同じ進行でも空気が変わる?!王道進行にスパイスを加えよう!!
「はじめに」
今回は、この王道進行を使って曲を作る際どんな感じでスパイスを加えれば雰囲気を変えられるのか。
それを実行する際一番大切になってくる「テンションコード」、「オンコード」について触れていこうと思います。
「テンションコード」、「オンコード」て何?
て思う方もいると思うので、イメージだけ先に伝えたいのですが、
例えばラーメンを頼むとしますよね?
そこに「たまご」をトッピングしたり、「チャーシュー」をトッピングする事と同じような感じです。
今回は「テンションコード」を記載する時に数字が多くなってしまうので、「ローマ数字」を使いつつやっていきたいと思います。
わかりやすいように載せておきます。
「1(Ⅰ)、2(Ⅱ)、3(Ⅲ)、4(Ⅳ)、5(Ⅴ)、6(Ⅵ)、7(Ⅶ)」
では始めていきましょう。
「テンションコードとは」
テンションコードとは構成音の中に特定の音が加わっているコードの事を言います。
名前の由来は、音が増えて響きが複雑になる事によって生まれる和音の緊張感からテンションコードと言われているんですね。
「バンドスコア」とかにもコードの記載はあるので見た事ある方が殆どだと思うのですが、「Gm7」や「GM7」、「Gsus4」、「Gadd9」て見た事ないですか?
これがテンションコードと呼ばれるものですね。
「G」の構成音は「ソ・シ・レ」です。
それに特定の音が加わるということですね。
理論的な事も書こうと思ったのですが、凄く長くなってしまうので、それはまた違う機会に記事にしたいと思います。
「テンションコードを使った4→5→3→6」
ではここで、実際テンションコードを加えて「4→5→3→6」を鳴らしていきましょう。
いくつか例に出していきます。
・「 ⅣM7→Ⅴ7→Ⅲm7→Ⅵm 」
・「 ⅣM7→Ⅴ9(11)→Ⅲm7(9)→Ⅵm 」
これらが、「Key D major」であった場合はこうなりますね。
・「 GM7→A7→F#m7→Bm 」
・「 GM7→A9(11)→F#m7(9)→Bm 」
どういう原理でこうなっているのかの部分はまたの機会に書いていきますので、その時は是非読んでみてください。
簡単に言うと「M7」はルート音から7つ目の音を足しているという解釈になります。
「オンコードとは」
こちらは別名「分数コード」、「スラッシュコード」と呼ばれているコードです。
どういったものなのか。
これはベースになっている音(ルート)が他の音に差し替わっているという状態ですね。
「C」の音階だけどルートは「G」といった何ともオシャレなシステムです。
表記される時は大体「C/G」または「ConG」という感じですね。
では、実際これを使って「4→5→3→6」を鳴らしていきましょう。
「オンコードを使った4→5→3→6」
こちらもテンションコードの時と同様、例を出していこうと思います。
・「 Ⅰ/Ⅳ→Ⅱ/Ⅴ→Ⅰ/Ⅲ→Ⅰ/Ⅵ 」
せっかくなのでテンションコードも混ぜます。
・「 ⅣM7→ⅠM7/Ⅴ→Ⅴadd9(13)/Ⅲ→Ⅵm7 」
これらが、「Key D major」であった場合はこうなりますね。
・「 D/G→E/A→D/F#→D/B 」
・「GM7→DM7/A→Aadd9(13)/F#→Bm7 」
どうでしょうか。
理解はできていますでしょうか。
基本的な構成音に音を足してみたり、ルートに変化を与えるだけでだいぶ雰囲気も違うのでわかるようになってくると楽しめます。
「まとめ」
今回は王道コードについて3部作でお届けしてきましたが、この話をしているとやはり少しコードの理論に触れざるを得ないなという部分はありましたね。
という事で、今度はそのコードについて深く触れる記事を書いていこうと思います。
まあ、そこは一旦置いておいて、沢山の名曲に使われるこの「4→5→3→6」というコード進行。是非自分の物にしましょう。
ギターの場合、セーハやオープンの違いでもニュアンスはだいぶ変わってきます。
結構これだけで楽しめますので是非究めて名曲を作ってください。
では今回はここまで!読んでいただきありがとうございました!
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