前回の記事でメン募サイトの書き方について書きましたが、今回はメン募サイトで連絡が来た後の顔合わせについて考えていきましょう。
【自分の常識に当てはめない】
「顔の見えない相手と音楽という共通点のみで連絡を取り、顔を合わせる」この行為は、何度もメン募サイトで連絡を取っている場合は、あまり抵抗はありませんが、初めての場合は緊張しますし、どのようなやり取りをすれば良いか分かりません。
そしてメン募サイトに集まっている人は必ずしも常識等を持ち合わせているとは限りません。
・途中で連絡が途絶える。
・顔合わせ当日にドタキャンされる。
この2つは割と多いですし、経験談としてよく挙がります。
相手も顔が見えないので、音信不通になっても後腐れがないという事でしょうか。
初めてのやり取りで上記の事があっても、落ち込まずに次に行きましょう。
・マルチの誘いや、スカウト等の詐欺まがいの内容。
・バンドよりも出会い系っぽい
こちらもよくあります。
経験豊富なバンドよりも、初心者等のメン募を初めて利用する記事を狙っている事が多いです。
連絡を行い、違和感を感じる場合はお断りした方が良いですね。
【相手の事を深く知ろう】
貴方がメン募で募集をかけた立場の場合、募集内容で募集パートや活動地域、方向性等を予め記載していると思います。
今後は貴方が相手に質問してみましょう。
あまり質問ばかりすると、相手が気疲れするので、今までのバンドの経験や、好きなバンド等、返答しやすい内容だと良いですね。
百聞は一見に如かずと言いますが、もし可能なら相手の音源等を聴かせてもらえたら良いですね。
相手の技術力や、目指したい方向性が分かります。
逆にボーカル希望等で、音源を送る事が出来ない相手はかなり危険とも言えます。
【実際の顔合わせ】
ある程度連絡を取り合う事が出来れば、今度は実際に顔合わせを行いましょう。
もし複数から連絡が来ている場合は、よほど怪しい人でない限りは候補は多い方が良いので、同時に連絡を取り合っておくと良いです。
ただ失礼のないよう、連絡の際か、顔合わせの際に「複数の方から応募をいただいている」という旨は伝えておきましょう。
後は嬉しい悲鳴ですが、何人も応募がある場合は、一度メン募の告知を消しておくと良いですね。
会う場所はスタジオでも良いですが、最初はざっくばらんに話をした方が良いです。
なので、都会の場合は主要駅近くのカフェ、地方の場合はお互いの中間地点にあるファミレスがお勧めです。
バンドメンバー候補との顔合わせでは、方向性や演奏曲、練習を行う場所の確認等が主ですね。
最初の連絡で方向性等の話をしていたとしても意識のズレがあると困るので、改めて確認しておきましょう。
最重要なのは、メンバー同士の相性です。
人柄や話が合うか等、特に社会人としての常識(マナーを守れるか、約束の時間に到着できるか)は長くバンドを続けていく上では、とても重要な要素になるので、よく確認しておきましょう。
顔合わせの段階で「何だか高圧的だ…」「この人とは合わないな」と感じる場合もあるので、カフェやファミレスなら、長居せずに顔合わせを終了する事が可能ですね。
筆者の体験では、技術的にはとても良い人でしたが、ファミレスで頼んでもいないドリンクバーを「ばれないっしょ」と言って飲んでいたのを見て、お断りさせていただいた事があります。
連絡を取り合っている時は、感じの良い人だとしても会ってみないと分からない場合もあるので、事前の顔合わせは必要かと思います。
【スタジオで音合わせ】
顔合わせが終わればいよいよスタジオで音合わせです。
場所は何処でも良いですが、今後バンドを組む場合に利用するであろうスタジオの方が良いですね。
コピー曲やオリジナル曲等、課題曲を決めてからのスタジオだと思いますが、最初は1時間で十分です。
セッティングや後片付け等を加味しても30分程はその課題曲に充てる事が可能です。
何曲も課題曲がある、セッション形式で演奏が出来るなら2時間以上でも問題はありませんが、大抵は時間が余ると思います。
技術的な面は勿論ですが、「一緒に演奏をしていて楽しいか」が大事だと思います。
技術も大事ですが、「他のメンバーより色んな意味で目立とうとして調和を乱す」「ギター等の音をやたらと大きくする」等、主張が強い場合は注意が必要かもしれません。
スタジオでの音合わせが終われば、その場でメンバーになってもらうのも良いですが、一度メンバー同士で持ち帰って相談してみましょう。
自分の気付かなかった良い面や悪い面が分かります。
また自分達が相手を選ぶと同時に、相手も自分達のバンドに加入したいかという事を考えないといけません。
もし「断りたい…」と思っていた際に、スタジオでは断りにくいと思うので、一度持ち帰る事で、相手にも話をしやすい環境を作る事が出来ます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
メン募サイトで応募が来た後も、メンバーになるまでは長い道のりです。
しかし良いメンバーに巡り合うには必要な事です。
今回の記事が参考になればと思います。
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