レギュラーチューニングでギターが引けるようになったら、チューニングを変えてみると、また新たな発見ができます。
オリジナル曲を作るときにも、チューニングを変えると新鮮な感覚でマンネリを避ける効果があります。
是非ともいろいろなチューニングを試してみてください。
意外とカッコイイと思う曲はチューニングがレギュラーじゃなかったりします。
今回はダウンチューニングをメインに紹介します。
音を下げることによりただ音階が変わるだけではなく、音の雰囲気、音の伸びが良くなる効果などがあります。
半音下げ
まずは、オーソドックスなチューニングの半音下げです。
レギュラーチューニングから全部の弦のチューニングを半音下げる方法です。
半音下げるだけでもかなり音の印象が変わります。
6弦 E → E♭(D#)
5弦 A → A♭(G#)
4弦 D → D♭(C#)
3弦 G → G♭(F#)
2弦 B → B♭(A#)
1弦 E → E♭(D#)
メーターがない場合の生音でのチューニングの仕方
チューニングメーターを使ってチューニングするのをおすすめしますが、もしチューニングメーターがない時の応急処置をお教えします。
レギュラーチューニングの6弦の5フレットがAなので、4フレットがA♭になります。
なので6弦4フレットの音に5弦開放の音を合わせれば、5弦はA♭になります。
あとは、レギュラーチューニングの仕方を5弦を基準に行えば、半音下げの完成です。
主な半音下げアーティストはジミ・ヘンドリックス、ニルバーナ、スマッシングパンプキンズ、エクストリーム-More than wordsなど
カポタストを使ってチューニングを直ぐに変える方法
カポタスト(通称カポ)はチューニングをレギュラーより上げたい時に使いますが、
ダウンチューニングの状態から、レギュラーチューニングに直ぐ戻したい時にも使えます。
あらかじめダウンチューニングをします。それが半音下げのチューニングの場合、1フレット目にカポをすればレギュラーチューニングになるという分けです。
1音下げ(全音下げ)チューニング
1音下げはヘヴィーメタル、ハードロックなど重たい音にしたい時に使います。
6弦 E → D
5弦 A → G
4弦 D → C
3弦 G → F
2弦 B → A
1弦 E → D
チューニングメーターを使わないで、チューニングする場合
6弦3フレットに5弦の開放の音を合わせれば、5弦が基準のGになります。
そこから、レギュラーチューニングの要領でチューニングします。
1音下げの有名バンドはパンテラ、モトリー・クルーなど
さらに深く重くダウンチューニング
さらに、下げると ドロップC#(C# G# F# A# D#) 代表バンド フィンチ
もう一つ下げると ドロップC(C G C F A D)代表バンド キルスイッチエンゲージ
その次 2音下げ(C F A# D# G C) 代表バンド ドリームシアター
さらに下げて ドロップB(B F# B E G# C#) 代表バンド スリップノット
ドロップチューニング
6弦だけを1音下げるチューニングです。
6弦と5弦だけ開放で弾くだけでヘヴィーなパワーコードになります。
6弦 E → D
5弦 A → A
4弦 D → D
3弦 G → G
2弦 B → B
1弦 E → E
チューニングメーターなしでチューニングする方法は
6弦7フレットのハーモニクス音と5弦5フレットの音に合わせるか、
6弦5フレットのハーモニクス音と4弦5フレットに合わせます。
このチューニングは6弦だけを変えるだけなので、比較的簡単にできて効果的なので是非試してください。
このチューニングの曲もかなりあります。
ビリー・アイドル – speed
バン・ヘイレン – Unchained
フー・ファイターズ – Monky wrench
アンスラックス – Keep it in the familyなど
ダウンチューニングと弦の関係
ダウンチューニングによる影響で弦のテンションが弱くなり、ネックが反り、サステインが減ったり、音がぼやける症状が出ることがあります。
それを防ぐため、弦を太くしてテンションを保ちます。
弦のサイズの目安は
ドロップDから1音下げは 10-46~11-49
ドロップC#から2音下げは 11-49~11-52
ドロップBは 12-54~13-56 です。
まとめ
チューニングメーターを使わないチューニング方法を説明しましたが、なるべくならチューニングメーターを使った方が正確な音になります。
ただ、自分の耳を鍛える為でしたら、まずチューニングメーターなしでチューニングしてみて、その後にチューニングメーターで確認すれば、確実に自分の耳が鍛えられます。
他の楽器もそうだと思いますが、音感は経験とともについてきますので、自分でのチューニングも試してください。
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