【1】GO:MIXERとは
大手電子楽器メーカーRoland(ローランド)から発売されている小型ミキサー【GO:MIXER】は、iphone、ipad、アンドロイドに対応した小型ミキサーで、簡単に高音質な動画コンテンツを作成できる製品です。
今回は、マイク、ギター、ベース、電子ドラム、それぞれの接続方法と、実際に撮影した動画を公開します。
また、エレキギターをアンプに接続してiphoneでそのまま録音した動画と、GO:MIXERを使って録音した動画も載せますので、音質の違いも確認してみてください。
【2】スマートフォンとGO:MIXERの接続方法
GO:MIXERの電源供給はスマホから出来ます。
ケーブルは付属品でついています。
マイクや楽器を接続して、動画アプリでそのまま撮影可能です。
それぞれの音量を、対応するツマミで調節するだけなので簡単です。
余計なセットアップも必要ありません。
【3】各楽器とGO:MIXERの接続方法
(1)マイクとGO:MIXERの接続方法
ダイナミックマイクのケーブルを、マイク端子に接続します。
(GO:MIXERはコンデンサーマイクに対応していません)
マイクケーブルのコネクター端子がXLRのタイプ(写真上)の場合は、標準のフォンタイプ(写真下)にする必要があります。
標準のフォンプラグは楽器店やネットで購入可能です。
(2)ギターとGO:MIXERの接続方法
GO:MIXERのギターの端子にシールドを接続します。
エフェクターを使用する場合は、
GO:MIXER→エフェクターのアウトプット、エフェクターのインプット→ギターにシールド(写真参考)を接続します。
GO:MIXERとエフェクターの音量や、歪み具合、ディレイ等をそれぞれ設定します。
iPhoneで直接撮影したものと、GO:MIXERを使用して撮影したものと比較した動画がこちらになります。
iphoneで直接撮影したものは、周囲の音が入ってしまったり、ピッキングの時のジャカジャカする音が入ってしまいます。
GO:MIXERで撮影すると、そういった点は気になりません。
直接撮影するより音質は良いです。
(3)ベースとGO:MIXERの接続方法
ギターと同じ端子の場所にシールドを接続します。
エフェクターを使用する場合は、上記に記載したギターと同じ接続方法です。
GO:MIXERで動画撮影したものがこちらです。
指弾きとスラップ両方撮影しています。
(4)電子ドラムとGO:MIXERの接続方法
GO:MIXERのキーボードの端子(赤・白)と電子ドラムのイヤホンの端子(黒)に接続します(写真上)。
ケーブルは別売りです(写真下)。
楽器店やネットで購入することができます。
GO:MIXERを使用して撮影したものがこちらです。
電子ドラムはRolandのV-drumを使用しています。
音量を大きくしすぎると、音割れしてしまうため注意が必要です。
【3】GO:MIXERのデメリット
様々な楽器の撮影が出来て、音質も良いGO:MIXERですが、使用してみて感じたデメリットがありました。
(1)電源供給がスマホから直接するため、バッテリーの減りが早い
いざSNSに投稿しようと撮影を始めると、失敗したり、納得いかなかったり、何回も撮り直すことがあります。
気づいたら、スマホの充電がかなり少なくなっていることがあります。
(2)コンデンサーマイクに対応していない
GO:MIXERはコンデンサーマイクに対応していません。
歌ってみたをメインに配信されている方は、おそらくコンデンサーマイクを使用している方が多いと思います。
(3)スマホスタンドが必要
GO:MIXERとスマホを接続した後、スマホはスタンドに取り付けて置くことになります。
そのため、撮影する場所が限られます。
ビデオカメラであれば、三脚で高さ調整すればいいのですが、スマホとGO:MIXERを接続するケーブルは短いため、机やテーブルの上に置いて撮影することになります。
上記のデメリットが気になる方は、GO:MIXER PROの購入をお勧めします。
【4】まとめ
今回は、GO:MIXERと各楽器の接続方法、音質の違いについてまとめました。
GO:MIXERは接続や操作が簡単で、すぐに動画を撮影することができます。
そして、iPhoneで直撮りするよりも音質が良いです。
一人で弾き語りをするも良いし、バンドメンバーで撮影しても良いですね。
私は、一人で演奏した動画を投稿しているので、大変重宝しています。
これから、GO:MIXERの購入を検討されている方、SNSに演奏動画を投稿している方の参考になれば幸いです。
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