気づいてない振りしてない?!上達にはクリアが絶対条件!!
「はじめに」
楽器を始めた頃は「壁」と呼ばれる物は有り得ない程存在していましたよね。
もう逆に「壁」と呼んでいいの?みたいな感じで、全方位に聳え立つとにかく高い壁に押しつぶされそうになりながら練習して知識つけて、その壁を「おりゃー!」て次々とぶっ壊していきますよね。
私はね、楽器始めた頃それが大好きでした。
これも出来るようになった!あれも出来るようになった!あれも理解出来たし、これも理解できるようになった!「うおー!楽しい!」
みたいな感覚がもう堪らなかったですね。
ですが、歴も長くなり、ある程度楽器への理解、それに伴う譜面等の理解が進むと自分を包囲していた壁がどんどん無くなっていくんですよね。(悲しい)
まあ、こうなってからが結構大変なんですが・・・
という事でですね、話は本題に入っていきたいと思うのですが、
「見つけ出せ」ということなんですよ、今回の題名にも書いてありますよね。
そう、どんどん壁を見つけにくくなっていきます。
「・・・気付けない!」
では進めていきましょう。
まずはこれ!
「見つけられない理由」
これですね、一気に本題中の本題降臨みたいになっていますが、はい、最重要部分でございます。
技術を磨くという事は必然的に壁を失っていくことになります。
というより磨く最中その壁をぶっ壊し続けているのですが、その過程では要領も良くなり、培った知識により最速で壁を壊したり、くぐり抜けたりという事を自然とやっているのです。
ある程度どんな事でも上手く立ち回れるレベルまで来ると、壁ってどういうものか分からなくなってしまう事があります。
それは「見落とし」が原因です。
・実は音が上手く鳴っていない
・苦手な部分を回避している
・実はリズムが少し崩れる
など、小さい事だったりするからです。
ですが、これを見落とす事により成長が一気に止まります。
もしかしたら心当たりが有る人もいると思うのですが、これって「見つけられない」のでは無く「気づけていない」という事が多いと思います。
「本当は気づけているでしょ?」
ここからちょっとダークになりますが、実際思い返せば気づけているけど「気にしていない」という方いませんか?
これが成長ストップの最大な要因となります。
要は、気づけているのに「別に演奏に支障はないし」とか、「これも味でしょ」という解釈でやっていると、もうこれはどんどん成長しなくなりますね。
えっとですね、これ私も全く同じサイクルにハマりました。
私の場合は「俺はドラマーだけど、コンポーザーがドラムをしているというモチベだから、そこまでそんなに超細かい事は気にしないで置こう」。
これだったんですね。
そう思い始めてからの大きな成長は無くなりました。
一時期サポートドラマーとしての案件も増えた頃、少し意識を変えたのであの頃よりも知識、技量は上がっていますし、ビート感も更に研ぎ澄まされているとは思います。
ですが、そういった邪な思考こそが成長への道をそいでしまうのですね。
「改善策」
出来ていない判断を厳しくして、同じフレーズのループ練習や基礎練習をやりましょう。
大きく変動させる必要はないです。
更に気持ちがよく分からなくなるので、「この楽器が好きだからもう少し寄り添いたい」くらいの気持ちから再スタートしましょう。
「まとめ」
「壁」が無くなってくると同時に「歴」が長くなっています。
という事は同じ環境化でいる状態が長くなっているわけですね。
上手くなりたいと思っていても、あの頃のピュアな気持ちは無くなってきます。
仕方有りません。
どうしても堕落してしまう瞬間は有るでしょう。
ですが、実際「壁」というのは腐る程あって、上手く立ち回れているあなた自身、もしかしたら数え切れない「壁」の数の内、10分の1も壊せていないかもしれませんね。
楽器は奥が深いです。
この記事を読んで何か感じ取ってくれたら嬉しいです。
今回はここまで!読んでいただき本当にありがとうございました!
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