「バンドで食えるようになるためには上京しなくちゃ!」
こんな風に思ってる人たちは、時代に取り残された人たちかもしれません。
2000年代初頭までは、上京してプロを目指す風潮は確かにありました。
しかし、それは一昔前の話です。
⚫現在のバンドが上京しなくてもいい理由とは?
現在のバンドは、以下の理由で、上京しなくても良い音楽活動ができると考えられます。
・地方在住のメジャーアーティストも多い
まず最初に挙げられるのは、地方在住のアーティストも多いということです。
楽曲制作はパソコンを使って自宅でやって、レコーディングや取材がある時だけ東京に来る…というスタイルで活動しているメジャーアーティストが増えています。
上京しないとプロになれないのであれば、こういう人たちは成り立たないってことになります。
でも成り立っているのですから、必ずしも東京にいなくちゃいけない時代ではないのです。
・ネット活動でデビューできる
一昔前のデビュー方法は、ライブハウスに出演して業界に見つけてもらうのが定番でした。
しかし、現代はネットの活動だけでメジャーデビューまでこぎつけるケースも増えています。
例えば、米津玄師さんはニコニコ動画で「ハチ」名義でアップしていたオリジナル曲が評判となり、デビューまでこぎつけました。
「ぼくのりりっくのぼうよみ」も動画サイトに投稿していた音源がきっかけでデビューした人物のひとりです。
音楽業界人もネットシーンに目を光らせていますから、上京しなくても声がかかる可能性は否定できません。
・デビューしなくてもネットで食える
メジャーデビューしなくても、音楽で食べていける時代であることを忘れてはなりません。
YouTubeで音楽活動をしている
・レペゼン地球
・まふまふ
などは、メジャーアーティストじゃないのに数千人、数万人のキャパでライブをしています。
かつては考えられないことですが、現在はこれが実現できてしまうのだから凄いです!
メジャーデビューして業界人からあれやこれや言われてストレスを貯めるより、ネットで自由に音楽をやって生活できたほうが幸せかも?
・そもそも地方からメジャーデビューした人は多い
地方で活動していてメジャーデビューまでこじつけたバンドはたくさんいます。
これは今に始まったことではなく、大昔から言えることです。
例えば、以下のようなバンドが挙げられます。
・シャ乱Q
・JanneDaArc
・ポルノグラフィティ
・黒夢
これらのバンドは、地方活動で注目を浴びてから東京に来ました。
だから、そもそも上京しなくちゃいけないわけではありません。
ここまで色々話しておいて「そもそも論」でなんなのですが、これが現実です。
上京するというのは、
・音楽活動に反対する親元を離れたい
・東京で頑張ってる自分カッコいい
・都会に憧れている
などの側面が強いのではないかと思います。
実際、私が過去に遭遇したバンドでも、このような理由で上京している人達が多かったです。
⚫まとめ
現在はインターネットの配信ライブもありますから、東京に来ないと良いライブができない時代ではありません。
そもそも、自宅で音楽を作ってネットに上げている人にとっては、ライブ自体が必要ないとも言えます。
デモテープオーディションもありますし、地方オーディションも頻繁に開かれているので、それらを利用すれば上京する必要はありません。
むしろ上京したほうがデメリットかも?だって考えてみてもください。
・東京での生活費
・音を出せる住宅環境
・慣れない土地での仕事
etc。
これらを考えると、地方にいた方が音楽がしやすいかもしれませんよ。
東京にいた方がチャンスが多い時代ではないのですから、「上京しなくちゃ!」と焦っているバンドマンは、もう少し地方にいてもいいかもしれません。
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