【初見演奏!?】爆速で曲をコピーする能力を身につけよ

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みなさんはコピー曲を演奏するとして、1日にどれくらいの曲数をコピーできるでしょうか?

難易度にもよりますが、

  1. 「曲を聴く」
  2. 「曲を覚える」
  3. 「曲の個人練習をする」
  4. 「みんなでスタジオで練習する」

といった流れになる方が多いと思います。

そうなると、1日に2~3曲くらいの方が多いのではないでしょうか。

場面を変えて、結婚式場の演奏(知人としての余興ではなく、プロのバンドとして場内演奏)やイベントでの演奏依頼を考えてみましょう。

結婚式場の場合、プロ、もしくは音大出身の人だと、安いところだと1名1回15000円くらいで呼べるようです。

さて、ここで逆算してみましょう。

本番のほかに練習のために丸1日潰したとしたら、日給7500円になってしまいます。

アルバイトした方が稼げそうですね。

筆者は音楽で飯を食っているプロが周りに多い環境で育ちましたが、共通して言えるのが、

イベント等での出演に関して曲の練習にかける時間は凄まじく短いです。

この記事では、彼らの「激速で曲を仕上げる能力」について紐解いていきたいと思います。

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1.音楽の資格や音大の入試について

みなさんはYAMAHAのグレード試験、講師試験というものをご存知でしょうか?

もちろん演奏の実力をはかるものですが、試験内容は一体どんなものなのかを見てみましょう。

指定された課題曲、自由曲を演奏することの他に、初見演奏、理論の筆記などがあります。

ここで、初見演奏というものがありますが、バンドマンにとってはあまり聞きなれない言葉だと思います。

楽譜をいきなり渡されて、30秒ほど見た後(ドラムの場合、体を動かしてリズムをとるのはNG)、そのまま演奏という試験です。

「なんじゃそりゃ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これもれっきとした「実力」であり、演奏を仕事をする場合には最低限必要となる力です。

幼児、子供に教える講師資格でさえ、初見演奏は避けて通れません。

実際問題、音大の入試問題でも初見は当たり前のように出てきます。

2.初見演奏について

初見演奏ができるとどういうメリットがあるのでしょうか。

資格試験にもあったように、30秒で楽譜を読んでさっと演奏ができたら、コピーの速度が爆上がりします。

すると、冒頭部に記載した結婚式場のような仕事を受けても赤字にならなくなります。

特にスタジオミュージシャンを目指す方や、バンドと並行して自身の楽器の力のみでも活動したい場合には必須の能力だと思われます。

では、初見演奏はどうやって練習を行えば良いのでしょうか?

まず、超簡単な曲の楽譜を用意します。

次に30秒ほど予見(目でみるだけの作業)を行いますが、この時、曲の構成の記号(リピートやダルセーニョ、コーダ)の位置をチェックします。

できれば赤色等でそこに目印をつけておきましょう。

余裕があれば、演奏が難しそうな所にもチェックを入れておきます。

30秒後、曲を流しながら初見を行うのですが、目で追うのは今演奏している場所ではなく、1小節先です。

もし手伝ってくれる人がいるなら、演奏している部分をリアルタイムで隠してもらいましょう。

初見の能力はこなした数だけレベルアップしていきますので、しんどい練習ですが、どんどん曲数をこなしていくと良いです。

3.1日にコピー(カバー)する曲数の目安

もし、本気で楽器演奏の仕事を取りたい場合は1日数十曲はコピーできるようになった方が良いかと思います。

筆者の場合で言うと、本番数日前にライブでキーボードのサポートの依頼が来たことがありました。

曲数は10曲で、有名なヒットソングばかりでしたが、ほぼ演奏したことがない曲ばかり。

他にもやることが多く、あまり時間をとれなかったので、とりあえず大急ぎで演奏用MIDIを購入し、五線譜で表示するソフトで印刷。

音色についてはプリセットから似た音を曲順に登録して多少いじった後、演奏練習については1時間でさっとなぞっただけで本番。

こんな事もできるわけです。

ドラムの講師をやっている人の話だと、予見&難しそうな箇所だけ確認のため叩いておいて、あとはぶっつけ本番も結構多いそうです。

4.終わりに

1日のコピー曲を限度を増やすための初見の能力を上げておくと、色々な場所での演奏機会が増えます。

うまくなる」以外にも、活動先で「顔が売れる」ことにもつながります。

実際、色々な所で演奏してネットワークが広くなったことによる「自身のバンドのライブの集客につながる」こともかなり多いです。

初見演奏の能力を養ってみませんか?

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