世間は今大変な時期で、定期的に行っていたライブ活動やこれから始めようとしていたライブ活動もできていないミュージシャンの方々も多いのではないでしょうか。
身動きが取れないけど、どうにかして夢への活動を止めたくない…
もしそう思っているバンドマン・ミュージシャンの方がいましたら、このタイミングを使って活動方針や作戦の見直しなど、仲間との作戦会議をお勧めします。
今回は初めての、もしくは改めてライブ活動をしようという事で、ジャンルやカルチャー性、盛り上がり度などに焦点を置き都内のお勧めライブハウスをご紹介いたします。
はじめに
あなたは何を目標にバンド活動をしているでしょうか。
売れて大きなステージで演奏するため、目の前の生活や人生を充実させるため、などなど理由は人それぞれだと思いますが、せっかく移動費やノルマを払ってライブをするなら効果的であったり、素敵なイベントに出演したいと思うハズです。
集客や口コミに繋がる効果的なライブを狙うにしても、イベントとして満足度の高い素敵なライブイベントに参加するにしても、まず第一に知っておかなくてはいけないのが”自身が行っている音楽ジャンル”と”出演するライブハウスの得意ジャンル”です。
歌モノギターロックバンドがモヒカン、ライダースジャケットまみれのイベントに参加しても、聞いてくれるお客さんの趣味に合わずライブが盛り上がらなかったり、自身がつまらなく感じてしまってはあまり音楽を楽しめないと思います。
歌モノ系、弾き語り、現代サウンド系は【下北沢 】
バンドマンの聖地下北沢。
古くから若者カルチャーの中心で、現在も主流のジャンルや有名バンドが必ず経由するライブハウス最大手エリアになります。
下北沢には、
・下北沢SHELTER
・下北沢Daisy Bar
・下北沢MOSAIC
・下北沢Garden
・下北沢BASEMENTBAR
等のたくさんのライブハウスが存在していて、かつそれらのライブハウスのほとんどが盛り上がりを見せています。
各ライブハウスの距離が近い街の構造もあって、一年に数回、合同イベントのサーキットライブが行われているのも特徴です。
下北沢のどこかのライブハウスで何回かライブを行い、ブッカーさんなどに音楽ややる気を認めてもらえればこのサーキットイベントに参加でき、イベントのトリなどに出演する人気バンドなどと実質的に対バンできることも魅力です。
働いているブッカーさん全てが個人レーベルを立ち上げているライブハウスや、有名バンドを多数輩出しているライブハウスがゴロゴロあるので、若手バンドマンにはマストなエリアになります。
ロックンロール、グランジ、アングラ系は【高円寺・新宿 】
バンドマンの住居エリアとしても歴史がある高円寺、繁華街やビジネス街が密集する新宿。
こちらも古くからライブハウス文化を支えてきたエリアになります。
・東高円寺U.F.O.CLUB
・高円寺Club ROOTS
・新宿紅布
・新宿marble
・西永福jam※
等のライブハウスが存在します。
オールドテイストのロックンロールや、主流ではない多種多様な、少し入り込んだ音を鳴らすミュージシャン達が出入りしています。
中でも、新宿紅布は毛皮のマリーズなどの2010年代のアングラ・ライブハウスブームを盛り上げたバンドを数多く輩出しています。
※の西永福jamですが、2017年に閉店してしまった、新宿界隈の顔でもあった新宿jamの生まれ変わりのライブハウスなのでこちらのエリアで紹介させていただきました。
新宿jamの伝統的な、なんでもありな熱量空間は受け継がれつつ、これから新しいカルチャーを築こうとしている様子が伺えるので、これから出演していけば新しい歴史に名を残せるかもしれません。
【池袋エリア 】
ライブハウス不毛地帯とも言われる池袋エリアですが、
・池袋Live Garage ADM
・池袋手刀
等のライブハウスが存在します。
数は多くないですが熱狂的な盛り上がりを見せているライブハウスがあるのが池袋です。
池袋Live Garage ADM、通称池袋ADMは、店長自身がやっているバンドのバックドロップシンデレラがZEEPワンマンを行うなど、話題性に事欠かないライブハウスで、ロック系のバンドからコミカル系のバンドまで幅広く出演しており、ライブハウス自体のお客さんがいるのが何よりの魅力です。
【吉祥寺エリア 】
このエリアは歌モノ系とオールド系が入り混じっている印象で、しかしティーンズイベントが行われていたりもするため、多方向から入りやすいエリアです。
・吉祥寺Planet K
・吉祥寺Warp
・吉祥寺SHUFFLE
・吉祥寺CLUB SEATA
等が存在します。
吉祥寺Planet Kなどの老舗は古くから伝説のバンドがたくさんライブを行ったり、現在はスタッフさんがバンドをプロデュースをしていたりと、非常に精力的な活動をしており、バンド活動に新しい角度でチャンスをくれるエリアかもしれません。
終わりに
以上が都内のライブハウス紹介第一弾でした。
ライブを効果的に楽しく行うにはやはり、自分自身やお客さんが同じものを求めている場所やイベントがあることが一番大事だと思います。
あなたが誰かの音楽に惹かれたように、知らない誰かがあなたの音楽に惹かれるかもしれません。
その奇跡のような出会いも、数あるライブハウスのジャンルやカルチャーを調べることによって必然的になるのではないでしょうか。
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