まずは理解から始めよう!!
「はじめに」
はい、こんにちは。
今回は楽譜を読む上で大切なリズム解釈について書いていこうと思います。
「譜面良くわからない!」なんて結構ありますよね。
ですが、ルールさえ解れば大丈夫です。
という事で、リズムを指示する音符について説明していきたいと思います。
「音符の尺を理解しよう」
ではまず、下の図を見ていただきたいのですが、見る際に一点注意して見てみてください。
□に音符が囲まれていますよね。
1つずつ。
これは全て同じ尺を意味しています。
では見ていきましょう。
一番上にある、全音符の尺は2分音符2つ分だよという事。
4分音符4つ分だよという事です。
これは分かりますよね。
そうです、倍になっていくのです。
付点のついた音符もどこまでの尺なのか□を見れば分かりますね。(付点音符は尺が1.5倍になるということです)
※これらは休符の時も全く同じです。(休符は後に触れていきます)
譜面が本当に苦手な方はもうこの時点で「??」となっている可能性もありますが、難しく考えないでください。
完全に「??」となっている方は、上の図の音符たちを「手拍子マーク」だと思ってください。
そうするとなんかわかった気がしませんか?
例)
A君、B君の2人で手拍子するとしましょう。
・A君が4分で手拍子します「1・2・3・4・」を繰り返す。
それと同時に
・B君は2分で手拍子します「1・・・2・・・」を繰り返す。
これが4分と2分の関係性すね。
全音符の場合はその間最初の1回だけ手拍子するっていうことですね。
これが理解出来れば、8分や16分を解って来たんじゃないでしょうか。
例では2人登場しましたが、1人でやることも可能です。
どうやってやるのか。
それは誰でもスマホを持っていれば簡単ですね。
「メトロノーム」でございます。
今の時代アプリで沢山メトロノームがあるので、それを使いましょう。
メトロノームで鳴っている「ピ・ピ・ピ・ピ」を4分音符と考えれば人の手拍子を借りずとも確認は可能ですよね。
「尺を理解したら構築しよう」
この□を今回、話を分かりやすくする為「ブロック」として話していこうと思います。
このブロックを色んな形と組み合わせる事で、自分がこの事について理解しているかわかるようになります。(以下表例)
上の図にある、リズム例の3つは私が独自に作っておりますが、こうやって頭に浮かんだリズムをブロックを使って譜面として形にしてみるという事ですね。
※赤線は全音符尺と4分音符尺です
これを何度もやってみましょう。
理解できていない部分はどうしても音符がはみ出てしまったり、音符が足りないという現象が起きます。
それはどうしてなのか、考えて考えて、自分で答えを出すことが大切です。
こう言ったブロックを使うと間違えもすぐに分かり、「間違い→訂正→理解」までが早く即効性もあるので私としてはお勧めですね。
別に本物のブロックを使う必要もありません。
印刷した紙とかをハサミで切って使うのもありですね。
そんなもので良いと思います。
別に立派な物を買ったからと言って理解が早くなるわけでもないのでね。
「リズム譜は凄い」
因みにこうやって、リズムを自分で理解し構築していくと面白いですね。
何が面白いのか。
ルールからはみ出る事がないんです。
決まっているルールがあり、時には逸脱しても良いじゃないかと思うのですが逸脱する事も難しいんですよね。
※「ルールを逸脱する」と「適当にフリーでやる」は違う解釈になります。
例えばどんなに微妙な位置にでも音符は置く事が出来るんです。
上の図に載っているのは32分音符までですが64分音符もあれば、作ろうと思えば128分音符だって作れてしまう。
全音符という尺、4分音符という尺はテンポにもよりますが、とにかく短いです。
あっという間というか・・・
ですが、もし仮に128分音符を使ったら4分音符の中に32個の音が鳴る事になります。
同時ではなく等間隔に。
狭く短い空間で沢山の音が鳴ります。
数字で見ていくと何か空間が広がっていく気がしますよね。
私はその感覚が好きでドラムを叩く際(※私ドラマーです)、凄く打数が多かったです。笑
という事で続きは②へ行きたいと思います。
次回は休符が登場します。
続く→
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