スティックについて (選び方編)

ドラム・パーカッション関連
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どのスティックが自分に合うの?マイルールを決めて条件を絞ろう!

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「はじめに」

メーカー編、種類編とやってきましたが、ここでじゃあ実際選んでみましょう。

メーカー編はこちら↓↓↓

種類編はこちら↓↓↓

と言う事で選び方編始めていきたいと思います。

前回の種類編では、最低これは知識として覚えておこうと言うところまで触れていきました。

けど、その知識のおかげで「自分のプレイスタイル的にヒッコリーが良さそう!」と言うところまでは来れたけど、それでもまだ選ぶにも沢山種類あるし、しかもスティックの種類の中でヒッコリーで作られてるスティックが一番多いやん・・・とかなりますよね。

ここで大切なのが自分のルールを作る事です。

条件ですね。

今回はそこも踏まえて書いていこうと思います。

ではいきましょう。 

「マイルールを作る」

まず握った感覚が一番大切ではありますが、5Aというのが一番標準サイズと言われております。

それを握った上で標準より小さめが良いか、大きめが良いかを一度判断しましょう。

その後、前回の記事で書いた知識を使ってメイプルかヒッコリーかオークかを決めていきます。

ここまで来たら自分ルールを作りましょう。

例えば、

「乾燥肌で掌の水分少なめだからフィット感を重視する」

「頭を叩いてみてコンていう響きよりゴンの方にする(木の密度に関係があります)」

「ゴンの鳴りでピッチに差が無いペア売りが多いやつにする」

「チップはスクエア型が良い」

「値段は1セット¥1,200まで」

等、自分の中で決め事を作っていくのです。

これがマイベストスティックに出会う一番の近道です。

漠然とした状態で、ただ感覚のみで選ぶとなると凄く時間がかかりますし、そのスティックを使っている根拠が言葉に出来ない為、心の中ではベストだと思っていても正直それは思い込みの可能性が高いです。

言葉で説明できると自分を説得出来るので勘違いや、間違った選び方はしないですね。

「不満には素直に」

いざ、じゃあこれに決めた!となり買いますよね。

で、しばらく使うと思うのですが、その時にベストだと思って買ったスティックに少し不満を持つようになったら、何が不満か言葉にしていきましょう。

例えば、

「ライドの鳴りの好みが変わったから違う形のチップを使ってみたい」

「ドラムセットをコンパクトにしたから少しスティック短くしたい」

「スネアを小口径にしたからスティック短くしたい」

「もう少しパワーが欲しいから重心がもっと先端に使い方にあるスティックにしたい」

等、理由を明確にするのです。

その要望が自分自身判れば試したいものがすぐ見つかります。

そして、その試行錯誤を繰り返し、ある時「あーこれが結局ベストだ」とか「うおー出会ってしまった・・・とうとう」みたいな現象が起きます。

「買う時の注意点」

これはどれだけの期間店に置いてある商品かわからないところが結構難しいですね。

たまたま1セットだけずっと残っていて、新しく並んでいるものから買われて行ってしまうこともあると思います。

なので、見て解らなくても良いですが、歪んでいないかとか、そういう欠陥を見る目を養うように確認することを癖つけましょう。

私一度だけ欠陥品買ってしまって凄く後悔しましたね。

チップにヒビ割れがあったんですよ。

その日からちゃんとチェックするようになりました。

「こういう事って意外とある話」

私がスタジオのスタッフをやっていた時の話なのですが、個人練習ドラマーが結構くるようなスタジオで、プロ、アマ、社会人、学生と様々な方々が来ていたので色んなドラマーと色んな話をしていました。

お客さんと仲良くなるようなスタジオだったので、お客さんが練習終わると一緒に話たりしていて、その会話の中にはスティックの話もありました。

というより結構多かったですね。

完全にスティック選びを理解出来ていない方々も多くて、身長180cm超えていて、がたいの良い学生ドラマーが凄く細くて短いスティック使って激しくドラムを叩いていたり、それでいて、すぐ折れる理由に気づけていなかったり、大きいスティックを使っている小さい女性ドラマーが「もうなんでこんなにスティック重いの」とか言ってるんです。

嘘でしょ?とか思うじゃないですか。

究極になるとこういう人もいるんですよね。

いや、なんで理由に気付けないんだ・・・と思っていました。当時。

「まとめ」

今回の3部作を読むと恐らく一旦迷走していた思考もフラットに戻ると思います。

スティックは消耗品なので買う頻度が多く、そのルーティンにより魅力を忘れがちなアイテムだったりします。

スネアやシンバル、ペダルのような値段もしなければ1セット買えば一生物!みたいにはならないですからね。

けど、このスティック選びは大切なので是非それだけは忘れないようにしましょう。

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