【ハイトーンボイスとは?】
ハイトーンボイスとは、高音域の声が濁りなく出せることです。
域と一緒に声が抜けていくイメージで、この発声方法では低音ボイスが出しづらくなります。(諸刃の剣といったところでしょうか。)
より地声に近い声なので、裏声のようにか細くなったりひっくり返ることが少ないです。
地声のように芯のある力強い高音を出すのに、最適な発声技術です。
ハイトーンボイスを習得する為に練習をするうえで、いくつか気をつける点があります。
次で注意点について述べていきます。
【ハイトーンボイス習得にあたっての注意点】
※喉を痛めない練習方法を取る
ハイトーンボイスを習得したいがために、練習しすぎたり力みすぎる人がいますが、やりすぎ厳禁です!!
喉に違和感があったり、声がかすれたりしたら喉をしっかりと休めてください。
下手をすると声帯に傷がつきクリアな声が出なくなったり、最悪の場合ポリープが出来たりします。
高音域は無理に出そうとせず、ゆっくりじっくり練習を積み重ねることが大切です。
※偏った練習を行わない
高音域のみ・低音域のみ等の偏った練習は絶対行わないでください。
偏った癖がついてしまい、自身の音域を狭めてしまうことになります。
以上を踏まえた上で、効果的な練習方法を紹介します。
自宅で出来るので、おすすめです。
【練習方法】
1.リップロール練習法
リップロール練習法は、特に男性が効果を実感しやすい練習法です。
声変わりの時に声帯の使い方が厚く、重くなってしまう傾向があります。
練習方法は以下の通りです。
1. 唇を閉じた状態で少し突き出します。強めの行きで強く「ぷるる」と振動させます。
※①が長く維持出来ない人はほっぺを両手で軽く押さえ、少し持ち上げた状態を作ってみましょう。力を入れすぎないのがコツです。
2. ①を長くキープ出来るように練習してみましょう。
息だけの上程で10秒→音程をつけて10秒で出来るようになればOKです。
この時の音程に決まりはないので、出しやすい音域から始めてみましょう。
→最終的な目標は「1曲通してリップロールをキープ出来るようになること」です。
最初は音節を区切りながらでも◎です。徐々に滑らかに繋げて歌えるようにしましょう。
※曲中で、地声で歌う部分は地声・裏声で歌う部分を裏声でリップロールするのがポイントです。
2.タピオカストロー練習法
タピオカストロー練習法とは、タピオカミルクティー等で使用されている極太ストローを使った発声練習法です。
用意するものが少なく、大きな音が出ないのでお手軽に出来るのが強みです。
費用対効果も大きいので、是非試していただきたいです!
~必要なもの~
必要なものは2個です。
・500mlペットボトル1本
・極太ストロー(直径10~12mm。百円ショップでも購入可能)
練習方法は以下の通りです。
1. ペットボトルに7割くらいの水を入れる
2. ストローを水面から2~3㎝くらい入れる
3. ストローを咥えてぶくぶくさせながら、好きな曲を1曲歌う
※歌う曲は高音域で歌いづらい曲が望ましいです。
→この練習を行った後に歌うと、いつもより声が楽に出ます。
水圧で息を吐く量が調節された状態で1曲歌うので、ちょうどよいウォーミングアップになるからです。
リップロール練習法と比べて、この方法は上手い下手が出にくいので万人向けなのがよいところです。
おわりに
今回は、自宅で出来るハイトーンボイス練習法について紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
どちらも非常に手軽で効果的なトレーニングです。
日常の習慣化も楽なので、取り入れてみてはいかがでしょうか?
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