パートにこだわりが無ければ、あなたがドラマーに!
実はドラムの音って、スネア・バスドラ・ハイハットがあれば何とかなるんです。
よっぱど凝った技術が必要でない限り、最初はこの3つの音だけ出せれば何とかなります。
練習すればするほど1番成長の実感を得られるパートだけに「元ギタリストでギターも弾けるけど、今はドラムの方が楽しい!」と言うバンドマンも実際にいます。
リズム感が本当に良くなるので、ドラムを分かっていれば怖いモノなしの音楽家になれるんです。
他の楽器も出来るドラマーがいる事でバンド自体の音のバランスが整います。
メンバー間の意思疎通もすんなり行く様になるケースがほとんど。
もし、よほど強いこだわりがなければ、ドラマーに転向してしまうのも凄く良いアイデアなのです。
バスドラ・ハイハットを踏みながら頑張る!
他のメンバーが、ハイハット・バスドラを踏むという手もあります。
ギター・ベース・ボーカル・キーボード、エフェクターを踏む作業があったとしても、足は余ってますよね?
その足を使って下さい。
かつて(現存の方も多くいらっしゃるのですが)ブルースマンは座ってハーモニカを吹きながらギターを弾き、そしてハイハットも踏むというスタイルの方が珍しくありませんでした。
ロックンロールもジャズもR&Bも、全てブルースから派生したジャンルです。
足が余っているなら足も使う、そしてボーカルの手が余っているのであればスネアを叩く。
完璧でなくても構いません。
逆に、こういったスタイルのバンドは日本では珍しいので「面白い!」と他のバンドが企画に呼んでくれるかも知れません。
ベース無しバンドでギタリストが6弦にベース弦を貼り、ベースの音を鳴らすといった例もありますし、練習が必要ですが不可能ではありません。
1人でバスドラ・ハイハットを適度に入れながらベース弦も張ったギターを弾いて歌い、バンドの音を出してしまうバンドマンも居ます。
バンドをやる以上、自分に「限界」を作ったら終了です。
ドラマー募集中の一時しのぎだとしても、パフォーマンスとして素晴らしいスタイルです。
ドラムボーカルのバンドにしてしまう!
ドラマーがコーラスもするというバンドは、ご存知だと思います。
コーラスが出来るのであれば、ドラムを叩きながら歌うポテンシャルは人間には有るという事です。
ギターボーカル・ベースボーカルはよく聞くと思います。鍵盤で弾き語りをする人もいますよね。
だとしたら、座ってドラムを叩きながら歌うバンドもアリ!
あなた自身がボーカリストなら、ドラムを覚えて【ドラムボーカルのバンド】に!
先ほども書きましたが、最初はスネア・ハイハット・バスドラを覚えればどうにかなります。
技術は普段のスタジオ練習とライブを重ねれば、どんどん後からついてきます。
ドラムがほとんど出来なくても、歌がうたえる人であれば案外できてしまうのがドラムボーカル。
難しく考えないで下さい。「無ければ作る」というDIY精神は音楽界隈では重宝されます。
よかったら挑戦してみて下さい。
「ドラムがいない」は、デメリットではない!
ドラムに限らず、どこかのパートが居ない時には「今いるメンバーで補えないのか?」を考えてみましょう。
気に入った音にする為にギターをカスタムしたり、アンプを作ってしまうバンドマンもいますよね。
オリジナルのチューニングで曲を作ったり、コードを発明してしまう人もいるのです。
「全てのパートが集まらなければバンドが成立しない」とは思わないでほしいのです。
柔軟な考え方を持ちましょう。それはバンド活動だけでなく、生活すべてに役立ちます。
あなたのやっている事を面白い・すごい・カッコイイと思ってくれる人がいれば、近い未来でメンバーになってくれる可能性もあるのです。
必死でドラムが出来る人を探して翻弄されるよりは、今あなた自身が補えるところを探しましょう。
もちろん一時的にオケで補ったり、ヘルプ・サポートのメンバーを確保するという手段もありますが、独自性のあるバンドの方がコアなファンを掴めますよ。
良かったら参考までに、覚えておいて下さいね。
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