・レスポールの購入を検討しているので、おすすめの点、デメリットな点を知りたい!
・レスポールを使っていて、肩こりや、ハイポジションの弾きづらさに悩んでいる。
このような方に向けて、実際にレスポールを愛用している私が使っている中で感じることや、デメリットな点をリカバリーする方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
レスポールならではの魅力
私が思うレスポールの一番の魅力はやはり、甘く太い音色です。
美しいクリーンはもちろん、ハードロックにピッタリな、ヘヴィーな歪んだサウンドもとても魅力的です。
この独特な音色は、レスポールの形でなければ出せないそうです。
レスポールを愛用する著名なギタリストはたくさんいて、例えばゲイリー・ムーア、ニール・ショーン、松本孝弘さんなどです。
どのギタリストも、伸びのある素晴らしい音を奏でていますよね!
レスポールの音色がピンとこない方は、上に挙げたギタリストの演奏を聴いてみると、大まかなイメージがつかめると思います。
また、重量が重いのが特徴です。
これは、メリットでもありデメリットでもあるので、後ほど紹介していきます。
メリット
1.立って弾く際の安定感がバツグン
ボディが重いため、ネックが下がってきません。
これにより、左手で運指をしながらネックを支えるというストレスが減り、余分な力が入らず、弾きやすくなります。
2.チョーキングがしやすい
ストラトに比べ、ネックが短いため、チョーキングが楽にできます。
私は以前ストラトを使っていたのですが、握力が低く、手首も弱いため、チョーキングが連続すると大変でした。
ストラトからレスポールに初めて持ち替えた時、チョーキングがしやすくて感動したことを覚えています。
私のような方や、チョーキングを多用する泣きのギターを弾きたい方には、レスポールをぜひおすすめします。
3.ピックアップの切り替えがしやすい
上の写真のように、セレクターがピッキング動作の延長線上にあるので、曲中でピックアップの素早い切り替えが可能です。
ピックアップを切り替えることにより、音のニュアンスが変化するので、繊細な表現をすることができます。
デメリットと解決方法
1.とにかく重い
レスポールの特徴である重さは、メリットでもあるのですが、デメリットでもあります。
まず、持ち運びが大変です。
力持ちの方や、車で持ち運ぶ場合はいいのですが、体力のない方や女性は特に大変です。
私は、レスポールを持って徒歩で移動すると、いつも肩こりや筋肉痛になってしまいます。
この負担を和らげるためには、背負うことができるリュックタイプのケースを使うのがおすすめです。
片手で持つタイプより、手首や肩に負担が少なく、疲労を軽減することができると感じています。
立って演奏する際の肩こりがひどいです。
重さゆえに、レスポール使いは腰痛や肩こりが多いと言われています。
レスポールを愛する以上、仕方がないのですが、ストラップ選びに気を使うことで、肩こりを軽減することができます。
具体的には、幅が広めで、スウェードなどのやわらかい素材でできたストラップがおすすめです。
肩にかかる圧力が分散され、負担が減ります。
2.ハイポジションが弾きにくい
ダブルカッタウェイのギターに比べて、ハイポジションが弾きにくいです。
これは、座って弾く場合に特に顕著で、立って弾くと少し弾きやすくなります。
この悩みについて、ギターにくわしい、B’zファンの方にきいた話があるので、ご紹介します。
B’zのギタリスト、松本孝弘さんといえば、レスポールを弾く姿がおなじみですが、初期の頃は、ストラトタイプのギターを使っていました。
そのため、その頃のフレーズは、ハイポジションを目一杯使ったものが多いそうです。
やがてレスポールをメインで使うようになると、ギリギリなハイポジションはあまり使わなくなったそうです。
ですが、どの頃のフレーズもとても素敵ですよね!
このことから、楽器の個性にあわせて、プレイを柔軟に変化させることも重要なスキルだとわかります。
私は、好きな曲をレスポールでコピーしていて弾きにくいポジションのフレーズが出てきた場合、別のポジションで弾いたり、そのフレーズを曲のキーやスケールに合わせてアレンジして弾いたりしています。
そうすることで、演奏がコピーからカバーへと進化します。
ハイポジションが弾きにくいという悩みを解決し、上達につながる練習方法にもなるので、完コピにこだわらないというのもおすすめです。
〈まとめ〉
デメリットも正直にご紹介しましたが、それをはるかに上回る魅力がつまったギターです。
私なりの解決方法もご紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。
名だたるスーパーギタリストに愛されているレスポールは、特に、ブルースやロック、ハードロックなどを弾きたい方にぜひおすすめです。
ぜひ一度、手に取ってみてください。レスポールの魅力にハマること間違いなしです!
コメント