「はじめに」
バンド最盛期からだいぶ時代は流れて、この記事を書いている私もその時代の人では無く、どんどんバンド文化が低迷していく環境下でバンドをやっていた者です。
憧れていた1990年代、2000年代前半のアーティストのようになりたいと活動をしましたが、とにかく時間だけが過ぎていき、知名度は少しずつ広がっていったものの憧れと現実は全く違う物でした。
こう思っているバンドは沢山いると思うんです。
心のどこかで「バンドはもうダメか」と思いつつも意地になってしまっていたり、意地の先に打開策も生まれない状態を抱えているバンドもいませんか?
恐らく僕はその類でした。
今後バンドシーンが盛り上がっていくかは分かりませんが、バンドをやるのは自由ですのでやりたい方はやった方がいいと思います。
ですが、「売れたい」という気持ちの基やるのであれば、最低限今の時代に沿ったやり方が必要です。
今回はそこに着目してお話ししていきたいと思います。
「自分等だけの力で売れろ」
これはどういう事かというと、事務所に所属すれば勝ちという時代がとっくに終わっているという事です。
またお金が無い音楽業界でもありますので、新人アーティストに莫大な投資金を用意出来る所も少ないでしょう。
勿論「顔が利く」という人の繋がり部分では強いですが、それは自分たちでも頑張り次第で作れますよね。
なので、頑張って事務所に所属しようと思うのでは無く、自分等だけの力で売れようと動いた方が良いです。
わからない事はその中で出会っていく関係者に相談していけば良いと思います。
「具体的に何をすれば良い?」
では、具体的に何をすべきか。
これは沢山あると思いますが、まずメンバー全員が個人でいろんな事をすべきです。
・作曲家としての楽曲提供
・サポートミュージシャンとして沢山のアーティストのライブへ参加
・Youtuber
・レコーディングエンジニア
・MV監督
など
そう言うアプローチが大切になってきます。
メンバーが全員そうやって個人での活動で名前を売ったりファンを作る事でバンド活動にブーストがしっかりかかります。
その中でバンド活動をしっかり行ってください。
・「○○に楽曲提供しているボーカル」
・「〇〇専属のサポートギター」
・「登録者50万人のyoutuber」
等のメンバーで構築されていくと最高のバンドになれますよね。
ですが、これもそんな簡単に出来る事では無いです。
やってみると結構難しいですが、こういった各々の活動をしっかりやる必要があります。
「どれをやって良いかわからない」
これは単刀直入に言います。
自分に向いてる事です。
ふざけるのが大好きでチャレンジ精神が旺盛ならYoutuberやってるのも有りですし、ギターだけは誰にも負けませんと言う方はサポートミュージシャンにもなれるように人との繋がりを沢山作れば良いと思います。
曲作りに自信があるのであれば「シンガー」、「アイドル」の運営に売り込めば良いと思います。
「バンドとしての活動」
個人活動の話はここまでで、今度はバンド活動について話します。
ライブをすると言う価値観を今一度考えてみてください。
発表の場ですよね?
ライブばかりやっているバンドを観てきて思いますが、ツアーでも無いのに練習の日数よりライブ日数の方が多くて、練習は月に1回なのにライブ月7本とかやってたりするのは本当に本末転倒だと思います。
ライブをやればやる程お客さんが付いていき、利益も沢山あると言った時代じゃありません。
「ライブの価値観」と言う部分をしっかり改めて考えた上で、バンド知名度の拡散、ライトなファン、リピーターを増やす方法を考えましょう。
「まとめ」
ライブをするのが好きで沢山ライブしたいと言う気持ちは凄く分かりますが、それって利益があれば別ですがエゴであり趣味ですよね?
それで売れたいと言うのは難しい話だと思います。
今の時代だから良いとされるネット活動、そしてメンバーそれぞれの活躍が今後更に必要になってくるはずです。
ライブとは何か今一度考えてみてもいいかもしれません。
また、これからバンドをやるのであれば今回の話を是非参考にして活動してもらえたらと思います。
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