スティングレイに合う機材特集~スティングレイを引き立てる歪み~

ベース関連
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80年代のFlea(Red Hot Chili Peppers)の活躍や、2000年代の漫画『BECK』や『彼女は嘘を愛しすぎてる』の出演など、多くの世代に愛されるスティングレイ

スティングレイにこだわりを持っているベーシストも少なくありません。

今回の記事ではスティングレイに合う機材の紹介ということで、まずは歪みの紹介をしていきます

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1. スティングレイとエフェクター

スティングレイというと癖の強いアクティブベース、というイメージを持つ人が多いと思います。

その原音の癖の強さが味でもあるのですが、それゆえスティングレイにはエフェクターは不要!直アンで弾くべきだ!】というポリシーのベーシストもよく見かけます。

事実スティングレイには優秀な3バンドEQがついており、その内蔵プリアンプを用いて手元でかなりの音色を作れます。

中にはベースの音作りは手元で、歪みはシールドでかけているという人もいるくらいです。

ですが、オルタナなどでどうしても歪みをかけたい時、これは流石にエフェクターに頼らざるを得ません。

そのため基本の音作りは竿本体でした上で、音色をより豊かにするエフェクトとして足元を整えるのがスティングレイではおすすめです。

・エフェクター選びで気を付けるべき点

スティングレイのエフェクター選びで注意しなければならないのは、何より原音との相性です。

原音の音色に特徴のあるスティングレイ故、その部分を損ねてしまうと宝の持ち腐れのようになってしまいます。

いかに原音を損なわずに音色を変えられるか、がスティングレイの機材選びでの最大のポイントでしょう。

2. スティングレイに合う歪みとは~プリアンプ編~

スティングレイの歪みのかけ方として一つ目にプリアンプでの歪みがあります。

私自身プリアンプでベースとなる歪みをかけ、その上にオーバードライブやファズを曲によってかけています。

・おすすめはHARTKE Bass Attack

ユニゾンスクエアガーデンのベーシスト田淵智也などがボードに組み込んでいることで知られるHARTKE Bass Attack。

現在は第二世代となるプリアンプが発売されています。

太い音でゴリゴリした音が特徴的なこのプリアンプ、イコライザー部分と歪み機能のHARMONICSや歪みのアタック感を調整するBRITEが別回路になっておりイコライザーとは別に単体でいじれるのが良いところです。

加えてDI機能が優秀でバランス信号に変換できる為ノイズが格段に減る点もうれしいところ。

スティングレイ特有のドンシャリのずっしりしたゴリゴリした音に気持ちの良い歪みをかけることができます。

・合わなかった歪み

逆に合わなかった歪みはOwl mightyです。

こちらのプリアンプ、ジャズベなどに使うと気持ちの良いドライブ感にイコライジングをかけられて優秀なのですが、スティングレイに合わせてしまうと癖の強さに負けてしまいほとんど変化の出ないプリアンプになってしまいます。

またベース・プリアンプの世界では必ずといって良いほど名の上がる大御所Sans Ampベードラなどの色が強く出るプリアンプは、スティングレイに合わせるとスティングレイ特有の音のコシや質感が良くも悪くも損なわれてしまうのでプリアンプ選びの際には注意してください。

3. スティングレイに合う歪み~OD,ファズ編~

次はスティングレイに合うオーバードライブ、ファズをご紹介します!

・BADMONKEY(DIGITECH)

こちらはDIGITECHより発売されていたBAD MONKEYになります。

日本での知名度は低いものの海外ではよく知られており、かのゲイリー・ムーアのボードにも入っていたようです。

ゲイリー・ムーアであれ?と思ったみなさん、そうこの歪み本来はギター用の歪みなのです。

ではなぜベースであるスティングレイに合うのでしょうか。

その秘密はLOWとHIGHの2バンドからなるTONEにあります。

このペダルは実は歪みとしても優秀なることながらブースターとしての人気が高いペダルなのです。

2バンドのTONEのイコライザーの効きがよく低音域の歪みの調整、高音域に重点的に歪みを乗せ低音域をつぶさない、などベースにも汎用性の高いTONEが魅力的です。

GAINつまみを上げるとジャリっとした抜けの良い歪みが乗せられます。

チューブアンプのような歪みでソロの際に踏むペダルとしても有能です。

・SUPER BASS FUZZ(KATANASOUND)

しっかりと歪ませたい、けれど真のあるサウンドメイキングをスティングレイでしたい、という方にお勧めしたいのがこの歪み。

2003年からアメリカで販売スタートしたオールハンドメイドのブランドです。

かなり過激なノイジーな歪みの中で注目したいのが原音ツマミ。

多くのベーシストの悩みである歪みから生まれる「音の埋もれ」を解決するために搭載されたこのツマミは、歪みに対する原音のmixバランスを調整できます。

どんな音階を弾いているのかわかる、という基礎的な悩みを解決します。

勿論スティングレイに対する愛称はよく、原音のゴリゴリ感をより強烈に、存在感のあるサウンドメイキングを可能にします。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

スティングレイの魅力を引き出す歪みを幾つか紹介させていただきました。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです!

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