アンペグ苦手なベーシスト必見です!
ライブハウスやスタジオに置いてある定番のベースアンプ、アンペグ『SVT -3PRO』を使いこなす!
今まで
『アンペグのアンプ苦手だなー』
『なんか音がぼやけるな』
こんな悩みを解決します。
アンペグを使いこなす3つのポイント
⑴コントロールを知る。
⑵アンプの特徴を知る。
⑶やってしまいがちローを足しすぎる。
この3つが分かれば、アンペグへの苦手がなくないます!
⑴コントロールを知る。
アンペグ『SVT -3PRO』のコントロールは
・GAIN, (音のトーンのコントロール)
・BASS, (低音域のコントロール)
・MIDRANGE(中音域のコントロール)
・FREQUENCY 1/2/3/4/5(5つのプリセットから中音域をコントロールできます)
・TREBLE,(高音域のコントロール)
・MASTER,(全体の音量のコントロールしてくれます。)
・TUBE GAIN,(真空管の歪みを加えられます。)
・9バンド・グラフィックEQ,(細かく音域を調整できます。)
・MUTEスイッチ, (音をミュートしてくれます。)
・EQスイッチ,(グラフィックEQのオン、オフ)
・HI/LOスイッチ, (低音と高音の深い音域のスイッチ)
・BRITスイッチ, (ブライトスイッチ、オンにすると中音域と高音域の間を持ち上げてくれて音がスッキリします。)
・-15dBスイッチ(パッシブ、アクティブベースのインプットの調整スイッチ)
これだけの機能が搭載されています。
定番のベースアンプですが、意外と知らなかった機能などありませんでしたか?
『たくさんスイッチやコントロールがあってわからないよ~』
『どこをいじればいいかわからない』
ポイント②ではさらにアンペグの特徴から
抑えるべきポイントを解説します。
⑵アンプの特徴を知る
ロックバンドのベーシストに人気な定番アンプです
アンペグ『SVT -3PRO』は真空管を搭載したヘッドアンプです。
12AX7×4本、12AU7×1本の計5本の真空管を搭載したプリアンプによりアンプ本体で最適な太くナチュラルなドライブサウンドが出ます。
サウンドは温かくベースらしい低音の迫力を感じます。
近年小型なDクラスアンプが人気のなか、流行りに流されない安定感のあるアンプです。
コントロールの使い方
FREQUENCY
コントロールの中で一番のポイントは中音域です。
中音域はFREQUENCYノブにより
1=220Hz,
2=450Hz,
3=800Hz,
4=1.6kHz,
5=3kHz
5つから任意の帯域を選択し、MID RANGEで15dbブースト、カットし調整します。
この中音域は音抜けや低音のコシを調整するのに美味しいポイントがピックアップされています。
ピック弾きの場合、2をブーストするとアタックが出て音抜けが良くなります。
指弾きの場合、4をカットすると丸みが出て暖かい音になります。
さらに9バンドグラフィックEQも搭載されていて、3バンドEQとFREQUENCYで基本の音を作り細かな部分を9バンドで補強する使い方がおすすめです。
BRIGHTスイッチ
BRIGHTスイッチはオンにすると2kHzが6db持ち上がります。
ピッキングのアタックを強調したパンチのあるサウンドになります。
ULTRA LO/HIスイッチ
アンペグのベースアンプの特徴の1つです。
ULTRA LOは40Hzを2dBブーストしくれて、500Hが10dBカットされます。
低音がブーストされて、迫力のある音になります。
パッシブベースでローを強調したい時に役立ちます。
ULTRA HIは5kHzが6dBブーストされます。
オンにするとAMPEG特有のギラギラした音になります。
基本の音作りのポイントは以上になります。
これらを駆使して理想のサウンドを作りましょう。
⑶やってしまいがちローを足しすぎる。
アンペグのベースアンプにかぎった事ではないですが
ベースアンプのセッティグの際にロー(BASS)をブーストしすぎでないですか?
ローを強調させすぎて音に輪郭がなくなりボヤけた音になってしまう、なんてことがよくあります。
ベーシストの気持ち的にローをブーストしないと不安になるのもわかるのですがベースはもともと低音を出す楽器です。
必要以上に強調しなくても、バンドに必要な低音は出ます。(ジャンルや音楽性による)
音抜けが良くないなと困っている方は一度ローをカットした音作りを試してみてください。
単体だとイマイチに感じるかもしれませんが、バンドに入ると音抜けがよくなり存在感がよくなることが多々あります。
スタジオやライブハウスに置いてある定番アンプなのでアンペグのアンプヘッドの音作りに悩むベーシストも多いと思います。
アンペグのアンプの特性を理解するのに今回の記事が参考になれば幸いです。
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