ドラムの上手いって何?!打数が多ければ上手いわけじゃない!
「はじめに」
「ドラム」という楽器は「ギター」や「ベース」に比べると非常に簡単な楽器ですが、それは最初だけです。
叩けるようになるのは早いですが、とにかく奥が深い楽器ですので色んな勘違いも起きやすいですね。
「グルーヴ系」のドラマー、「バックビート系」のドラマー、「アスリート系」のドラマーと色んなスタイルのドラマーがいますが、ある程度基礎が出来てきたら、自分がどうゆうドラマーになりたいか具体的な理想を持ちましょう。
世の中には色んなスタイルのドラマーがいて、どの界隈にもそこの最高峰はいると思うんです。
なので、どのスタイルを貫こうが正解ですが、決して間違ってはいけない事があります。
そこら辺を踏まえつつお話をしていきますので、是非最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
「ドラムの役割を把握する」
ドラムというのは本来
・リズムで楽曲の方向性を決める
・ビートでノリを指示する
というのが役割です。
これはとても重要で、それが無いと本当に何が何だか解らない曲になってしまう場合もありますし、試聴者側もどうノッていいか解らないですよね。
バンドの練習でドラムが欠席すると最悪だと感じる人も多いんじゃないですか?
そう、ドラムがあれば歌えるという程大切な楽器なんです。
ですが、昨今勘違いしているドラマーが沢山いるわけですよね。
別に否定はしないですが、「ドラムの役割」というものをしっかり踏まえた上で自分のスタイルを貫く場合は素晴らしいと思いますが、「とにかく力一杯シンバル叩く人」、「とにかくリズム関係なく数打つ刻み野郎」、「ビート感無視、他の演奏者無視の独走者野郎」と間違えている人が多いです。
ここ重要です!
「太鼓はしっかり鳴らす!」
「ドラム全体の音量バランスを大切にする」
「リズムやビートを疎かにしない」
「聴いている人達が気持ち良くなるビートも意識する」
この4点は絶対ですので、これらを疎かにした上での上達はきっと難しいでしょう。
「有名なドラマーを真似る前に基礎をしっかり」
憧れは誰しもきっとありますよね。凄くわかります。
でも、真似てしまうと癖まで一緒になってしまいがちです。
ですが、そのスタイルが向いている、向いていない等、人それぞれある為、オリジナルの人以上に上手くなれる可能性は本当に低いです。
その為、一番望ましいのは
基礎を固める → 好きなドラマー10選から良いところのみ吸収する
です。
僕の体験談から言うと、僕は「ドラム」を始める時「習う」と言うところから始めました。
習っていた教室は今では有名なアーティストも輩出していますね。
「音大の教授」等が教える、全国展開もしていない田舎の音楽教室でした。
僕はそこで14歳の時に「ドラム」を習い始めましたが、基礎が固まる前に「憧れ」に寄って行ってしまい、正直落ちこぼれでした。
先輩の生徒が音大を特待生として合格していたり、後輩たちもバンバン特待生で合格していましたが、僕だけが心を折ったのです。
当時僕は「向いてないだけ、ジャズとか興味ないし」と言っていましたが、今なら本当の理由がわかります。
「憧れに寄りすぎて真似ばかりしていた。その上、基礎練習を疎かにし、付いてはいけない癖が付いた。その癖や憧れへの思いから脱出出来ず心を折った。」
です。
勿論、どのレベルで自分の「ドラマー」としての力量を付けたいかと言う気持ち次第ではありますが、これだけは言っておきます。
「上手くなる事に越したことは無い」です。
「まとめ」
人は日々考え方が変わっていきますよね?
それまで本気で無かった事に突然本気になったりもする。
それが人間だと思います。誰だって未来が解らない。
今この記事を読んでいるあなたが将来、今よりドラムを上手くなりたいと思っているかもしれない。
勉強だって、好きじゃなくてもやっていましたよね。
同じです。
自分で始めた「ドラム」ですよね。
どれだけ頑張るかで自分の将来に「ドラム」がどのレベルで関わってくるか変わると思います。
何か心当たりがある方は少し意識を変えてみても良いかもしれないですね。
今回はここまで!読んでいただき本当にありがとうございました。
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