せっかく始めたバンドが空中分解。よく聞く話ですね。
今回はバンドの解散を避けるための秘訣をご紹介します。
1、目的意識を共有する
もし、あなたがかなりの腕前の持ち主で、しかもプロ志向の演奏家だとしましょう。
でも、一緒にやっているバンドメンバーはそこまでの意識はなく、ちょっと女の子にモテたいぐらいの動機でバンドをやっており、あなたはイライラしているとします。
そこで同様にプロ志向でありながらもメンバーに不満を持っている別バンドの誰かさんと意気投合してしまったら、新バンド結成となるのは当然の流れです。
バンドを始める時に、目指すのものは何か、話し合っておく必要があります。
もし、共通の目的意識がないとしたら同じバンドを続けていくのは難しいでしょう。
2、とにかく腕を上げる
バンドというものは、メンバーの中での演奏レベルが一番低い人に合わせることになります。
高い人は低い人に合わせることができますが、低い人は高い人に合わせることはできないからです。
メンバーの誰かが低いレベルに甘んじていると、それはバンド全体の足を引っ張ることになり、「こんなバンドやってられるか!」と解散していくこともあり得ます。
ですから、ひたすら練習しましょう。
自分の基礎練習、曲の練習、徹底的にしましょう。
合わせる時、「まだ覚えてないの?」と言われないようにすべきです。
3、天才を受け入れる
傑出した才能を持つ天才があなたのバンドにいるなら、彼を失わないように努力しましょう。
大体の場合、天才というのは時間にルーズだったり、簡単に約束を忘れたり、人間関係を円滑に進めることに無頓着だったりするものです。
でも、もしあなたが成功したいなら、天才君のだらしなさには目をつぶり、彼との活動を続けられるように踏ん張りましょう。
彼は必ずあなたの演奏を引き上げてくれるでしょうし、本当に成功したいなら、仲良しの凡人が集まるより、一人の天才に引っ張られる危ういバンドの方がより可能性があります。
ただ、天才というのは簡単に人を切り捨てたりするものですから、末永く一緒に続けることができるよう、あなたも腕を磨くことに腐心し続ける必要があるでしょう。
過去の天才達も、その才能を理解し、人間的な欠点を受け入れてくれる参謀役のようなメンバーやプロデューサーによって世の中に受け入れられてきたのです。
4、約束は守る
これは人間関係の基本ですが、バンドはかなり約束事が多いコミュニティといえます。
一つの曲の中にもたくさんの約束事がありますし、練習の時間、その練習までにそれぞれがしておく事、覚えておくべき事があります。
また、お金の問題があります。
練習のためにスタジオを借りるお金、ライヴをするならその費用、チケットをどう売るか、練習やライヴの後の食事のお金などなど。
どこかの飲食店にアルバイトで雇われているより、はるかにたくさんの責任がそれぞれに課せられているのです。
当然、怠け者への目は厳しくなります。
確かにバンドの目的は素敵な音楽を奏でることですが、「大切なのは音楽だ」と豪語してもそれが些細な約束違反の積み重ねを帳消しにしてくれるわけではありません。
あなたがバンドの中心となる天才でもない限り、メンバーはあなたと共に演奏する事に嫌気がさし始めるでしょう。
5、違いを楽しんでみる
ジャズ志向の人とヘヴィメタル志向の人が一緒にバンドを組むのは難しいかもしれませんが、それなりにロック、ぐらいの方向性が合っていれば、バンドを続けるのは不可能ではありません。
「音楽性の違い」がよくバンド解散の理由になりますが、同じジャンルの人であっても、音楽性も人間性も違うのは当たり前なわけですから、そんな事を言っていればほとんどのバンドは解散してしまう事になります。
音楽性の違いをバンドの音楽の豊かさと考えてみましょう。
自分のセンスとは違う要素をあえて取り入れることによって、新しい音楽が生み出される可能性もあるのです。
まとめ:
バンドの解散を避けるために必要な事
1、目的意識を共有する
2、とにかく腕を上げる
3、天才を受け入れる
4、約束は守る
5、違いを楽しんでみる
いかがだったでしょうか。
ポイントはバンドは存続させればいいというものではない、ということです。
ただ楽しく演奏できればいいや、という人と、音楽で食っていきたいという人が一緒に組んでいるなら、解散した方がお互いのためかもしれません。
でも、目的意識が同じなら、同じメンバーで演奏を続け、切磋琢磨し合いながら良い音楽を作り上げていくほうが良いでしょう。
夢をかなえるためにも、上記のような提案が参考になれば幸いです。
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