皆さんはバンドを幾つか掛け持ちしている人はいますか?
両立は大変ですが、その分自身のスキルアップになります。
今回はバンドを掛け持ちやサポートのメリット・デメリットについて考えていきます。
【掛け持ちとサポート】
新たにバンドに加入するに辺り、掛け持ちとサポートという形態があります。
・掛け持ち…バンドを同時進行で組む事です。双方のバンド内の立場は対等。
・サポート…バンドメンバーが抜けたり、メンバーを集めている途中等で、そのパートが見つからない時に、演奏員の補充としてメンバーとして入ってもらう事。ヘルプとも言います。基本的にはメンバーではなく、バンドを埋める為の人員です。この場合はお願いしてメンバーになっている為、スタジオ代やライブ費用を安く抑える、もしくは払わなく良い場合もあるでしょう。
バンドに2つ以上関わるのはとても大変な事ですが、時間的な余裕や、自身のスキルアップを目指すなら、ぜひ考えてみましょう。
特にベースやドラムは人口自体が少ないので、他のバンドから声がかかる事も多いでしょう。
ドラムはどこに行っても希少な存在です。
【メリット】
・経験値の向上。
組むバンドが増えれば、その分演奏する曲は増えます。
ロックとジャズ等、ジャンルの異なるバンドであれば、演奏においての引き出しが増えます。
一見すると全く関係のないジャンル同士でも曲を作成する、アレンジを行う上で、生かす事が出来るでしょう。
またライブに出る頻度も増えるので、ステージに立つ機会も同時に増えていきます。
・人脈が増える。
1つのバンドにはメンバーの他、お客さんや対バンで知り合った他のバンド等、様々な人脈が生まれます。
バンドを組む数が増えると、その分更に人脈は増えますね。
それぞれのお客さんやバンドを共有する事が出来るので、結果的に集客人数の増加に繋がります。
・マンネリ化を防ぐ
1つのバンドを突き詰めるのも格好いいですが、同じバンドで同じ曲をずっと練習していると、徐々に飽きが来るかもしれません。
バンドの数が増えると、気分転換やストレスの発散に繋げる事が出来ます。
・妥協せずに演奏をする機会が生まれる。
自分で組んだバンドであれば、曲作りやライブで失敗してもそれは自己責任になります。
サポートメンバーとしてバンドに加入すると、そのバンドが求める演奏が必要になります。
「~な演奏をして欲しい」と頼まれれば、その通りに演奏をする必要がありますし、ライブでも失敗は許されません。
そういった妥協出来ない状態を作り上げる事で、プレッシャーに強くなったり、演奏技術の向上に繋がります。
【デメリット】
・スケジュール管理が大変
それぞれのバンドの練習やライブの頻度によりますが、バンドの個数が増える事で、練習やライブの頻度は増えていきます。
練習やスケジュールの管理が大変になります。
対策としては、予定を決める時はスケジュール表を確認する事と、決まった時はすぐに記入する習慣をつける事です。
離れ業ですが、同じライブに出演するのも時々は良いでしょう。
出演料は倍になりますが、ライブの予定の調整になりますし、お客さんやバンドメンバーにそれぞれのバンドを紹介する良い機会です。
・金銭面の負担
バンドを1つ組むだけでも、スタジオ代やライブ代等、かなりの費用がかかります。
バンドを組む数だけ、費用は増えます。
安いスタジオを探すと共に、掛け持ちで得られた人脈を生かし、ライブに来るお客さんを増やし、金銭面の負担を減らしましょう。
特にサポートの場合は、スタジオ代やライブ代、交通費等の諸費用を誰が負担するかは事前に話し合う方が後々のトラブルを減らせます。
・両立に伴う体力やモチベーションの維持
掛け持ちしたバンドによっては、どちらかは軌道に乗り、どちらかが行き詰まる場合も考えられます。
もしくは双方のバンドが精力的に活動する事になり、体力的に厳しくなる事も考えられます。
どちらか1つのバンドに集中したいと考えると、メンバー間でトラブルになるかもしれません。
掛け持ち同士のバンドが仲良くなっていると、今後の対バン等にも影響が出るかもしれません。
【バンドメンバーが掛け持ちやサポートの依頼をうけた時は】
メンバーが違うバンドを組んだら、自分達のバンドに影響が出ないか不安を感じるかもしれません。
しかしバンドを組む頻度が増える事で、間違いなくそのメンバーの技術は向上します。
曲の引き出しやアレンジにも良い影響を与えます。
メンバーが得た知識や経験を貴方のバンドにも生かす事が出来るでしょう。
もしメンバーから掛け持ちの相談等があれば、快く送り出してあげましょう。
貴方が掛け持ちやサポートをしたい場合でも、内緒で掛け持ちやサポートをするのは止めましょう。
後から分かるとメンバーも良い気持ちはしません。
事前に伝えておく事が大事です。
いかがだったでしょうか。
貴方やメンバーの技術の向上の為にも、負担のない範囲で検討してみましょう。
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