「バンドを組んでいるけれど、一体どこに向かってるんだろう…」
そんな思いを、感じたことはありませんか?
バンドを組む際にメンバーと好きなアーティストを語り合ってコピーバンドを始めた方もおられますし、オリジナル曲を披露することを目標にスタートした方もいます。
どちらにしても、ある程度音楽のジャンルを絞って活動していくことは非常に大切です。
バンドの方向性に迷った時に、どんな対処をすればよいのでしょうか?
具体的にご紹介していきたいと思います。
1.客観的にバンドのジャンルを探る
方向性が分からない時は、ボーカルが歌いやすい曲にしたり、作曲者の一存に任せてしまいがちです。
その方法が間違っているわけではありませんが、客観的に見てその音楽は自分たちのバンドに合っていますか?
例えば、黒髪マッシュの可愛らしい顔をした男性ボーカルでハードコアやハードロックをやっている方は少ないですよね。
パンクバンドといえば、ロン毛や厳つい顔をしているイメージがありますよね。
ルールが決まっているわけではないのに自然に流れが出来ています。
メンバーの容姿、声、演奏の癖等を判断してみることを意識してみて下さい。
ライブに来てくれるお客さんも、YouTube等で音源を聴いてくれる方も、第一印象で判断することが多いので迷ったら試してみて下さい。
2.幾つかのジャンルを試してみる
バンドの方向性というのは、時にモチベーションを上げることもあれば時に解散の理由にも繋がります。
「俺は、売れ線の音楽なんてやりたくない」
「ロックにおしゃれなコードはいらない」
等、バンドマンにはそれぞれこだわりがあるものです。
そんなメンバー同士の思いを尊重する為にも、ロック、ポップ、パンク、シューゲイザー、ジャズ等興味があるジャンルがあれば一度演奏してみて下さい。
方向性を変えるのか、変えないのかが重要なのではなく本当に自分達に合う音楽とはなんなのか追求していく作業は必ず必要です。
様々なジャンルから自分たちの得意ジャンルを生み出すことが出来れば、世界観を確立出来ることに繋がります。
3.メンバーと親交を深める
簡単なようで、意外と難しいことです。
バンドメンバーと方向性の話をする時は、未来について話し合うタイミングなので、ここで普段からコミュニケーションがとれているかどうかは重要です。
音楽の話をするのも大切ですが、居酒屋での語らいや話し合いでお互いの素性を知ることで、自分勝手な考えは少なくなります。
例えば
「◯◯は、ロックばかり聴いていると思っていたけれど意外とポップな曲も好きなんだ!」
「分かりやすい曲だけじゃなくて、複雑な曲もやりたいと思ってくれていた。」
等、発見出来ることは多くあります。
お互いに本音を言えるような関係性だと音楽の方向性も見えてくるのではないでしょうか。
おわりに
音楽の方向性を定めることは、バンドを維持していく上で重要なガソリンになります。
作曲家の苦労を減らしたり、ライブでの一体感を生み出したり、お客さんにこんなバンドですよという名刺が配りやすくなります。
ロックだから自分の好きにやればいい、という考え方は大切ですがミュージシャンは常に一番真面目で不真面目な存在であると認識しています。
聴いて欲しい曲を聴いてもらう部分と、こんな曲が聴きたいというリスナーの気持ちを持つことがバンドの進むべき方向性を見つける鍵になりますよ!
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