作曲の力をつける確実な方法

作詞・作曲関連
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みなさんこんにちは。

自分はAK-POPというグループで作曲家兼キーボーディストとして色々な歌手とコラボするというスタイルでやってきました。

公開しているミュージックビデオは500高評価を超えるものもあり、まあそこそこ評価はされているのかなと思います。

今回はそんな自分が確実に作曲の力が身につく方法をお伝えしようと思います。

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とにかくたくさん作ること

ここでもう終わってしまうようですが作曲の力が身につく方法はズバリとにかくたくさん作ることです。

いわゆる「習作」と言い、リリースするために作るのではなく、自らの勉強のために作る事でクラシックの作曲家の間では昔からやっている勉強方法です。

しかし最初のうちは「せっかく最高のメロディー考えたのに勉強のためだけに使うなんてもったいない」と思ってしまいがちですが大丈夫です。

自分も高校生あたりの時に同じような事を思っていましたが今となってはほぼ全てをボツにしています。

未熟な時の「最高」はあとから思い返すと恥ずかしい出来栄えであるものです。

とにかくオリジナル曲はたくさん出していきたいから作った曲はボツにせずに全てリリースしていきたい・・・というのはよくシンガーソングライター志望にありがちな判断ミスです。

このようなシンガーソングライターの場合、「作詞作曲を自分でやった」と言いたいがために作っているので、ある程度ライブが出来る数の曲が出来たら曲作りはやめてしまいます。

作曲家としてやっていきたいのであれば習作も積極的に作っていきましょう。

一部、数年後に思い返しても良い部分は違う曲に取り入れたりすれば良いのです。

自分の曲の中にもサビだけ中学生の時に考えたメロディーを導入している曲もあります。

中学生ならではの未熟さが逆に良い味を出していて今の立場ではなかなか考えつかないようなメロディーです。

このようにメロディーは使い回せば良いのです。

まだ世の中にリリースしてないのであれば何の問題もありません。

こうしたらこうなるという事を一つでも多く知る

数をこなしたら良いという理由の一つが「コード感」です。

もちろんピアノで弾けばコードの響きは感じられますがこれを全体のアンサンブルで聴けばどうなるのか、この流れで聴いたらどうなるのか・・・。

これは人から「こういうコード進行はこういう雰囲気になる」と教えられても分かりずらいものです。

自分なりの解釈をしてしっかりとコード感をものにしましょう。

人の手が加わるとどうなるか

一番違うのはボーカルでしょうか。

歌ものの曲を作る場合、歌のパートは想像するしかありません。

こればっかりは自分の力ではどうしようもなく、レコーディングしてみなければなりません。

このレコーディングという経験をして、実際に自分の曲に歌が入ると「こんな感じになるんだ」というのが分かります。

これが分かるとさらに1ランクレベルが上がることになると思います。

これは家で一人では出来ない事です。

さらにそのあとミキシングやマスタリングをしてもらいちゃんと仕上がると作曲という分野において自分に足りない部分が見えてきます。

例えば大ヒットしている曲と自分の曲を聴き比べるという事を作曲家を目指しているならやっていると思うのですが、これは「まあ向こうはミキシングもちゃんとしてるからな。ミキシングさえすれば俺の曲だって・・・」という事で脳内補正をして聴いてると思います。

ミキシングをプロに任せるとそのような言い訳は出来ずに単純な作曲能力で比較が出来ます。

これを知ることが出来るとまた一つレベルが上がることでしょう。

完成させずに投げ出すのが一番ダメ

これはシンガーソングライターに憧れている考えの浅い人に多いのですが曲作りをしたものの途中で投げて次の事に取り掛かり、その次も投げて・・・という事を繰り返す人がいます。

これはNGです。

良い曲にはならないと分かっていてもとりあえず完成まで持っていきましょう。

完成させると「こういうアイデアは最終的にはこんな感じになるのか」というのが分かります。

作曲の技術というのはそのような経験値をどんどん積み重ねていく事なのです。

その積み上げた経験値を基にどう構成していくのかが「センス」と呼ばれるものです。

このような経験値を基に作り上げたものであれば理論上はおかしくても周囲を納得させるような音楽になっていると思います。

おわりに

以上、作曲家として力をつけるには経験が大事だという話でした。

これはつまりプロになり、良い経験を積むことが出来てる作曲家はますます力をつけ、レコーディングの機会もなかなか与えられないアマチュア作曲家の間はアマチュア側がどんなに勉強してもすごい勢いで差を広げられているのです。

作曲家志望の方はある程度聴かせられる曲が作れるようになったなと思ったら積極的にレコーディングなどを行なってみる事をオススメします。

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