外者?!特別じゃない?!ツアーバンドがライブハウスで好かれる方法!
「はじめに」
ライブ活動が増え「CD」のリリース等を行う際に「全国ツアー」を行うバンドが沢山いるのですが(最近減ってきている)、これを行う際気をつけなければいけない事がいくつかありあます。
全国どの会場でライブを行っても沢山お客さんが入るバンドはまた色々事情が違う為今回は、
「ツアーを行うに当たり、バンド名の認知度を上げ、各地でお客さんを作る為というのが目的」
の若手バンドに着目してお話を進めていきたいと思います。
「ツアーバンドは外者である?!」
全国的に認知されていない「若手バンド」は、まず「ツアー」を行うという事が難しいのですが、地元のライブハウスや、良く出演する「ホーム」と呼ばれるライブハウスで評価を受けると「ツアー」を行う際、色んな会場を紹介してくれたりします(慣れてくれば自ら直で連絡も出来るようになります)ので、関係者に相談する事が大切です。
「ツアー」に行けたとして、全国各地でお客さんを入れられないバンドはライブハウスの利益に全くなりません。
それでも受け入れてくれるライブハウスは「頑張っているバンドを応援したい」という気持ちで受け入れていたりします。
そんなライブハウスを裏切ってしまう行為がこちらです。
・対バンのライブを見ない
・楽屋の占領
・打ち上げに出ない
・ドリンクカウンターで飲み物を注文しない
・バンド同士の繋がりを作ろうとしない
・挨拶もろくにない(ライブハウスの製作側に先に挨拶させてしまう)
・ツアーで来てるのにCDを売ろうという姿勢が見えない
・顔合わせに居ない
・また来たいという姿勢がない(どうしたらこの場所でお客さんをつけられるかの相談等)
※他にもきっとあります。とにかく外者だという事をしっかり把握した上で失礼のない振る舞いをしてください。そのライブハウスを紹介してくれた方に対しても失礼ですし完全顔に泥を塗る行為です。
これらの例を全部逆にしてみてください。
・会場入りしたら挨拶に行く
・顔合わせはメンバー全員で出席
・対バンを全て見る
・楽屋は出番前のみの使用
・出番が終わったらドリンクカウンターで飲み物やお菓子を買う
・CDを頑張って宣伝する
・共演者と仲良くなる
・精算時(無い場合は挨拶に行く)これからも来たいからこの会場の貢献にもなるようお客さんをつけたいと相談する
※他にもきっとありますが、こういったバンドに誠意も持って接してくれる製作の人は多いです。勿論これを一回やれば気に入られるというわけではないですが、こういう事をしっかり繰り返す事によりツアーバンドでも「常連」の扱いをしてくれるようになったりします。
「備考」
ここまで話から解るように「ツアーバンド」は「特別」ではないという事を知った上で「ツアー」に行くのか、「偉そうな態度」で「ツアー」を行うのかでは全然「結果」が違います。
これは傾向ですが「都心のバンド」は地方のライブハウスを舐めていると思われがちです。
これは経験談ですが、私は東京でバンドをやっており何度もツアーを行いましたが、地方のライブハウスで何度も怒られましたし、何度も喧嘩しました。
僕はその経験があるからこの記事が書けます。
今では「地方のライブハウス」という言葉に違和感を覚える程、全国にあるライブハウスへ敬意を持って、どこへ行っても恥ずかしくないバンドでいるよう精進しています。
「まとめ」
「ツアー」に行くのは全く悪い事では無く、正直どんなバンドでも行っては良いと思うのですが、自分たちをしっかり理解し、迷惑がかからないよう配慮する事がとっても大切です。
私が働くライブハウスでもし担当しているバンドが「ツアーに行きたいから紹介してほしい」と相談してきたら、「バンドとしての技量」と同じくらい「礼儀の部分」を踏まえ考えると思います。
私が紹介する以上「私の働くライブハウスの名前」を背負って「ツアー」に行くわけですからね。
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