スティックを販売しているメーカーはどのくらいあるの?世の中に溢れるスティックの数々!
「はじめに」
今回はスティックを販売しているメーカーに着目して話を進めていこうと思います。
長きに渡りその時代のニーズや、数多くのドラマーの要望が渦巻く中で研究が重ねられてきたものの一つがこのスティックですね。
フィット感、太さや長さ、重さ、肌触り、材質、ビジュアル、チップの形、重心の位置、均一性など、パっと見ただのスティックでも、その1本にはありとあらゆるアイデアが詰まっていたりするものです。
コスパとの戦いでもあると思いますし、時代は流れるのでトレンドも変わります。
それでも名スティックは沢山存在しているので、是非偏った考えを持たずに素直に色んなメーカーのスティックを握ってみてください。
という事で今回はそういう記事になります。
では参りましょう。
「メーカーの種類」
・Pearl(パール)
※1952年に株式会社に改組しパールとして発足。様々なドラム機材を作る日本のメーカー
・PROMARK(プロマーク)
※米国テキサス州に拠点を置くドラムスティックメーカー
・WINCENT(ウィンセント)
※木工の国スウェーデンの職人が作り出すスティックメーカー
・GRETSCH(グレッチ)
※1883年、Fredrich Gretschにより創業されたブルックリンのドラムとギターメーカー
・TAMA(タマ)
※星野楽器株式会社が製造販売を行う、日本のメーカー
・YAMAHA(ヤマハ)
※ピアノメーカーとしても超有名、日本が誇る世界最大の総合楽器メーカー
・Zildjian(ジルジャン)
※シンバルで超有名、400年の歴史を持つ、現在アメリカのマサチューセッツ州を本拠地としているメーカー
・LERNI(レル二)
※製造過程のすべてを国内工場で行っている日本のドラムスティックメーカー
・VIC FIRTH(ビックファース)
※1963年に交響楽団の打楽器奏者ヴィックファースによって設立。世界最大のスティックメーカー
・Los Cabos(ロスカボス)
※2005年に創業したカナダのドラムスティック・メーカー
・VATER(ベーター)
※アメリカで設立されたドラムスティックのメーカー
・CANOPUS(カノープス)
※1981年設立、打楽器やギターアンプを製造する日本のメーカー
・AHEAD(アヘッド)
※芯部分にアルミニウムを採用していて、長持ちを特徴とするアメリカのドラムメーカー
・PLAYTECH(旧ZENN)(プレイテック/旧ゼン)
※サウンドハウスが手掛ける、最大級のコストパフォーマンスメーカー
・Promuco(プロムコ)
※一度大注目を浴びましたが販売停止していたメーカー、2020年1月に再生産開始
・LP(ラテンパーカッション)
※1964年設立のドラム、パーカッションメーカーで、名前の由来通りの特色を持つ
・PLAYWOOD(プレイウッド)
※マレット、シェーカー、マラカス、カホンを取り扱うハイクオリティなパーカッションブランド
・SCHLAGWERK PERCUSSION(シュラグヴェルク パーカッション)
※1982年にドイツで設立した打楽器専門メーカー
大体こんな感じになります。
因みに、スティックケースとかを販売しているメーカー等は省いております。
純粋にスティック販売があるメーカーのみで絞っております。
初めて名前を聞くメーカーもあったのではないでしょうか。
同じドラムスティックを作っていてもメーカーの方向性によっては自分のプレイが合わないという事もあると思います。
また今回ピックアップしたメーカーには老舗や長い歴史を持つメーカーから、若いこれからのメーカーが存在しております。
質の良さと同じくらいコストとも戦わなければいけない時代ですので、日々の各メーカーの努力を感じますよね。
そうやって普段自分が使っているスティックが存在していると考えた時、少し暖かい気持ちになりますよね。
「今回紹介した中から体験談でLERNIに触れます」
私は普段WINCENTのW-5Bを愛用しているのですが、ライブ当日のある日、リハーサルのタイミングで「あ、やべー買い足し忘れた、もう長く使ってるボロボロのスティックしかねーじゃん」という状態になり、リハーサルが終わり次第楽器屋にW-5Bを買いに行ったんです。
そしたら品切れというポップを見て愕然。
急遽代打スティックが必要になったんですねー。
時間はあったのでその日のベストスティックを探し始めました。
けど握っては納得出来ず、握っては納得出来ずの繰り返しで、そんな中LERNIと出会うんですね。
鮮明に覚えているのですが、まあ愛用しているW-5Bを超える事は出来なかったのですが、LERNIのスティックを手に取った時、繊細さと肌触りの優しさを感じたんです。
重心も凄くフラットで振りやすく、ペアの組み合わせも良くピッチに違和感が無い状態で、「なんか鳴ってくれそう!!」みたいな気持ちになって、値段も良い感じだった為、その日はLERNIのスティック1セットのみでライブをしました。
スティック落としたらどうするの?!て思いますよね。笑
私本当にスティック落とす事が無いドラマーでしたので「1セットで充分!」て息込んでライブをしました。笑
LERNIのスティックを使ってみた私の感想ですが、「繊細で素直に鳴らしてくれるけど、耐久性に少し物足りなさがある」という感じでした。
「まとめ」
若いメーカーも多々あり、これからも新しいメーカーが誕生するかもしれませんよね。
きっとその新しいメーカーはこれまでの従来のメーカーに足りなかった何かや、斬新なアイデアから来る素晴らしいスティックを作ると思うんです。
これは私の個人的な意見ですが、現在もうすでに素晴らしいスティックで溢れているのに新しいものを作るというのは、そういう野心が無いと難しいと思うんです。
なので、そういう新しいメーカーが出てきたら私はしっかりチェックしようと思ってます。
まあそのチェック精神でWINCENTと出会えたわけですが。笑
以前WINCENTの愛用スティックW-5Bについて記事も書いているので是非読んでみてください。
今回はここまで!本当に読んでいただきありがとうございました。
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