・歌手デビューしたい!
・楽に高音を出したい!
・もっとパワフルに歌いたい!
・幅広い表現力を付けたい!
・カラオケのレパートリーを増やしたい!
そう思い立ってボーカルスクールに通い始めた人は多いのではないでしょうか?
しかし数カ月通っても上手くなった気がせず、だんだん通うのが面倒になってしまって、残念ながら退会してしまったなんて話もよく聞きます。
せっかく通ったのに途中で辞めてしまうのは勿体ないですね。
どうして続かなくなってしまったのか、その原因について考えてみたいと思います。
【①スクール選びで失敗】
現在、生徒数2000人越えの大手スクールや、先生が一人でやっている個人スクールまで、全国には数えきれないほどのボーカルスクールが存在しています。
みなさんがスクールを選ぶ基準は何でしょう?
・一人一人に合わせたレッスン
・初心者でも分かりやすい
・上達をすぐに実感
・飽きずに楽しく出来る
・質の高い講師陣
・発表会やセミナーなどイベント多数!など
正直、どこのスクールのサイトを見ても同じような誘い文句が書いてあります。
自分が習ってみたい先生がいれば話が早いのですが、そうじゃない人はどのような基準でスクール選びをしたらよいのでしょうか?
・プロ志向か、趣味志向か
プロを目指しているのであれば、レッスン代が少し高くても現役で活動中のプロ講師が数多く在籍していて、オーディションが受けられるスクールをお勧めします。
活動中のプロ講師と言っても、どの程度のプロなら安心でしょうか?
ライブ活動をしていても10人集客するのがやっとの人もいますし、ホールクラスで有名アーティストのバックでコーラスの仕事をしている人もいます。
プロフィールに有名アーティストと仕事をした実績があるか、そのあたりに注目してみてください。
逆にとにかく楽しければいい、趣味程度で通いたい人は、まず近場の大手スクールが安心です。
毎回違う講師を気軽に指名出来たり、講師以外のスタッフも在籍しているので、ちょっとした相談や質問がしやすかったり、発表会も定期的にやっているので、共通の友人も作りやすいです。
・口コミは大事?
口コミはもちろん大事ですが、自分が昔働いていた個人スクールは、レッスン代1時間無料にする代わりに、良い口コミを投稿させるよう仕向けていました。
このようなスクールもありますので、全ての口コミを鵜呑みにしないようにしてください。
【②講師の質が悪い、相性が良くない】
講師との相性が悪くてやめちゃう人って結構多いんですよね。
・音楽ジャンルが合わない
アニソン歌いたいのにジャズ専門の先生の所には行かないですよね?
ジャンルによって声の出し方が違いますし、間違えると喉を壊したり、変な歌い方を身につけて後で苦労します。
プロフィールなどで事前に確認して、自分のやりたいジャンルを教えられる先生なのか調べてからにしましょう。
・講師の性格が苦手
話しにくい、怖い、押し付けてくる、毎回言う事が違う、同じことを聞かれるなど、そういう状態だと、だんだん話すだけでも億劫になってしまいがちです。
その講師の事を尊敬して、何を言われても付いていこうという意志があれば別ですが。
上記にあげたようなタイプの人って、音楽講師に関係なく、人としての問題かと思います。
どんな仕事でもそうですが、愛想が悪い、言った事を忘れる、人の話を聞かない、それだとお客さんからクレームが入ってもおかしくありません。
【③通っているだけで満足している】
教習所や大学のように、単位を取ればいいという訳ではありません。
しかしスクールも商売ですから、そのような感覚で生徒集めをしている所も少なくありません。
教えてもらった技術を身につけ、予習復習はもちろん、新しい事へのチャレンジ精神を忘れないでください。
月8回のコースで申し込んだ生徒さんが、仕事などで来られない日が多く、月末の最後の週で8回すべて使い切るなんて事がありました。
【④自分の声質や音域をよく理解していない】
音域を知らないと、キーの高い歌を無理して歌って喉を壊す可能性があります。
本格的なボイトレを受ける前に、自分の音域を講師にチェックしてもらう事が大切です。
歌いたい曲をレッスンで使用するのもいいですが、講師から勧められた曲をやると、自分の苦手部分が克服できますし、新しい発見があるかもしれません。
自分の声って録音して聞いた事はありますか?
恥ずかしくて聞けないなんて人は、たぶん上達しません。
なぜなら、自分の出している声が分からないのですから。
音程や滑舌、リズム感など、講師から指摘されたら、自分の耳でも確認し、気づくことが大切です。
【⑤喉の調子が悪くなってしまった】
歌っていても苦しくて楽しくないですし、これは一番あってはならない事です。
なぜ、そのようになってしまったのかちゃんと考えてみましょう。
声帯ポリープなどの問題もありますが、ほとんどは喉に異常は見つからず、歌い方が問題と言われています。
姿勢、声の出し方、表情、喉の開き方を変えるだけで、喉を痛めずに歌える方法がきっと見つかるはずです。
【まとめ】
さて、今回はボーカルスクールに通っても上達しない「5つの原因」を徹底考察していきましたが、いかがでしたでしょうか?
一番大切なのは、講師との信頼関係を築き、一緒に成長していけるような間柄になることですね。
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