みなさんこんにちは。
音楽理論ってややこしくて難しいですよね。
実際、音楽理論を知らなくても、センスだけで作曲はできます。
でもそれで売れる曲を書けるのは一部の天才だけ。
もし本気で音楽で飯を食いたいなら、音楽理論を学んでおくことを私はおすすめします。
なぜなら音楽理論を学んでおくことで、作曲する時に選択肢が増えるからです。
音楽業界では「作曲に必要なのはセンスか理論か」というテーマが頻繁に話題になりますが、私はどちらも必要だと思っています。
音楽理論は、センスではどうにもならない問題を解決する際に役立ちます。
作曲をする際に「ここのコード進行どうしよう」と迷った時に、音楽理論を知っていればその分選択肢が増えるのです。
今回はその音楽理論を「コード」に絞って簡単に分かりやすく解説していきます。
あなたが作曲で迷った時、きっと助けてくれますよ。
コードとは
別の音を複数同時に鳴らすことを「和音」と呼びます。
「コード」とは、3つ以上の音を合わせて鳴らす和音のことを言います。
ざっくり和音=コードと覚えてください。
Cメジャーコードならド・ミ・ソ。
Gコードならソ・シ・レ。
3つの音を組み合わせたコードを「3和音」と呼びます。
もっとも基本的な形で、「トライアド」とも言います。
メジャー·マイナーとは
メジャーコードの場合、大文字のみで表記されます。
マイナーコードの場合は小文字のmが付きます
Cメジャーコード→C
Cマイナーコード→Cm
そして、3和音にもう1音加えると「4和音(テトラッド)」になります。
3和音に比べると複雑な響きになり、オシャレな感じのするコードです。
一番使われるのが「セブンスコード」と呼ばれるコードで、メジャーコードならC7とかCmaj7と表記します。
マイナーコードであればCm7です。
セブンスコードはJ -P O P頻出コードですので要チェック。
最初はこの3つだけ覚えておけば大丈夫です。
他にもいくつか種類があるのですが、追々覚えていけばいいでしょう。
スケールとは
ピアノの「ド」から「1オクターブ上のド」まで順番に鳴らすと、「ドレミファソラシド」という並びになってますよね。
これをCメジャースケールと呼びます。
スケールとは、音の並びのことを指します。
そして、それぞれの音をアルファベット表記するとこのようになります。
勘のいい方ならお気づきかと思いますが、和音を作る時の構成音の一番低い音の音名がそのままコードの名前になっているんですね。
例:Cメジャー
構成音→ド(C)ミ(E)ソ(G)
「ド」と「レ」をピアノの鍵盤で見ると白鍵の間に黒い鍵盤がありますよね?
この黒い鍵盤を「半音」と呼びます。
半音高い音はシャープ(♯)、半音低い音はフラット(♭)が付きます。
「ド」と「レ」の間の半音は、「ド」の半音上(C♯)か、「レ」の半音下(D♭)という風に表記します。
表記が2種類あるだけでどちらも同じ音です。
「ド」に対して半音上はC#(D♭)。
「ド」に対して「レ」は間に黒鍵(半音)がありますので半音二つ分で「全音」と呼びます。
つまり「ド」の全音上は「レ」。
これはギターやベースの指板にも同じことが言えます。
フレット1つで半音になっています。
鍵盤と同じように「ドレミファソラシド」を弾いてみるとよく分かると思いますよ。
各音の関係性を表すとこのようになります。
この「全音·全音·半音·全音·全音·全音·半音」の並びこそがメジャースケールのキモです。
それでは、この並びの最初の音を「D」にして、上の法則通り置き換えていくとこうなります。
D E F# G A B C# D
この音階を鍵盤で弾くとこれも「ドレミファソラシド」に聞こえるのです!
鍵盤を持っている方ぜひ試してみてください。
最初の音を変えると全部で12種類あります。
(1オクターブ内の白鍵+黒鍵が12個のため。)
これがメジャーキーの法則です。
マイナーキーの場合は全音・半音の関係性が変化しますが、今は覚えなくても大丈夫です。
メジャーキーの原理だけ頭に入れておいてください。
キーとは
キーとは、どのスケールを使っているのかを表したものです。
カラオケで歌う曲が高すぎる時(あるいは低すぎる時)上げ下げするアレです。
キーを下げるとスケール(使っている音)が下がるから歌いやすくなるんですね。
ギタリストの方はご存知だと思いますが、「カポタスト」はキー調節のための道具です。
指板の左から右に移動させると1個ずつキーが上がっていきます。
それではCメジャースケール(ドレミファソラシド)を順番に鳴らしてみてください。
最後に1オクターブ上の「ド」に帰ってきた時「安心する感じ」や「終わった感じ」がしませんか?
この音のことを「トニック」と言います。
このトニックがキーの基準となります。
このトニックがどの音なのかでキーが変わってきます。
トニックがCならCメジャーキー。
メジャースケールは前述したとおり12種類ありますが、メジャーキーというのはメジャースケールを使ったキーなのでこちらも当然12種類あります。
ちなみに、全部覚える必要はありません。
どれか一つのキーで覚えれば後は応用するだけで済みます。
一番簡単なCメジャースケールで覚えるといいでしょう。
まとめ
·コード=3和音。3和音に1音足して4和音。4和音の代表的なコードがセブンスコード。
·Cメジャースケール=「ドレミファソラシド」。メジャースケールは全部で12個。
·キー=どのスケールを使っているか表す。一番最初の「終わった感」のある音がトニック。トニックが違うキーが12種類。
次回はコード同士の繋がりについて掘り下げていきます。
それでは。
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