みなさん、「スコアメーカー」というソフトウェアをご存じですか?
スコアメーカーは大まかに言うと、楽譜を簡単に綺麗に作成することができたり、その楽譜を演奏させたりすることができるソフトです。
“音の鳴る楽譜”という表現が、イメージが湧きやすいかと思います。
音色も豊富で、音程がある楽器はもちろん、ドラム譜の作成、自動演奏も可能です。
ちなみに、ピアノで有名な河合楽器が開発しています。
私も実際に使っており、とても便利で使いやすく、幅広い音楽シーンで活用できるソフトだと感じています。
今回はその中でも、バンドマンにおすすめの活用方法をご紹介します。
ぜひ読んでみてください!
1. メンバーに配る用の楽譜作成
スコアメーカーを使うことの一番わかりやすいメリットは、誰でも簡単に美しい楽譜を作成できることです。
コードとキメのみのラフな楽譜から、綿密なアレンジの楽譜まで、幅広く自由に作ることができます。
そのため、作曲者が、ほかのメンバーに配る楽譜を作るのにピッタリです。
もちろん、音符だけではなく、コードネームや歌詞も入力することができます。
(ちなみに、歌詞を入力すると、自動で歌ってくれる機能も付いています。しかし、合唱的な歌い方なので、便利な機能ですが、バンドにはこの機能は不向きかなと思います。用途に合わせて、使ってみてください。)
2. タブ譜作成
打ち込んだり、スキャンしたりした音符をもとに、自動でタブ譜を作成する機能があります。
もちろん、ポジションも選ぶことができます。
とても簡単な操作で、弾きたい曲のタブ譜を自由にいくらでも作ることができるので、ギターやベース初心者にイチオシな機能です。
3. 自動で移調
例えば新曲を作る過程などで、キーの調整が必要なシーンがよくありませんか?
そんな時に、いちいち楽譜を書き直すのは面倒ですよね。
しかし、スコアメーカーを使えば、自動で瞬時に好きなキーに移すことができます。
もちろん、コードやタブ譜も連動しています。
この機能を使えば、とても時短になるし、自動で演奏してくれるので、様々なキーの音域や雰囲気を手軽に確かめることもできます。
4. 市販のバンドスコアをフル活用できる
紙の楽譜を、スキャンして取り込むことができます。
この機能を利用すると、その楽譜をさらに活用することができます。
例えば、先ほど挙げたように、自分の音域に合うように移調をすることが簡単にできます。
オリジナルのボーカルと自分の音域が合わない場合は、無理して合わせるよりも、移調することが望ましいですよね。
紙の楽譜の場合、移調作業はとても面倒ですが、スコアメーカーに取り込んでしまえば移調は瞬時に完了します。
また、各パートをミュートしたり、簡単なミックスをしたりすることができます。
この機能を利用すると、例えば、一人でバンド練習をすることができます。
(自分のパートだけミュートをして、いわばカラオケのような状態になります。)
主に、コピーする曲を覚える段階で、役に立つ活用方法だと思います。
5. デメリット
おすすめの機能をご紹介しましたが、実際に使っていて、デメリットだと感じる点もあるので、ご紹介します。
① 音がショボい
音色数はとても豊富ですが、あくまで楽譜ソフトなので、音質はあまり高くありません。
ラフなアレンジや、練習には十分なクオリティーですが、音源用の打ち込みなどには向いていません。
② スキャンの読み込みが完ぺきではない
高い精度ではありますが、完ぺきではないため、楽譜によっては結構修正が必要な場合があります。
読み込んだ楽譜を鳴らしてみると、おかしな箇所を発見しやすいので、試してみてください。
まとめ
バンドシーンに限定して言うと、どちらかと言えば初心者に便利なソフトだと感じます。
特に、楽譜を使いたい派の方にイチオシです!
使い方も、視覚的にわかりやすくて簡単なので、気になる方はぜひ使ってみてください。
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