クリックは指標である

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え、クリックからズレてない?!天才が作り出すグルーヴを体験しよう!!

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「はじめに」

これまでいろんな曲を聴いてきたのですが、たまに凄く感動して鳥肌立つ瞬間があります。

それの一つが今回の着目点「グルーヴ」なんですが、皆さんは世の中にある楽曲に対しクリック(メトロノーム)を当てた事がありますか?

まあ、コピーする時とかテンポ測る事ありますよね。

そう言った時に

「あれ?テンポと結構ズレてない?」

という瞬間があったりするのですが、クリックが鳴っていない状態でのグルーヴに「自然」で、かつ、「何かに囚われていない感」というのを出すのはとても難しく、しっかりクリックの指示通りに演奏する事も大切ですが、その音楽の旨味を出す利点を考えるとクリック前後のノリを駆使する事も重要になってきますし、それがあるか無いかで聴こえ方も変わってくるので、そう言った部分に少しでも理解を広げたく今回はこの記事を書く事にしました。

では早速話をしていきたいと思います。

「前ノリ」

これはクリックが鳴るより少し早く音を鳴らす事で疾走感を生み出すものです。

例えばサビに入った時、これを取り入れれば同じテンポでも「タイト」になり、なんか早く感じます。

これは私もたまに使っていました。

四つ打ちとか特に変化が分かり易いです。

また私の場合はデフォルトで後ノリだったので(後ノリは次に説明します)、前ノリはめちゃくちゃ大変でしたね。

割とオンで叩けるドラマーだとこういうのは得意だったりするのですが。

「後ノリ」

これはさっき話した「前ノリ」の逆ですね。

クリックが鳴った後に叩いて少し間を持たせたり、わざと「のペーっと」させるんです。

これは、聞く相手がウズウズする効果もあったりします。

「どっちのノリも使った場合」

例えば、

・Aメロはオンで叩く

・Bメロは出来るだけ「後ノリ」

・サビは「前ノリ」

という風に切り替えると全てをオンで叩くより、曲の中に表情が埋まれて自然になります

また、曲の聴え方にも変化があって、なんならボーカルも歌いやすいかもしれません。

実際、音楽は生で聴いた方が臨場感もあれば「生きている感」てあるじゃないですか。

それをノリ方で意図して生み出すんです。

どうしても音源だと「作り物感」とかありますが、そういう工夫で音源でも完全に化けます。

「感動した話」

これまでテンポを当ててびっくりした事は何度もありますが、一番記憶にある事を書こうと思います。

当時大学生で、いつも通りサークルのコピーバンドの課題曲をyoutubeで探してテンポを測っていたんです。

で、測り始めるとなかなかテンポがどれもハマらず、「え、何?」て思ったんですよ。

で実際、これまでもテンポハマんない事もあったし、システムの関係で同じテンポ鳴らしても噛み合わないとかって実際あるからあんまり気にしないで、Googleでテンポ調べて、そのテンポを鳴らしながら改めて曲聴いてみたんですね。

そこで分かったんですがテンポはズレていなくて、これでもかってくらい「前ノリ」と「後ノリ」を駆使していたんです。

(確か、「東京事変」だったと思うんですが、すいません曲は何か忘れました。)

元より天才集団であるから出来る事でもあると思いますが、こんなにノリの前後を使っていてもクリック止めると「自然」、かつ「生きている感」が凄く出ていてとにかく感動しましたね。

頭の中でそれに気付いた時鳥肌立って笑っちゃいました。

「まとめ」

クリックはあくまでも指標ではありますが、簡単そうな話をしているようでめちゃくちゃ高度な技ですので、そう簡単にできる事ではありません。

ですが、世の中の一般的な音楽に詳しくない人達の言う「何か良い」と言う部分の要素にもなっていると思います。

勿論電子音多めのバンドとか、同期音源でバシバシやっているバンドには難しい部分ですが、私が言いたいのは「あくまで指標」と言う部分、そして「何か良い」の要素の一つであると言う事です。

今回はここまで!読んでいただき本当にありがとうございました!

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