ライブハウススタッフが語るシリーズ⑦「バンド主催の企画イベントについて」

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自分のバンドが主役?!思い切ったイベントを定期的に打とう!

「はじめに」

バンド活動をしていると「CDリリース」のタイミングで「レコ発イベント」というのを企画したり、仲良くなったバンドと「共催イベント」という企画をしたり、他にも「ワンマンライブ」、「ツアーファイナル」と、ライブハウスを貸し切って(ホールレンタル)バンドが主体となりイベントを作り上げる事があります。

今回はこの「バンドが主催する企画イベント」の「大切さ」と「メリット」に着目してお話を進めていきたいと思います。

まだ企画イベントをした事がない方や、やった事はあるがよく分からないという方は是非読んでみてください。

「企画イベントの流れ」

今回は説明する上で「レコ発イベント」を「5バンドの対バン方式」で作り上げたいパターンを使って説明していきたいと思います。

・開催したいライブハウスへ連絡し「空いている日」を確認します。

または、希望日が幾つかあれば「◯月◯日、◯日、◯◯日の何処かでイベントを主催したいのですが」という風に伝えましょう。

そして、そのタイミングでホールレンタルの料金と利用時間もしっかり確認する事が大事です。(※もし可能であれば、メールの文でも料金は再度送ってもらった方がいいです。これは基本的には無いですが、後で揉め事が無いようにする為です。)

・日程、料金を確認した上でメンバーに共有し「本押さえ」をしましょう。

大体1週間くらいは「仮押さえ」が可能なライブハウスが多いので、その期間しっかり考えたり、他の候補のライブハウスへ同じ電話をしてみても良いかもしれませんね。

「イベントの構築」

全て日取りが決まってからが勝負です。

ここでは解説の為に以下の条件で借りた事とし話を進めます。

・平日(水曜日)

・利用時間14:00~22:00(8時間)

・料金¥120,000(税込)+出演バンド数の機材費×¥3,000

※ドリンク代をお客さんから取らないという事は基本出来ませんのでご注意ください。

今回は、5バンド対バン方式という事ですので機材費合計で¥15,000になりますね。

なので、料金は合計¥135,000という事です。

それではこのチケット代の設定を行って行きましょう。

主流のチケット代設定はこちら

・前売(adv)¥2,000/当日(door)¥2,500

・前売(adv)¥2,200/当日(door)¥2,700

・前売(adv)¥2,500/当日(door)¥3,000

・前売(adv)¥3,000/当日(door)¥3,500

これに加えて入場時+1ドリンク代などですね。

これは界隈によってもだいぶ料金が変わってきますので、どうしたら良いかわからないバンドはライブハウスの制作の人に相談してみると良いでしょう。

設定が終わったらお誘いしたいバンドにオファーをしていきます。

ここでよくある話ですが「呼ぶバンドにチケットノルマを与えるか与えないか」です。

チケットノルマ与える場合の基本的な逆算ですが、機材費¥3,000は全バンドかかるので一旦置いておいたとして、純粋なレンタル代である¥120,000を5バンドで割るとして、チケット代設定の前売¥2,000だとします。

そうすると、単純計算60枚分のチケットを捌くとペイ出来るシステムですね。

5バンドで分割すると各バンド12枚のチケットノルマが発生という事になります。

ここで、これについては私個人的な意見を書かせていただきますが、自分のバンドの企画に呼べる関係のバンドをどれだけ作れるかで話はだいぶ変わってきます。

そこに存在するのは「信頼関係」です。

私の場合は自分のバンドの企画に呼ぶのは、信頼出来るバンドしか嫌でした。

それは何故か。答えは簡単です。

「チケットノルマを与えるというダサい行為」をしたくなかったからです。

よく考えてください。

自分達が主役のイベントに出てくれるバンドなわけです。

信頼関係が無ければ良いイベントにもなりません。

そして信頼があれば出演してくれるバンドは「お客さん呼ばないと」という気持ちになるはずです。

勿論そうならないバンドもいますが・・・

信頼」で作るイベントと「数合わせ」で作られたイベントの質の差は大変大きいです。

まずは、そうゆう信頼出来る仲間を作りましょう。

また、チケットノルマを掛けずとも自分達の力で「ホールレンタル代」をペイ出来るくらいはお客さんを呼ぶ事を徹底して下さい。

「例外」

イベントによっては先輩や、少し売れているバンド、自分達より上のバンドを呼ぶというコンセプトを設ける瞬間があると思います。

その場合ですが、「出演料(ギャランティ)」や「チャージバックの優遇条件」などが関わってきます。

その時はケチらない事を強くお勧めします。

何故ならそれくらいの覚悟で臨むイベントでないと呼ぶ意味が無い事、そう言ったイベントの場合は自分達の力で沢山お客さんを呼べるよう頑張る必要があり、どうゆう手を使ってでも成功させる意気込みが重要だからです。

他力本願はイベントの質に大きな欠陥が生まれます。

ここで間違えないでいただきたいのは、提示された条件は全部飲めという訳では無く、自分の意見や提案をぶつける事は大切ですので、しっかり「話し合い」をしてほしいです。

「ケチる」と「自分の意見を伝える」は同じ出演料の値切りをしていても全く意味合いが違う上に、相手への伝わり方も変わります。

「まとめ」

本編でお伝えしたように、企画イベントを作るのは難しいと思える瞬間があります。

それでもこう言ったイベントはやっていく必要があります。

自分達が主催するイベント以外で主役をはれるイベントというのは極めて少ないという事、そう言った特別なイベントが「バンド自身」、「お客さん」のモチベーション維持に繋がる事、「活動をしっかりやっている感」など、「ファンを飽きさせない事」にも直結し、何よりずっとブッキングライブだけに出演していたり、友達のイベントだけに出ているより、こっちの方が面白いですよね。

音楽はハラハラワクワク緊迫興奮などを生み出せるイベントが面白いですよね。

私はそう思います。

この記事を読んで主催イベントを検討しているバンドは、是非いつもお世話になっている制作の人に相談してみて下さい!

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