正確なピッチで歌う為に

ボーカル関連
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こんにちは!

サウンドデザイナーの太田です!

突然ですが自分の歌の音程はいいですか?

なかなか良いです!と自信を持って言える方は少ないと思います。

近頃は、ピッチ補正が当たり前になって来ていて、値段も手頃で、アマチュアでも簡単に補正出来るソフトや、ハードなどが各社から出ています。

しかし、その弊害と言いますか、ピッチが悪くても後で直せばいいと考えている方もいたりして、気軽に「ピッチ直しておいて下さい。」と言われる事がとても多くなりました。

私の考えが古いのがも知れませんが、”ピッチ補正は本当に歌が上手い人の為の物“だと考えています。

ですので、ピッチをある程度取れるのは基本だと考えています。

・まずは聞く

ここが難しいんですが、ちゃんと音程を聞けていますか?

どこまで細かく聞くかにもよるのですが、ピッチをどれだけ聞けるかと言うと、ほとんど聞けていないと言ってもいいのではないでしょうか。

私は、職業病なんだと自覚していますが、例えば、90年代以前の音楽を聴くと基本的にピッチはズレていると感じます。

生楽器は基本的にズレているのが当たり前なので常に気になりますが、そこに歌が乗って気持ち良いと感じる様に歌う際は、バック演奏のズレに対応出来る能力が必要だと考えています。

その為にも、普段から集中して音楽を聴く様に気をつけてもらいたいと思います。

・自分で判断する

コレも難しいです。

歌っている最中は特にですが、ピッチをしっかり聴きながら、判断するのは至難の業だと思います。

他にも考えないといけない事が沢山ありますし。

ですので、まずは録音して、しっかりと自分の癖を掴み、それに対応する様な練習をするべきであり、また、最終的には他の事に重きを置いていても、ピッチは自然と合う、又はコントロール出来る様になる必要があります。

ピッチは合ってて当たり前、と言う状態になるまでは、何度も繰り返し聞いて、自分の状態がどうなのかを知っておいて下さい。

・アーティストの声(メロディー)を聞かない

私のボーカルの生徒さんで、よくあるパターンなのですが、音源に合わせて一緒に歌う際に、”アーティストの声を聴きながら歌う“、または、”レコーディングやカラオケでガイドメロディーを聴きながら歌う“という状況を耳にします。

コレ、実はよくないです。

ガイドがないと歌えないと言うのは、メロディーを覚えていないか、音感が正確ではないかのどちらかになると言えます。

さらに、メロディーを聴きながら歌うと、メロディーをしっかり聴きたいが為に、少しずらして歌う様になり、その癖が付いてしまいます。

本来なら、同じ音程の音を出すと、マスキングと言う現象が起きます。

マスキングとは、同じ周波数帯の音が同時に鳴った時、片方(音量の小さい方)が聞こえなくなる現象です。

ガイドメロディーは音量が小さい事が多いので、しっかり聴く為には、音程をズラすか、音量を下げるしか無くなります。

・マスキング効果を利用した練習方法

では、マスキングを利用してしまおう!と言うのがこの方法です。

やり方としては、ガイドメロディー等の入っている音源(カラオケ)等で、自分の声をガイドメロディーより少しだけ大きく設定して歌ってみましょう。

それでもガイドメロディーがしっかり聞こえているのであれば、おそらくピッチがズレています。

低音域では、少し高くなり、高音域では少し低くなる事が多いと思います。

この様な練習は、ボーカルの入っている音源でも可能ですが、ボーカルのピッチがいい音源を選びましょう!

最後に

ここまで書いて置いてなんですが、音楽はピッチが全てではありません。

今は少ないですが、アナログテープで録音していた時代は、テープの特性上ピッチはズレますが、気持ちよく聞こえます。

ヴァンヘイレンのJUMP等、ピッチの不安定さがカッコいい場合もあるぐらいです。

音楽において、アーティキュレーションの方が重要視される場合もありますし、ピッチをワザとズラす方法を用いる事もあります。

とは言え、正確に歌えるに越した事は無いと思いますので、コントロールする技術も有れば最高です。

そのためにも、”しっかり聴く“と言う事を、日頃から意識してみて下さい!

ではまたお会いしましょう!

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