ベーシストの皆さん、ウクレレベースという楽器をご存知でしょうか。
ウクレレより少しだけサイズの大きいミニベース。
弦はニッケルやスチールではなく、ゴムでできた独特な弦が使用されています。
筆者はおもちゃを感覚でウクレレベースを購入しましたが、蓋を開けてみるとベーシストとして得るものが非常に多い楽器でした。
スキルアップを目指すベーシストの皆さんに是非オススメしたいので、今回はウクレレベースの魅力を紹介していきます。
○ウクレレベースの音
ウクレレベースの音色は非常に独特です。
弦がゴムっぽい素材ですので、アコースティックベースはまた違う音が鳴ります。
例えて言うなれば、ウッドベースを丸くしたような音でしょうか。
ポンポンっと短いサステインで気持ちの良い音です。
生音でも十分楽しめる音が鳴りますが、ほとんどのウクレレベースにはチューナー付EQプリアンプが搭載されていますので、アンプに繋ぐことも可能です。
コンパクトなだけあり少しピッチが甘いところもありますが、弾いていて違和感を感じるレベルではないと思います。
○サイズ感がよく取り回しが良い
ウクレレベースは非常にコンパクトです。
ウクレレより少しだけ大きいサイズであり、パッと手に取る事ができます。
筆者はこのサイズ感が非常に気に入っています。
ウクレレベースを小脇に抱えてテレビを見る。
テレビで流れる曲などでピンときたらその場でパッとベースラインをコピーしてみる。
この何気ない習慣が筆者のスキルアップに繋がりました。
エレキベースだと、サイズがそこそこ大きいので持ってくるのが面倒な時があると思います。
さぁ、ベースを練習するぞ!モードの時なら良いですが、テレビを見ている時などに「あ、このベースラインかっこいい」と思ってもエレキベースをわざわざ出すのが億劫になる時は多いと思います。
ウクレレベースはコンパクトで、何より軽いです。
あ!と思ったら時にすぐに手に取れる。
これは地味ながら非常に大事ではないでしょうか。
普段好き好んで聴かないジャンルの曲がテレビで流れた時、すぐにコピーしてみる。
こういった所から自分のベースの手癖から脱却するヒントがあったりします。
○ピッキングが難しい
ウクレレベースはネックが短く弦も緩いので、ピッキングが難しいです。
デメリットに聞こえますが、筆者にとって非常に練習になりました。
指でもピックでも、丁寧にピッキングしないと音が暴れます。
フレットの間隔も狭いので確実に抑えないと音がズレます。
「ベースを丁寧に弾く」訓練にとてもなると思います。
ウクレレベースで鍛えたピッキングなどを本業のエレキベースで役立てれば、安定感のあるプレイに繋がると思います。
○持ち出しやすい
ウクレレベースはコンパクトで軽いので、外に持ち出しやすいです。
筆者は友達の家に遊びに行く時、BBQする時、キャンプに行く時、持ち出しまくっていました。
ギターを弾いている友達の家でセッションしてみる。
BBQやキャンプなどに持って行き、自然の中で弾いてみる。
1人ではなく誰かと弾く、家やスタジオではないいつもと違う環境で弾く、これはベーシストにとって非常に刺激になります。
いつもなら思い付かないようなフレーズが飛び出してきて、自分の引き出しが増えていくと思います。
○まとめ
いかがでしょうか。
ウクレレベースの価格帯はピンからキリまであります。
なんか楽しそうだから弾いてみたいなぁ!と思われたら安い物を買ってみるも良し、本格的なウクレレベースが欲しい!と思われたら思い切って高価な物を買ってみるも良しです。
ウクレレベースの楽しさに触れて、ベースのスキルアップに繋がれば最高ですよね。
皆さんもゆるーくウクレレベースを弾いて、楽しんで上達しましょう!
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