レーベルって何?
メジャーになって契約するもの?
会社で経営するもの?
初めはなんだか堅苦しそうな言葉ですが、意外と身近な音楽活動の秘密基地、
『レーベル』のオーナーになってバンド活動を見直してみましょう!
1.レーベルって何?
まず、大前提としてレーベルとは何でしょう、、、
一言で言ってしまうと、CDを売るための作戦を立て、実行する事務所のことです。
バンドが所属し、
「こういった作戦でCDを売ろう!」
「こんなターゲットの人にプロモーションしよう!」
というようなことを考えてくれる場所、というふうに考えてください!
2.天の声「はい、今からあなたがレーベルオーナーです!」
そして天の声から、いきなりこんなことを言われるのです。
皆さんはどう思ったでしょうか、なんだかワクワクしてきませんか?
この記事では、実際にあなたがレーベルオーナーになったつもりで、
どういったことを考えていくといいのかサポートしてゆきます!
3. レーベルオーナー様に質問です!
さて、レーベルオーナーになったあなた。
私が今から3つの質問をしますので、それに答えてみてください。
紙などに考えをまとめると後から見返せていいと思いますよ!
質問1:あなたの音楽をどのような人に聴いて欲しいですか?
あなたの作る音楽のターゲットについてです。
例えば
「ライブハウスでモッシュピットができるようなバンドになりたい!」
「若い人たちに共感を得たい!」
「恋愛や人生で苦しんでる人たちに寄り添いたい!」
この質問からレーベルは始まってゆきます。
質問2:その皆さんはどんなところに集まりますか?
好きな人に会うためには、好きな人が好きな場所にいくことです!
例えば、ライブハウスはそれぞれカラーがありますよね。
パンクのハコ、弾き語りのハコ、歌ものロックのハコ…など。
あなたのイメージするあなたが輝ける場所、はどんなところでしょう?
もちろん路上ライブや、YouTubeでの配信ライブという答えもOKです!
質問3:あなたのバンドのグッズのイメージを教えてください!
最後に少し趣向の違う質問をさせてください。
これが実は大切なことなのです!
質問1,2を踏まえた上で、この質問を考えてください。
ゴリッゴリのメタルTシャツを作りたいのか、はたまた可愛いキーホルダー、もしくはバンドキッズ御用達のラバーバンドなのか?
考えるのは無料です!
あなたのバンドのグッズのラインナップを教えてください!
4. ご回答、お疲れ様でした!
では質問の意図と結果を紐解いていきましょう!
質問1…「どのような人に聴いて欲しいか」
この質問はなんだかレーベルっぽかったですよね!
そうです、
お考えの通り「ターゲット」を明確にする質問でした。
ここがはっきりとしていると音楽活動において一歩リードですね!
「ただぼんやりとバンドをしている」から「意志を持ったバンド活動」にレベルアップです!
質問2…「その皆さんはどんなところに集まりますか?」
音楽レーベルというのは冒頭に言った通り「CDを売ってナンボ!」です。
こちらがわかっていると、お客さんがいるところに目を向けることができます!
少し詳しく説明しますと…
例1「ライブハウス」と答えた方
憧れのあのバンドが活動していたライブハウスでもいいですし、
同じようなジャンル・ターゲットに特化したライブハウスでもいいです。
同じようなターゲットのバンドが集まるイベントでしたら、
お客さんを共有することができるかもしれません!
より自分たちの魅力に気づいてくれる人たちが集まる場所を探してみましょう!
例2「路上ライブ」と答えた方
こちらはシンガーソングライターの方が多いでしょうか。
路上と言っても場所はさまざま、不特定多数の人が通る場所や若者の町など、
詳しく場所を絞ってみるといいと思います!
機材や場所の申請など少し知識が必要になりますが、
ぜひリサーチから始めてみてください!
例3「ネット上」と答えた方
今や配信ライブやSNSでのライブも当たり前になりました。
5G回線も始まり、これからどんどんその市場は広がっていくことでしょう。
ライブには行かないインドアリスナーもかなり多くいます。
地方や海外の方にとっても嬉しい時代になりました。
そしてこれはかなり奥が深く、記事が長くなってしまいそうですので、
別途これをテーマに執筆したいと思います!
質問3…「あなたのグッズを教えてください!」
これを知っておくことでどんないいことがあるのか。
答えはこちら『自分のバンドの個性の一つになる!』
という最強の武器を手に入れることができます!
もちろん音楽家ですから、勝負は楽曲なのですが、
昨今の音楽業界の流れや傾向からして、グッズは必須です!
「Tシャツ」「ラバーバンド」「トートバッグ」みたいなことを考えてくださった方、
もう一歩踏み込んで考えてみてください!
「淡い写真を使ったグッズ」「めっちゃカラフル」「血みどろのデザイン」「手書きのイラスト」など…
なんだかちょっと夢が膨らんできませんか?
こう言ったことを考えることであなたのバンドの個性が決定し、
あなたのバンドの世界観が確立されます。
これを考えておけば、グッズのみならず「アートワーク」と呼ばれるジャケットイラストやwebデザイン、バンドロゴなどにも流用できると思います。
いくつか例を上げましたが、
「高校生がターゲット」⇨「集まる場所は高校」⇨「じゃあどうすればいいのか」⇨「高校生のSNSをフォローして音楽を発信しよう!」
などあなたなりの答えを見つけてみてください!
5. まとめ
レーベルオーナーさま、お疲れ様でした!
レーベルを運営する、というテイでいろいろ考えていきましたが、いかがでしたでしょうか?
「なんだか楽しくなってきた!」と思ってくだされば幸いです。
アーティストが音楽以外のことを進めてゆく、
こういった活動のことを「セルフプロデュース」と呼びます。
この能力をしっかり意識しておくと「バンド活動の質」が違ってくるはずです。
ぜひ突き詰めて行き、時には間違いを繰り返し、自分たちのバンドを作り上げて行ってください!
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