前のかごに入ればそこに入れておけば自分でもつ必要はありません。
自転車の後ろにリヤカーをくっつけて大量のエフェクター類を持ち運んでライブに行くというギタリストもいました。
以上のような路上ライブのやり方がおそらく最軽量なやり方でしょう。
うまく入ればキーボードケースを背負って両手が空いた状態で路上ライブに出かける事も出来ます。
昔からピアノを習っていた女のコにとってはギターよりもピアノの方が馴染みのある人は多いと思いますが、ピアノを持ち運ぶのは大変だと諦めていた方の悩みの解決になれば嬉しいです。
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