バンドを組んでいると、スタジオやレコーディング等、メンバー同士顔を合わせる機会が増えますが、「皆の予定を合わせる」事が結構難しいのです。
3ピースのバンドならともかく、大所帯のスカバンドや5人のバンドになると、全員が顔を合わせられない事もあります。
予定が合わず、徐々に自然消滅…とならないよう、今回は練習や顔合わせを継続して続ける方法を考えましょう。
【集まる頻度を最初に話し合おう】
貴方は今どういう状況でバンドを組んでいるでしょうか?
学生、社会人になったばかり、結婚や子どもがいる等、立場により集まれる頻度も異なります。
仕事も休みが不定期な人、夜勤がある人では、集まれる時間帯も変わってきますね。
貴方のバンドがプロを目指すなら練習は週1回では足りないでしょうし、趣味や息抜きとして時々集まる事を目的としているなら、月に1回でも良いでしょう。
問題はメンバーの仲で温度差がある事です。
バンドを組む前に目指す方向性と、集まれる頻度や時間帯等を話し合っておきましょう。
その後、LINEのグループを作りましょう。
メンバー同士のコミュニティはバンドを組む上で必須です。
その日の反省点や、次回の練習日をLINEに記載しておく事で、忘れずに情報を残しておく事が出来ます。
言った言わないを回避しましょう。
【スタジオの帰りに次回の練習日を決めよう】
見出しの通りです。
スタジオの終わりにその日の反省会を必ず設け、次回までの課題を見つけます。
帰宅前に、次回の練習日を決めてしまいましょう。
もし毎週〇曜日〇時から必ず集まると決めているなら、その必要はありません。
帰宅してからだと、連絡がつかないメンバーが出てくるかもしれません。
やっと予定日が決まっても、スタジオが埋まっていたら、また予定を考え直さないといけません。
当日に決めてしまえばスタジオを押さえる事は容易です。
メンバーの中には、仕事や育児が忙しい人もいるかもしれません。
スタジオ候補があるなら、一番忙しいメンバーの家から近いスタジオを選びましょう。
※その場で練習が決められなかった場合
LINEの日程調整機能が便利です。
使い方は公式サイトにも書いてあります。
バンドグループのメッセージの+をタップすると日程調整の項目が出てきます。
後は新規イベント名を決め、候補日を選んでいくだけです。
詳しくは” LINE 日程調整 ”と検索してみましょう。
他にもGoogleカレンダー等もありますし、これについては各バンドの好みです。
とりあえずスケジュールの媒体自体は練習の他にもレコーディングやライブの予定を書き込むのに便利なので、何かしらのツールは活用したいですね。
【ライブやレコーディングの予定に合わせてスケジュールを組む】
例えば貴方のバンドが週に1回を目安に集まると決めたとしても、ライブやレコーディングに不安がある場合、集まる頻度を増やしたいと思うかもしれません。
急に頻度を増やすのは大変な場合もあるので、バンドにとって重要なイベントは1カ月以上先に標準を合わせましょう。
・ライブが1カ月後にあり、前日に通し練習を行う事を決めたとします。
そこから逆算して曲が完成するには、何回スタジオに入る必要があるかを考えましょう。
もし1週間に1回のペースで間に合わない場合は、どこかで1週間に2回入る日を設ける事があると判断出来るので、ライブも安心して望めますね。
・レコーディングは各パートが全員集まる必要がなく、別録りという方法もあります。
ドラムの録音が終われば、その音源を他のパートに渡す事で、次回ドラムは必ずしも集まる必要はありません。
完成した作品が皆の頭の中にあるなら、音源自体はメンバーが全員集まらなくても完成させる事が出来ます。
【メンバーが全員集まらない時は】
メンバーが忙しい、急な予定が入る等して、全員が集まれない事もあります。
その時は残ったメンバーで出来る練習をしましょう。
例えばギターが不在で、ドラムとベースが集まった場合は、リズム隊の練習が出来ますね。
バスドラとベースの位置が合っているか、エイトビートとルート弾きだけでグルーヴを出せるか等、出来る事は沢山あります。
ドラムが不在の場合は、ギターとベースでストロークを合わせる練習が出来ます。
割とストロークが合っていない事もあるので、刻みを合わせる等の確認が出来ます。
他にもコーラスをがっつりと行う等の練習も出来ますね。
スタジオはお金を払ってはいる場所なので、有効に活用していきましょう。
【ミーティングは全員が集まらなくても行える】
スタジオに入る事が出来ない場合でも、今後の練習や、曲のアレンジ等を話し合いたい時もあるでしょう。
特定のメンバーだけで話し合うと、アレンジの際の意識のズレ等が生まれてしまいます。
全員会う必要があるかというとそうでもなく、SkypeやLINEの同時通話でも可能です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
同じメンバーでバンドを続けていくには、案外練習や顔合わせを継続する事が大変です。
逆に言うと、継続的に集まる事が出来るなら、バンドは長続きします。
皆さんも色んなアイデアでメンバー同士での連携を深めていき、良いライブや音源を制作していきましょう。
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