こんにちわ。
日本でイベンターを職業にしており、現在は海外で気ままに暮らしているクマ子です。
前回はイベンターの視点から、売れているバンドには大切な共通点があるという事をお話しさせていただきました。
前回の記事はこちら↓↓↓
私の記事を見てくれた元仕事仲間のPAさんからは、
自分も全く同じことを考えていた。
やっぱりスタッフが楽しめない現場ってイマイチ盛り上がりに欠けるよね!
という感想をいただきました。
また、あるアーティストのマネージャーさんは、
正直、胸に刺さる思いがした。自分の担当アーティストがそれを出来ているかには自信が持てない…。
と話してくれました。
音楽業界にどっぷり浸かっている人でも意外と意識できていないことなんですね。
ただ、気をつけるようにすれば誰でもできる事だと思いますので、是非意識するようにしてみてください。
さて、今回はイベンターの仕事の中でも、花形の仕事とも言える”夏フェス”についてお話しさせていただきます。
●夏フェスに出演しよう
毎週のコンサートや、音楽イベント、ラジオやテレビの公開収録、イベンターの仕事はかなり幅があって面白いです。
どんな仕事も想像を絶する大変さですが、やりがいだけはもの凄くあります。
そんな毎日が学園祭のイベンターにとっても、やはり夏フェスだけは別格です。
普段の仕事の100倍くらいは忙しいですし、関わる人も膨大です。
1年前から準備を始め、本番前になると家にも帰られなくなります。
ただし、フェス当日にお客様が楽しんでいる様子を見るのはものすごく感慨深いです。
終演後、クタクタになりながら飲むビールは最高です。
このように夏フェスはイベンターにとって特別なイベントですが、それは音楽を愛している皆さんにとっても同じだと思います。
夏フェスに出演して、大きなステージで演奏してみたいと思ったことがあるでしょう。
そして、イベンターの立場からも、是非とも夏フェスには出演する事をお勧めします。
●夏フェスに出演するメリット
夏フェスに出演するメリットはたくさんありますが、まずはなんと言っても莫大な数の人に見てもらえるということではないでしょうか?
では、それはどんな人でしょうか?
1.フェスに遊びに来たお客様
まず、夏フェスにくる人の大半は音楽好きでしょう。
その中でも、とてもありがたいお客様は « 自分のバンドを観に来たわけではない人たち »です。
普段とは全く違う層のお客様にアプローチできるのは、フェスならではの魅力です。
2.自分よりも売れている有名なアーティスト
新人アーティストがマネージャーを介して、先輩アーティストに挨拶に行くというのは、楽屋裏にいるとよく観られる光景です。
運が良ければ、自分が音楽を始めたきっかけになったアーティストにも会えるかもしれません。
その方達と仲良くなれば、彼らのイベントに呼んで貰えるかもしれませんし、何よりも自分たちのモチベーションにつながります。
ミュージシャン同士の繋がりはとても大切です。
3.業界関係者
夏フェスにはかなりの人数の業界関係者が来ています。
マネージャーやイベンターはもちろん、ラジオやテレビ局のスタッフ、レーベルや事務所の社長もいたりします。
この人たちに気に入ってもらえれば、次回以降の活動に繋がることは間違いありません。
バシバシ売り込みましょう。
●夏フェスに出演する方法
ここまで記事を書いていると、”じゃあ夏フェスに出るにはどうしたら良いの?”という声が聞こえてきます。
もちろん、自分で夏フェスを主催する意外に、確実にフェスに出演する方法はありませんが、それでも試してみる価値はあります。
-オーディションに参加する
バンドを組んでいれば、オーディションに応募したことがある人も多いでしょう。
昨日バンドを始めたあなたからベテランバンドまで、有名無名に関わらず誰にでも応募資格があるので、とても参加しやすいと思います。
ただし、応募者は非常に多いので、選ばれる可能性はかなり低くなります。
– イベンターに売り込む
意外に思われるかもしれませんが、直接、自分たちを売り込んでくるバンドはそんなに多くはありません。
オーディションの時期に限らず、日頃からイベンターに自分たちを売り込んおくと、これぞという時に採用してくれる可能性は高くなります。
ただし、音源、プロフィールくらいはきちんと用意した方が良いでしょう。
一度、カセットに録音したテープに、名前と連絡先だけを書いて送ってきた人がいました。
事務所にカセットプレーヤーもなかったので、音源は聞かず終いでした。
こちらを参考にしてみてください↓↓↓
-マネージメント会社に所属する
この3つの方法の中では、これが1番可能性が高いと思います。
なぜならば、自分たちの力だけではなく、事務所も一緒になって出演を後押ししてくれるからです。
大手の事務所からの売り込みであればイベンターだって無下にはできません。
また、その事務所に所属している大物アーティストを出演させるから、この新人アーティストも一緒に出演させてくれと事務所が交渉してくれるかもしれません。
そうなれば、かなりの確率でイベンターは受け入れます。
まとめ
もろもろお話させていただきましたが、とにかく夏フェスはものすごく楽しい!!!!です。
是非、日々の活動を頑張って、夏フェスに出演してください。
そして、そこにいるイベンタースタッフとも喜びを分かち合ってくださいね。
余談
夏フェスに出演したらケータリングを楽しむのも忘れないでください。
大きなフェスになると、バーベキューをしたり、キャンプみたいに大型の寸胴カレーをみんなで分けあったりしています。
私は夏フェスのケータリングマニアで、ここのフェスでは何を食べたの?とアーティストの皆さんによく聞いていました(笑)
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