みなさんはクラウドファンディングというのをご存知でしょうか?
クラウドファンディング(英語: crowdfunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語であり、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する。ソーシャルファンディングとも呼ばれ、日本語では「クラファン」と略されることもある。
Wikipediaより引用
SNSでフォローしているバンドや歌手の人達がやってるのを見た事人は多いと思います。
実際やってみるとどうなのでしょうか?
今回は実際やってみた自分が皆様に成果をお伝えします。
クラウドファンディングにデメリット無し
クラウドファンディングとは簡単に説明すると寄付金を集めてその代わり何かお礼をするというものです。
この寄付金を集めるのに重要なのはこのお礼をどうするかがポイントとなってきます。
ちなみにこの寄付金をこれから制作するCDなどにすれば事実上の前予約で音源が製作出来るということになります。
ライブのチケットなどをお礼にするとこれも予約ということになります。
さらに上手いこと考えたなと思ったのが「あなたのために曲を作ります」で3万円だったり「あなたのために歌います、演奏します」で1万円だったり。
これも事実上音楽の仕事をクラウドファンディングのサイトを通して手に入れたということですね。
クラウドファンディングをやっているサイトはCAMPFIREやMakuakeなど色々とありますがいずれも手数料は受け取った金額から数%取る形になります。
仮に0だとしてもお金を取られる事はありません。
つまりやってみるに越した事はないのです。
目標金額に達しなかったら不成立というシステムの使い方
クラウドファンディングのサイトはどこも目標金額に達しなくても受け取れる設定を推奨しています。
これは返金に対して手数料がかかってしまうからです。
しかし目標金額に達しなかったら不成立という事を選択する事も出来ます。
これは一体どういう目的で使うのでしょうか?
例えば「ニューアルバムをCDで出したい」という内容の場合、お礼の品として出来上がったアルバムをプレゼント!という部分に1人だけ寄付があったとします。
これで成立してしまうと返礼をしなければならないので予算が足りなくてもその人のためだけにCDを作らなければなりません。
これだと結果的に赤字になってしまうのです。
そのため少ない返礼のためにプロジェクトをやり遂げなければならないという状況を防ぐため最低限この金額以上じゃないと赤字になるというラインを設定して寄付金がそれ以下だと受け取らないという選択が出来るのです。
獲得金額が0だとしても宣伝になる
自分がやってみた場合、実験的にダメ元でやってみたこともあり残念ながらかなり少ない金額で終わってしまったのですがそのクラウドファンディングのページを通じて自分のYoutubeのチャンネルに流れていったり、ストリーミングのサイトに流れたりしました。
普段やってる活動内容が特に面白いことのない普通の事ならあんまり流れていかなかったかもしれません。
自分の場合カナダで4年活動して、現地のシンガー達とコラボするという活動をしていたのでそこに興味を持ってくれた人がYoutubeなどに流れていき、自分の事を知ってもらうきっかけとなりました。
お金を集めているアーティストを分析
お金を集めているアーティストは一体どのようなお礼で寄付金を集めているのでしょうか。
色々と見てみると1万円以上のそこそこ高い値段での大きなお礼が人気のようです。
特に人気なのはライブのチケット+αなどの実際に会える系のお礼が人気でした。
これは特に女性に有利のようです。
意外にも少額で手軽に支援が出来るものはあまり人気がないようです。
そのためクラウドファンディングに挑戦する時は高額なお礼を設定しておくと良いと思います。
自分は海外に滞在していたということもあったので実際に会える系のお礼は設定していませんでしたのでこれが少ない金額で終わってしまった原因だと思われます。
安めの金額でお礼を充実させてしまうと逆に損する可能性
クラウドファンディスクは特にデメリットはないと書きましたがお礼の品が多い割に金額を安くしてしまうと受け取った額が負担に見合わない、またはグッズの制作費や輸送費などで逆に赤字になってしまう事があるかもしれません。
それだけ気をつけましょう。
頻繁にライブをしているバンドならグッズはそのまま物販で売ればいいのですが輸送費や包装代の事も考えて金額設定は慎重に行いましょう。
以上、クラウドファンディングを利用したバンド活動のあり方でした。
クラウドファンディングをやっている会社からしてもお金が集まるほど自分達の収益になるので準備段階で適切なアドバイスをしてくれますので何か音源を作る時などぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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