以前、初心者バンドマンが大勢出演するライブを観に行った際、気を付けていれば、または、知っていれば簡単に防げたはずのトラブルを数多く目撃しました。
きっと慣れないライブの中、演奏のことで頭がいっぱいで、機材トラブルなどの予防までは頭が回らなかったのだと思います。
そこで今回は、トラブルを防ぐために、ライブ前に確認しておきたいことをご紹介します。
特に、ライブ初心者の方はぜひ読んでみてください!
1. ギターの弦
ギターの弦は、弾いていくとどんどん錆びていき、音が劣化してしまいます。
また、切れやすくもなります。
そのため、
・「いい音で演奏する」
・「ライブ中に弦が切れるトラブルを防ぐ」
という二つの観点から、ライブ前に弦を張り替えるのがおすすめです。
新品の弦でも切れる時は切れますが、ハズレを引かない限り、使い込んだ弦よりは切れにくいです。
2. ピックやスティックの予備
演奏中に、ピックやスティックを落としたり、飛ばしてしまったりすることがありますよね。
また、頻度は高くありませんが、ドラムのスティックが折れてしまうこともあります。
そんな時に、万が一、予備を用意していないと、演奏が中断してしまいます。
そのため、ピックやスティックの予備は、すぐに手に取ることができる位置にいくつか用意しておきましょう。
結果的に予備を使うシチュエーションにならなかったとしても、やはり用意しておくべきですし、心理的にも、用意しておいたほうが安心して演奏に集中できるのではないかと思います。
3. ノイズ
ノイズが出ると、演奏が台無しです。
ライブ前にしっかりと確認しましょう。
シールドは消耗品なので、古くなってくるとノイズが出てきます。
ノイズが気になる場合は、買い替えましょう。
ちなみに私のおすすめは、定番ですが、カナレです。
(詳しく解説されている記事があるのでそちらもご覧ください)
私の場合はギターでしばらく使っていますが、シールドが原因のノイズがほとんど気にならず、値段もそれほど高くないので、品質的にもコスパ的にもおすすめです。
また、音が出たり出なかったりする、楽器を動かすだけでバリバリという音が鳴るという場合は、シールドとジャックの接触不良が原因として考えられます。
まずは、しっかりと刺さっているか確認してみてください。
しっかりと刺さっているのにノイズが発生する場合は、買い替えるか、メンテナンスを行ってください。
4. アンプやエフェクター、シンセの設定
初心者のライブでは、歪みすぎていたり、ハイが強すぎたりして耳が痛くなるような音がありがちだという印象を、私は持っています。
ライブでお客さんに披露する前に、設定が適切かどうか、チェックしてみてください。
仮にライブ中に音色を修正したいと感じたとしても、初心者の方が曲と曲とのわずかな合間でササっと直すのは、なかなか難しいのではないかと思います。
なので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
“いい音”は人それぞれだと思いますが、一般的に好まれる音というのは、ある程度存在します。
正解がわからなかったり、出したい音のイメージがあるけど、どのように設定したらいいのかがわからなかったりする場合は、きちんとした知識がある人に教えてもらうのが一番だと思います。
私も以前、試行錯誤してもギターで自分の出したい音がなかなか出せなかったので、レッスンで先生に相談したところ、EQの設定が違うと教えていただいたことがあります。
やはり、最初からエフェクターなどを使いこなすのは難しいので、自分で試行錯誤しつつ、身近に詳しい人がいれば、どんどん聞いてみるのが上達の近道だと思います。
まとめ
・弦を張り替える
・ピックやスティックの予備を用意する
・ノイズ対策、メンテナンスをする
・アンプやエフェクター、シンセの設定を確認する
これらをライブ前に行っておくと、よくあるトラブルをだいぶ防げるのではないかと思います。
本番中は演奏に集中できるように、ぜひライブ前に確認してみてください。
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