野外ライブの注意点

ライブ関連
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貴方のバンドは野外でライブをした事はありますか?

ライブハウスとはまた違った良さがありますが、野外だからこその注意点もあります。

今回は野外ライブでの音作りや、注意点についての記事になります。

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【野外ライブをする機会】

普段はライブハウスでライブをする事が多いでしょうが、探してみれば野外ライブのイベントは割とあります。

野外フェスでは地元の有力なバンドが小さいステージに出演する事もあります。

他には地元のお祭り等の野外イベントや、学生ならオープンキャンパス等の呼び込み、文化祭等のイベントでしょうか。

野外ライブは開放感のある場所でライブをするので、視界も良好です。

バンドメンバーとの掛け合いもやりやすいですし、お客さんの様子もすぐに見渡す事が出来るので、ライブハウスよりも良い一体感が生まれるかもしれません。

野外フェスの参加だと、自分達の楽曲を堂々と演奏すれば良いですが、地元のお祭りや文化祭ライブだと、不特定多数のお客さんに観てもらう事になるので、お客さんの心を掴みやすいカバー曲もリストに加えとくと良いかもしれません。

【野外ライブの音作り】

野外ライブも、ライブハウス同様にPAの協力が不可欠になります。

・機材運び

ライブハウスでライブをする際は、ドラムセットは組み立てられている事が殆どですが、野外イベントの場合は、重たいバスドラムから、沢山のシンバルの組み立て等、全てを行う必要があります。

しっかりしたイベントなら、組み立てはスタッフが行ってくれますが、小さなイベンドだと、自分達でする場合もあるでしょう。

その場合はベースアンプ等の各機材の他、マイク等も用意する必要がありますね。

自分達で機材を搬入する場合は、後から「ドラムの留め具がない」等の部品を紛失しないように、機材リストを用意しとくと良いですね。

後は怪我や不意のトラブルの為に手袋や工具等も用意しておきましょう。

・ドラムの音作り

ドラムは打楽器である為、叩いた音がそのままお客さんに伝わります。

ライブハウス等の比較的狭い場所なら、必ず音の反響があり、音がハコの中で響きます

野外だと反響する壁がないので、生音だと50m程しか届きません。

小さい公園くらいのステージならそれで充分ですが、バスドラ等の低音は聴こえにくくなります。

PAがいるなら、バスドラやタム等の低音のパートにマイクを立てて、音を拾う事で対処します。

シンバル等の高音はしっかりと聴こえるので、あまり違和感はありません。

自分達で対応出来る部分としては、ドラムのチューニングをやや高めに設定するという方法ですね。

高音成分が多くなるので、遠くまで音を伝えることが出来ます。

・ギター、ベースの音作り

弦楽器もドラム同様に低音は遠くにいる人には、不鮮明に聴こえる事が多いです。

その為、音作りとしては、低音のローをカットして、芯のある音作りを心がけると良いですね。

バンドの音作りや、ギタリストの好き嫌いもあるので、一概にどれが正解かは断言出来ませんが…。

野外ライブだと、普段のライブと状況も全然違います。

ライブハウスなら、20~30分程のリハがあって、中音や外音の確認も出来るでしょう。

しかし野外ライブだと設営の関係もあり、じっくりとリハーサルが出来る事はほとんどありません。

PAがいたとしても、サウンドチェック程度で終了する場合もあります。

フェス等の大型なイベントでない限りは、音に自信をもってライブが出来る事はほとんどないと思います。

ライブそのものを楽しむ事を優先しましょう。

【野外ライブで注意する事】

・雨や風に注意する

基本的に野外ライブではテント等があり、雨に直接当たらないようになっていると思います。

それでも楽器やスピーカー、アンプ等は濡れないように心掛けないといけません

演奏はステージの中で行い、撤収の際も、ハードケース等で雨対策をしてから運ぶようにしましょう。

特にキーボードやシンセを使う場合は、本体そのものが電子機器なので、濡れると故障するリスクが弦楽器に比べるとかなり高いです。

雨が降りそうな場合は、演奏中もキーボードそのものにシートをかける等して、防水対策をしましょう。

風が強い事も大変です。

室内のライブでは風の中で演奏をする機会はほとんどなく、手元が狂うかもしれません。

またそよ風程度の風でも、アンプの音に影響を与える為、風避けを設ける等の工夫が必要です。

数日前から天気予報をチェックしておきましょう。

・高温、直射日光に気を付ける

野外ライブだと普段のライブ以上に体力を消耗します。

特にドラムはとんでもない事になります。

水分は普段ライブ以上に用意しましょう。

また、気温が高すぎるとアンプの真空管にダメージが出ます。

直射日光も危険です。

機材の温度が高くなりすぎないよう、アンプの後ろにファン等をおき、調整が必要です。

おわりに

いかがでしょうか。

野外ライブは普段と違う環境で行うので、大変な事もありますが、良い体験になると思います。

これから野外ライブの予定があるバンドはぜひ参考にしてもらえたらと思います。

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