コードの件以外によるアレンジの基礎

作詞・作曲関連
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みなさんこんにちは。

自分はAK-POPというユニットでポップス系の曲の作曲からアレンジまで手がけています。

これは自分も通った道なのですがメロディーとコードを考えるまでは比較的簡単に出来るもののアレンジが最後の難関でした。

おそらく作曲家を目指しているみなさんもここが壁になっていると思います。

今回はあえてコード関係の事以外の全体的な事でアレンジの基礎をお伝えしようと思います。

楽器の最適な音域を知る

楽器にはその音が鳴るための最適な音域というのがあります。

自分の場合はクラシックから入り、使っていたソフトはオケの音を読み込んでいたサンプラーなどで曲作りをしていたので最適な音以外の音はそもそも鳴りませんでした。

なのでこのような感覚は自然に身につきました。

しかし幸か不幸か最近のソフトは際限なく出てしまうので初心者が作ってみた音を聴いてみるとその音色をそこに使うか!?という事がよくあります。

ピアノやシンセ、ストリングスなどの音はほぼどの音域でも使えるのですが特に注意しなければならないのはベースでしょうか。

これが高すぎるとスカスカした雰囲気になってしまいますし、低すぎると全然聴こえなくなってしまいます。

その割にはデータ上の音量はでかいのでミキシングの時に全体的に音圧が小さくなってしまいます。

自分の場合はE1以下(実音はE0)の音は使いません。

倍音という存在

倍音というのを皆さんはご存知でしょうか。

これはアレンジのやり方を説明する時に知っておいて欲しい事です。

倍音というのは例えばピアノで「ド」を押すとその中にその上の高さの音もうっすら含まれています。順番で言うとまず一つ上の「ド」でその次がその上の「ソ」次にまた「ド」を挟んで今度は「ミ」という順番です。

いや「ド」は「ド」だろと思うかもしれません。

しかしもしこの倍音が無いとシンプルな電子音の「ピー」というファミコンのような音になります。ピアノらしい響きというのは倍音によるものなのです。

まあ細かい事は特に知らなくていいです。

とにかくこのようなものが音楽には存在すると言う事を知っておいて下さい。

これがどうアレンジに関わってくるのかと言うとまず「C」というコードを弾く場合、構成音は「ドミソ」ですが、「ド」の音を鳴らすとそれだけで「ソ」の音は鳴っているので「ド」と「ミ」だけ鳴っていれば「C」というコードの響きは得られるわけです。

つまり「C」のコードの場合「ソ」は省略が可能なのです。

まずこれがひとつと次に重要ななのが「半音のぶつかり」と言う事です。

ピアノがある方は弾いてみたら分かると思いますが低音域の半音のぶつかりと高音域での半音のぶつかりだと音の濁り具合が全然違いますよね?

これはどういうことかという理由を説明します。

倍音というのは基準となる音から上の音が鳴るのであって下の音は鳴りません。

つまり低音域で半音でぶつかっていると、そのオクターブ上でも半音でぶつかっており、さらにそのオクターブ上でも同じ事が起きています。

つまり重厚な半音なぶつかり合いのハーモニーが形成されてしまっているのです。

そのためベースが鳴っている音域での半音のぶつかり合いは絶対にNGです。

しかしメジャーセブンのコードや「テンション」と呼ばれるコードには半音のぶつかり合いが存在します。

それは高めの位置でぶつけるようにしましょう。これを上手くコントロールするといわゆる「おしゃれな音楽」となります。

楽器の音域をバランスよく配置する

いい曲かどうかという以前にミキシング的に聴きやすい音楽というのは低音域から高音域までバランス良く配置されている音楽です。

低音域というのは先ほど出てきた「倍音」が大量に発生するので楽器はベースとキックしか鳴らさないのが普通ですが、その上に色々な楽器をバランス良く配置しておきましょう。

同じ音域で複数の楽器が鳴っているとごちゃごちゃして分からなくなります。

低音域 ベース、キック

低めの中音域 ギター、ピアノ、タム

高めの中音域 エレピ、シンセ、ブラス、スネア

高音域 クラッシュ、ハット、ベル

全音域 ストリングス、パッド


このような感じでしょうか。

この同じ音域で鳴っている楽器はなるべく違う事を演奏しましょう。

例えばギターがストロークをかき鳴らしているならピアノはアルペジオ気味に演奏するなどです。

もちろんあえてピアノも和音で弾いて重厚にするという事もありますが・・・

演奏方法は実は4種類しかない

楽器の演奏方法というのは大きく分けて4種類しかありません。

和音演奏、アルペジオ、非和声音を鳴らす、特殊効果によるサウンド変更です。

あとはこれらの組み合わせです。

和音演奏はギターで言うとストロークでジャンジャン鳴らす事です。

アルペジオは1音ずつ弾くことです。

非和声音というのは和音以外の音を弾く事です。

よくあるのは経過音と刺繍音でしょうか。

ここの扱いを巧みになるのが一番難しいかなと思います。

スケールの事も理解しなければなりません。

最後の特殊効果によるサウンド変更というのはシンセのピッチベンドやカットオフをリアルタイムにいじったりしてサウンドを変化させる事です。

ギターだと特殊なエフェクトや演奏方法によるサウンドの変化です。

これら4つを組み合わせてフレーズを作るというのが基本になります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。あえてコード進行などには触れずにアレンジの基礎をお伝えしました。

これらの事は基本中の基本です。

まずは基本を知ってから「あえての特殊」に挑んでみるようにしましょう。

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