国内外でも、様々なアーティストに使用されている国産ハイエンドベース。
今や多くの人に認知され多くのミュージシャンが愛機として使用していますよね。
あなたはどんなベースを使用していますか？
ベースシストの中には「他のミュージシャンとは違う変わったベースを使いたい！」
という人も数多くいるのではないのでしょうか。
そんなあなたにはこのメーカーをオススメします。
知る人ぞ知る国産ハイエンドメーカーATLANSIAをご紹介いたしましょう。
ATLANSIAとは？
アトランシアとは日本が世界に誇るハイエンドギターメーカーで、長野県松本でハンドメイドにて長年製作されているメーカーです。
１本１本が手作業でこだわり抜いて製作されているので、その他のメーカーに比べ流通数が圧倒的に少ないです。
各パーツも完全オリジナルパーツとなっており、決して他メーカーでは再現できないルックス、サウンドを持つ唯一無二のブランドと言えるでしょう。
一部のマニアの間では「幻の楽器」とまで言われています。
独創的シェイプ
なんといってもこの独創的なルックス。
まずこれだけで普通の楽器とは一線を画した存在だということが分かりますね。
遠くから見ても、アトランシアだ！とわかるぐらい個性的です。
ちなみに私も一本アトランシアのベースを所有していますが、演奏の現場に出ると
「なんていうメーカーのベースですか？」
「それアトランシアですよね？」
とまぁまぁの確率で話かけられます。
何故こんなシェイプなのかというと、既存のスタイルに囚われず、ゼロから楽器としてベースの設計を試み、楽器としてイチから研究した結果、この独創的なシェイプが生まれたそうです。
この楽器の評価が世界的にも高いのは、そのデザイン性だけではなく、楽器としてのサウンドや、演奏性がずば抜けていることです。
特徴
まず、大きな特徴としてよく挙げられているのが、通称“丸太”と呼ばれる極太ネック。
本当に太いです。太いというか丸いって感じです。
どれくらい太いかというと、モデルにもよりますがウッドベースのネックをひと回り小さくしたぐらい太いでしょうか。
「自分は手が小さいし、細いネックの方がいい」と思っているあなた。
それは偏見です。
この楽器を実際に演奏してみると、とても疲れにくく、長時間のプレイができます。
ネックが太い分手がひらが潰れにくく指に自然に力が入りやすいフォームになります。
指だけで挟んで掴むより手のひら全体で握った方が疲れにくいですよね。
速いパッセージはむしろこっちの方が弾きやすいと思います。
さらに太さ故にネックが丈夫になることからネックトラブルが起きにくいという良いことづくめです。
ボディは割と軽いのですが、そんなボディに極太ネックだとネック落ちが心配になりますよね。
しかし、ネック落ちは全くないです。
そしてめっちゃ鳴ります。
この見た目からは想像できないくらいボディの振動がネックまでしっかり伝わりバリバリ鳴ります。
本当によく設計されているなぁと感嘆します。
サウンド
これもかなり独特な音です。
粘り気のある中音域ながら、高音はハイエンドベースならではの艶やかさを持ち、低音もしっかり出るというバランスの良さ。
音の塊が飛んできているような強さがあってとにかく抜けます。
重厚なバンドサウンドの中でもバッチリです。
あとサスティーンが異常に長いです。
開放弦を鳴らしてみて、私は無限のサスティーンを手に入れたと思いました。
とにかくバランスよく聞こえてくるので、ライブハウスなどの現場でロー感が足りないから無理やりアンプのEQで足したりしなくて大丈夫です。
むしろ全帯域が出まくっているので特定の音域を足すのではなく、ハコ鳴りで回ってしまう音域部分を引いて音作りができるので無理に足していない自然な音作りが出来ます。
プレイヤーに優しい機能性
本当に細かいところまでプレイアビリティが追求されています。
私が所有しているこの画像と同タイプのstealthというシリーズにはネックのハイポジ側とピックアップ部分に指が置ける溝加工があります。
こちらがそのstealthというシリーズ。
ネックが側で優しいトーンと出すときもリアでガンガン弾くときも安定してプレイできるので無理に手首が回り込んだり、引っ込んだりすることがないです。
深く入ったカッタウェイでハイポジもスルッと左手が入ります。
無理なく体にも優しい。
上の画像は私が所有している実機の写真です。
オリジナルのブリッジの画像になりますがこれまた独特。
一本一本の弦を完全に独立したポールがガッチリホールド。
弦の振動を余すことなくボディに伝えてくれます。
弦を支えるポールは手でも簡単に回るようになっています。
そして地味に嬉しかったのはこちら。
電池の交換がとても簡単です。
他社のメーカーでは裏面のネジを外してカバーを開けるモノや、プラストックの電池カバーを開けるモノがあり地味に交換が煩わしいなと感じていたのですが、アトランシアベースはスポンジを外せば電池を即交換できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
なかなかお目にかかることのないメーカーですが、こんなに独創的かつ機能的でプレイヤーに寄り添ってくれる楽器はないと思います。
私はこの楽器を手にしてからプレイの幅がとても広がりました。
良い楽器は自分を成長させてくれます。
もし弾く機会があれば是非弾いてみてください。
きっとあなたはアトランシアの虜になっているはずです。
それではまた。
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