まだバンドを組んでいない・ライブ出演経験がないという人であっても、ホームのハコを作る事はすごくオススメです。
ホームとは、つまり1番よく出入りするライブハウスの事です。
交通費のコスト等を考えるとホームはあなたの家から最寄りのハコが良いのですが、必ずしもそうでなくても好きなハコを選んで下さい。
そしてご贔屓にしているライブハウスのスタッフとは、仲良くなること!
半分、友達のような関係になれるとベストです。
頻繁に出演しているバンドは、おのずとスタッフと仲良くなります。
ある程度お互い物を言いやすい関係なので、お互いに楽しく潤滑にコミュニケーションが取れるというメリットがあるのです。
出演者でなくても、よく来てくれるお客様の顔をスタッフは覚えてしまうもの。
ブッキングしてもらえ易くなる
ほとんどのライブハウスは、出演者からの集客ノルマ(出演料や機材費)で運営が成り立っています。
つまり初心者だとしても、お客さんをそんなに沢山呼べなくても、ハコ主催の企画に出てくれるのは有難い事なのです。
ステージに立つこと自体は、全くハードルが高い事ではありません。
スタッフに気に入ってもらえて、そして仲良くなれれば「よかったら出てもらえませんか?」と声がかかりやすくなるのです。
あなたの好きなライブハウスに、必ずと言っていいほど毎月の様に出演している人はいませんか?
そういった人は、決まってスタッフとの繋がりが深いのです。
だからこそライブハウス側も頼りにしやすく、そして出演者もそのハコが好きだからこそ多少スケジュールにムリがあったとしても出演しています。
スタッフと良好な関係を保つだけで、沢山ライブに出演させてもらえる可能性が高くなります。
他のバンドマンやイベンターと繋がれる
ハコ主催の企画でなくても、そのハコでの企画をバンドやイベンターがする場合「誰か合う人いないかな?」とライブハウスのスタッフに相談する事は本当によくあるのです。
この時にスタッフがあなたの事を思い出してくれたら、思いもよらず場合によってはノルマ無しでライブに出演できるかも知れません。
今やバンドブームも終わって、バンドマン人口が減っているという業界事情もあり、企画にバンドを集めるのに苦労しているイベンターは少なくありません。
イベンターは普段から色々な企画に遊びに行って好みのバンドを探しているものですが、その日すでに他のライブ予定があって出れないバンドがいると、ハコのスタッフに情報を聞きたがったりします。
その話の中であなたの名前が出てきたら、ライブを観に来てくれる可能性も大!
また同じ系統の音が好きなバンドに「こうゆう人がいて…」と、あなたの話をしてくれる事があるのです。
あなた自身も、好きな音のカッコいいバンドが同じハコに通う人だと聞いたら、気になりませんか?
スタッフに覚えていてもらうだけで、音楽仲間がどんどん増えるものなのです。
ちょっとした割引きが利く可能性アリ
急遽の出演オファーにも了承してくれたり、頻繁に来てくれる人は、スタッフに大切にされて当たり前。
「今回は機材費だけでいいから」と、ノルマ無しの出演をさせてくれることも…。
また打ち上げでご飯やお酒をおごってもらえたり、遊びに行ったときに1杯ご馳走してくれる事もあります。
ハコの企画にお客さんで来てほしいと言われる事もあり、この時にもチケット代を割り引いてくれたり、drink代なしで入れてくれる事も…。
また個人的に仲のよいスタッフが、お世話になっているバンドマンに誕生日サプライズを企画してくれたり。
普段からスタッフを大切にする事で、あなた自身が大切に思ってもらえるのです。
ホームのハコに通って、スタッフと仲良くなるだけで特典はこんなに沢山あります。
そのハコをホームにして、長く続けている人には敵わない
長く音楽活動をしている人であれば、対バンをしたバンド・ライブハウスのスタッフ・よく来るお客様…、当然ですが音楽の好きな知り合いが増えます。
自然と交友関係が豊かになるので、活動の場は広がっていくし名前を知っている人も増えていきます。
ホームのハコで長く活動しているバンドマンは、大体スタッフと仲が良いもの。
そしてスタッフを大切に考えています。だからこそ、ずっとブッキングし続けてもらえるのです。
ライブハウスはそれぞれ、ブッキング・音響・照明など色々なスタッフが在籍しています。
そして、それぞれがバンドのステージを仕事の合間にきちん観ているものなのです。
バーカンや音響・照明のブースにいなくても、実はフロアーに来て観ているのは、ライブ経験がある方ならご存知ですよね。
あなたの音楽をきちんと聴いてくれている、いわばスタッフがファン候補なのです。
観に来てくれるフロアーのお客さんだけでなく、ライブハウスのスタッフも大切にしましょう。
そして対バンも。
多くの人間となるべくトラブル無く、長くホームのハコで続けているバンドマンには誰も敵いません。
継続は力。
ぜひ、形は変わっていくとしても長く音楽活動を続けて下さい。
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