短い曲の美学

作詞・作曲関連
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え、2分半しかないの?!ギュッとタイトに詰め込まれた短い曲を解説!

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「はじめに」

曲を作り始めると、最初はオーソドックスな構成で曲を作り始めますよね?

例えば

イントロ → Aメロ → Bメロ → サビ → イントロ → Aメロ → Bメロ → サビ → 間奏 → 大サビ

と言った形でしょうか。

ですが、テンポによっても変わりますし、各セクションでの拍数によっても変わりますが、曲の秒数は基本的に4分前後が主流でしょう。

凝れば凝る程長くなってしまいがちでもありますよね。

だって、

「ギターソロ16章節入れたい」とか、

「もっと言いたい事を歌詞に入れたいからCメロもほしい」とか、

「楽器隊の掛け合いソロ回し入れたらどうだろう」とか、

「落ちサビでボーカルのみのアカペラもあり」とか

「キメがバチバチにあるセクションほしくない?」

とかまだまだ沢山ありますが、「プラスをする」という方向に考えが言ってしまうというのは自然な事なんです。

でも長ければ良いってことではないと思うんです。

なので、今回は短い曲を作ってみようというお話です。

短い曲を作るのは難しいんですよ。笑

では、話を進めていきましょう。

「短い曲のどこが難しい?」

はい、来ました!いきなり一番重要なポイント部分!

まず楽曲を作る上で、聴き手に対して投げかけたい内容を詰め込むと思うんです。

それってどうしても詳細まで伝えたくなる物なので歌詞も長くなりますし、ソロとかも世界感をもっと知ってほしいから長く魅せる的な方向に向かうんです。

けど、それをやった結果大切な「中身」はどうなってますでしょう?

いらない部分結構ありません?

そう短い曲というのは、短い時間で聴き手に対して伝えたい内容を詳細まで投げかけるということです。

これってここまでだけで難しさが伝わりませんか?

どれだけ引き算した上で足し算するか、その足し算は秒数を伸ばす以外にはないのだろうか、歌詞も無駄なところはないか、同じ事2回言ってはいないか等、模索と研究の中で短い曲は完成します。

「短い曲のどこに美学がある?」

短い曲には「もっと聴きたい」と思わせる魅力があります。

これを思わせるには条件がありますが、先ほど話したようにしっかり伝えたい事がギュッと詰まっている場合ですね。

なので、「短い曲?じゃあワンコーラスで終われば1分半くらいじゃん」という、なんかバカな(すいません)発想をする方もいますが、そうじゃダメなんですよね。

また、曲作りのレベル上げにも繋がります。

中身の濃い曲を作れるようになっていきます。

「それが出来るようになった上で、あえて長い曲書いてみて」

これまで行った内容を理解すると、各セクションの使い方やリフの入れ方がめちゃくちゃ変わってきます。

あえて音が全然無い部分からの総攻撃みたいなストーリーのように起承転結、静と動の使い方も上手くなります。

その上で長い曲を書いてみるんです。

それまでただ足し算をしていた長い曲とは全然違う仕上がりになるでしょう。

いや!!なります!!

要点だけをしっかりまとめられる人はそれを長く書けと言われても要点をしっかり軸に文章かけると思うんですよね。

それと近い発想です。

僕は一時期その発想から2分の曲とかを書いていました。

ライブで凄く人気ありましたね。当時その曲は。

ですが、逆に中々長い曲が書けないというブランクに陥りましして、抜け出すのに少し時間かかりましたが、今では短い曲から長い曲まで同じ密量でかけていると思います。

「終わりに」

どうだったでしょうか。短い曲の美学。

これはほんの一部ですが、実際試してみてください。

他にもメリットや美学と思える瞬間がやってきます。

因みにこれは先輩に教わった事を実際自分で試してみた事です。

その先輩は今では有名なメジャーバンドをやっているのでちょっと信憑性ありますよね。

是非曲を作る上で参考にしてもらえたら嬉しいです。

今回も読んでいただき本当にありがとうございました。

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