印象に残る楽曲の作り方

作詞・作曲関連
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こんにちは。

作曲家の太田です!

プロの作曲家が普段何を考えているかという事についてお話ししたいと思います。

仕事となると様々なジャンルの楽曲を制作しないといけない為、新旧問わず、沢山の音楽を聴いています。

当たり前ですが、新しい音楽を取り入れる為、最新の機材や、チャートのチェックをするのが当たり前になっています

この辺りの事は結構書いてる方もいらっしゃると思いますので、もっと踏み込んだ内容のお話をしていこうと思います。

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・楽曲制作を始める前に考えること

私は、曲を作る前にしっかりとしたプランを立てます。

「どういうアレンジにするのか」

「メロディーをどう引き立たせるか」

「ミックス時のエフェクト処理」

「どの様な空間表現をするか」

等、綿密に練った後、楽器を持ちます。

良くありがちなのは、

「メロディーとコード進行は決まっているけど、その他はあまり決まっていない様な状況」

かと思いますが、思いがけずいい結果が得られる事もありますが、結果的にクライアントの要望から逸れていったり、途中で悩んで作業が止まってしまうことが多いかと思いますので、しっかりとプランを立ててから作業を進めることをお勧めします。

・オーダー

自分のバンド等でない限り、クライアントの意向が最優先です。

決め打ちや、コンペ通過後等でクライアントと打ち合わせできるのであればいいのですが、コンペ案件等では打ち合わせはなく、オーダーシートのみと言うケースがほとんどです。

例として、私が受けた某アイドルのオーダーシートを見てみましょう。

・夏っぽくて、踊れる感じ。

・明るくて、可愛いさが際立つ曲

・BPMは120〜140の四つ打ち

・新しさを感じられる

・始まる感じ

こんな感じです。

これを見て楽曲制作をするわけですが、クライアント様には申し訳ないですが、正直訳が分からないです(笑)

なので自分なりに解釈し、イメージを膨らませます。

・プラン設計

オーダーを見たところで、アーティスト側が歌っている姿を最大限妄想して見るのですが、幾つもパターンが浮かんできます。

どのパターンにするにしても絶対に外せないのは「引っかかる所を作る」と言う点です。

「引っかかるところ」と言うのは、聞いている側に印象付けを行うことを指すのですが、今回のオーダーの中での優先順位をこの段階で確定させましょう。

BPMや、4つ打ちと言う様な決まり事はさておき、クライアントが何を一番に欲しがっているのか、どの段階でそれを表現するのかが非常に重要になってきます。

・クライアントが考えることと、プランニングの関係

コンペ等では多数の楽曲が送られてきます。

当たり前ですが、1曲を丸々聴く事はほとんどないです。

私は、今回のオーダーでは、「始まる感じ」というのをイントロで表現し「ワクワクする感じ」を出そうと考えました。

そこで、爽やかで何か始まる様なフィルターを使ったライズアップ系のサウンドを採用しました。

イントロは2小節にして、そのすぐ後に「キラーフレーズ」を作りました。

こうする事で、メロディーを印象付けながらも飽きさせない様考えました。

その後は普通の展開(Aメロ、Bメロ、サビ)を作って、サビでは「キラーフレーズ」を生かし、その部分がもっとも印象に残る様にメロディーやアレンジを構成しました。

その結果、クライアントから「あそこのメロいいね!耳に残るよ!」と言ってもらえました。

今回、私のプランは成功した訳ですが、毎回成功するわけではありません。

仕事でも趣味でもそうですが、人に聞いてもらいたければ、それなりのプランが必要です。

失敗した時は何がダメだったのか、反省点を挙げて次に活かすことも大切ですので、自分とは合わなかったとは思わず、真摯に受け止めましょう。

最後に

今回は楽曲を印象付けるためのアイデアを1つご紹介しました。

皆さんも楽曲制作の際は参考にしてみて下さい!

きっと新しいファンや、次につながる何かを得られると思います!

それではまたお会いしましょう!!

“プロフィール”

太田好泰

ミュージックインストラクター、作編曲、レコーディングエンジニアから、マスタリングエンジニアまでマルチに活動。

また、電子工学の知識を生かし、エフェクター等、電子楽器の回路設計、修理も担当。

プロデューサーとしての依頼があった事をきっかけに、肩書きをサウンドデザイナーに変更。

現在、若い世代の育成を目指しながら音楽活動をしている。

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