バンドのレベル上げを諦めて「楽しさ」に全振りしたら逆にレベルが爆上がりした件

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バンドをやっていて、こんなことありませんか?

・毎回遅刻してくる人がいて、練習が始まるのが遅い

・個人練習をしてこない人がいて、曲が前に進まない

・自分のこだわりだけをやたら強調してくる人がいる

・周りの音を全く聞いてない人がいる

・指摘をしても全然改善しない

・スタジオ内で全員で合わせていない時は、個人練習をし始めて改善点とかの会話ができる状態じゃない

「あるある!それ!」って声が返ってくると思います(確信)。

バンド全体の活気が無くなっていって負のスパイラルになっちゃいますよね。

筆者がそんなバンドに所属してしまったとき、試しにバンド自体が上手くなることをあきらめて、「とりあえず楽しむことだけに全精力をつぎこんでみよう」と色々やってみたら、逆に盛り上がってレベルが急上昇したことがあります。

この体験から、バンドを活性化させるコミュニケーション術を紹介いたします。

1.誘われたバンドが最悪だった件

昔、なんとなく知ってるバンドのメンバーから、キーボードが抜けたので来てほしいと頼まれたので、そのバンドのことをよく知らないまましばらくサポートメンバーとして活動することにしました。

コピーバンドだったので、一応曲を弾けるように準備してスタジオ練習にお邪魔してみたんですが・・・・。

予約時間の10分前にスタジオに到着しても、誰もいない・・・。この時点でなんとなく嫌な予感がしました。

時間ちょうどになってようやく誘ってきた人が到着・・・・。

全員そろったのがスタジオを予約していた時間の20分後くらいでした。

そして1曲、とりあえず合わせようとしたら、ギターが「ごめん、その曲まだ練習してない」。

ということで、過去にやったことのある曲を合わせてみたんですが、曲が終わったらみんなが自分の練習を始めてボーカルは暇そうな状態。

ちょっと時間が経って、「じゃ、別の曲やりますか」。

うーん・・・。

ドラムはみんなの様子を見ることなくカウント始めるし、、、

ギターはソロの音量がバッキングの音量と同じだし、、、

ベースは直立不動だし、、、

ボーカルは周りの音がうるさすぎて聞こえないし・・・。

スタジオ練習が終わってみんなでファミレスへ行きましたが、次回の練習日と時間を決めて、ちょっと雑談してさっさと解散。

誘ってきた人(ボーカル)が「前に進まないんだよね、このバンド」と言っていました。

2.変なこと思いついた件

厄介なバンドに巻き込まれたと思いつつ、しばらく在籍するって答えたことを後悔していた中、ふと、どうせならレベルは置いといて、おもしろさに全振りしてみようと思いました。

次回のスタジオも案の定最初から遅刻やらでグダグタ。

1曲目を合わせた後、すかさず声をかけてみました。

「ギターソロのところ、もう一回弾いてもらえませんか?」

ギターさんは「え?」って顔をしながらも、1人でソロの箇所を弾いてくれました。

そこで筆者は

「カッコよくないですか?このソロ。」

ギターの顔がなんか嬉しそう。

「けど・・・・」

と続けるとギターの顔がちょっと曇る。

「顔芸が足りない気がします。ギタリストってソロの時は顔が一番大事じゃないんですかね、もったいない」

と、すっとぼけたような感じで言ってみました。

みんな爆笑。

ギターがやってみようとするとチョーキングとぴったり同時に眉毛が上下するのでまた爆笑。

「せっかくなんでベースもノリノリでやってみません?ムーンウォークとかしながら弾けたりしないっすか?」

「できねーよ!!(笑)」

と言いつつ、ムーンウォークしながら弾いてみようとするも、へっぴり腰の面白い動きになってるんでまた爆笑。

それからの練習は「いかに面白いことをやるか」的な方向に走っていきましたが、不思議と遅刻がほとんど無くなったのと、ネタ的な事も含めみんなかなり練習してくるようになっていました。

こうしたらカッコよく聞こえるんじゃない?的なことも、もちろん取り入れたのでなんだかんだで結構上手くなっていきました。

顔芸練習したギターソロも気付けばイイ音で鳴らすようになってましたし、ベースも思うところがあったようで体でも表現するようになっていました。

ドラムに至ってはみんながやってることを見逃さないようにしていたためか、他のパートの音まで気を配るようになっていました。

ただ、練習後のファミレスも妙に盛り上がるようになって中々解散しないので逆に困ったこともありましたが・・・。

3.やらかしてみた件

そうこうするうちに地元でそこそこ人気のあるオリジナルバンド主催のライブに対バンで出ることになりました。

リハーサルのサウンドチェックの時、やらかしてみました。

主催バンドのメンバーがその場にいることを確認しつつ、そのバンドの人気のオリジナル曲のサビの部分をコピー演奏してみました。

「ファッ!!??」みたいな顔をした主催バンドの方々の顔が今でも忘れられません。

ワンフレーズ終わった後に

「音響さん、すみません。本番ではやらないですが、自分たちはコピーバンドなんで、超有名バンドのコピーしてみました」

とボーカルが言い放ちました。

主催バンドの方々は気さくでいい人達ということを知ってたのでネタとしてやってみたんですが、これが他のバンドも含め大ウケしました。

ライブ本番もベースのスラップをしゃもじでやるわ、イントロと最後が同じパターンの有名曲はイントロだけで曲終わってみるわ、ボリュームペダルとか使って曲の終わりのフェードアウトまでコピーするわ、色々やらかしてみました。

MCも普段の練習でオモシロネタ(1番を何回繰り返したら客は気付くか?とか)が沢山あったので、いい感じでお客さんからも好評でした。

打ち上げの時に「実力はあるけど面白い方向に持っていくバンド」という何とも嬉しい評価を頂きました。

コミックバンド化してしまってました(笑)

4.考察した件

残念ながらメンバーの転勤でその後すぐに解散になってしまったんですが、筆者には良い経験になり、色々と考えることがありました。

バンドのメンバーや運営方針に不満を持つことは多々あると思います。

しかし、いい音楽を作りたいという思いは大なり小なりバンドマンにはあるはずですよね。

指摘する時も、「なんでこうならないんだ」という考え方・発言になりがちですが、逆に「こうしたらすごく良くなるんじゃない?」と提案することもできますよね。

共感が得られたら確実に良くなります。

ちなみに、遅刻魔に対しても、

「おっしゃーこれで練習できる!テンションあがってキター!!待ってたぜ!!」

というような、漫画で言うとピンチの時に強くなった主人公が遅れて来たノリ(ドラゴンボールのベジータ戦で悟空が到着したような?)で接すると「自分が必要とされている」感が強くなったのか、多少改善された時もありました。

バンドをやっていく時、色々なことにぶつかることも多々ありますが、「どうやったら楽しくなるか」で行動することの方が問題解決になる時もあるので、ためしてみてはいかがでしょうか?

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