「母音を意識した歌詞の作成【徹底解説】」

作詞・作曲関連
この記事は約4分で読めます。

聞こえ方、抜け方が変貌する?!歌詞はポエムじゃない事を忘れない事!

スポンサーリンク

「はじめに」

バンドの活動は曲が命であると言っても過言ではないと思います。

そんな一生懸命書いた曲を台無しにしてしまう可能性を秘めているのが「作詞」と言う作業になります。

言葉選びは凄く大切ですが言葉の意味に囚われすぎて、本来メロディに対してどれだけ綺麗に言葉がハマるかが大切であるのに、どうしてもそれを無視しがちのバンドが多いなと思いまして、今回はこの「歌詞」について「母音(ぼいん)」をテーマにお話していこうと思います。

今までこの「母音」を意識してこなかった方!意識して歌詞を書いたら凄く変化があるかも・・?

「母音とは」

「母音」とは日本語では「あ(a)・い(i)・う(u)・え(e)・お(o)」の五つの事ですね。

アルファベットにするとわかりやすいですが、「か(ka)、き(ki)、く(ku)、け(ke)、こ(ko)」の様にどの行を口から発しても基本的にこの5つの音を発しているのです。

この「母音」と言うのはとても大切で、理解出来ていない殆どの方が、本能的に言いにくい言葉で歌詞を書く事を避けていると思います。

「サビの入りは、“あ”、“お”で決まり?!」

サビの入りで一番力が入るメロディ部分は「」か「」である事が多いです。

何故かと言うとお腹から全力で声を出せる「母音」で抜けが良いからです。

因みにその一つ前の音を控えめにしたい場合は、そこに「」や「」や「」を置くとより抑揚が出来聞こえが良いです。

有名な曲のサビを一度思い浮かべてみてください。

結構サビの入りでの「あ」、「お」が多くないでしょうか。

ただ、ここで勘違いして欲しくない事が一つございます。

これは曲の解釈が大切だと言う事です。

「ポップス」や「王道ロック」であればこう言った王道な部分を軸に個性をしっかり出せればガチッとハマりやすかったりしますが、ジャンルや曲の世界観をしっかり把握した上で判断する事をお勧めします。

母音についてはウェブ上の沢山情報がありますので、もし気になったら調べてみてください。

「難しい言葉が悪いんじゃない、ハマり方がイマイチなだけ」

よく「歌詞難しいから何歌っているかわからない」という発言を耳にしますが、これは言われた受け取り手が勘違いしがちの言い回しです。

考えてみて欲しいのですが、逆に全て歌詞を聴き取れる歌手の方ていますか?

僕は知りません。

勿論「音源」と「ライブ」でだいぶ変わってきますが、どれだけ聴き取れても何を言っているかわからない瞬間は出てきます。

メジャーアーティストの場合は「難しい言葉」を使いすぎると「売れない」と言う可能性もあるので「わかりやすい言葉」だけで歌詞を作っているアーティストが多いですが、「売れる事」だけが全てでない世の中で「自分の色」というのを前面に出したい方は沢山いると思います。

その自分らしさを「母音」への意識や「メロディライン」への最適な言葉のアプローチで表現出来たらどうでしょう。

今よりもっと人の興味を惹けると思いませんか。

結論、「難しい言葉」は使って良いです。

ですが、使う場所を曲の中でしっかり考えて使いましょう。

あと、これも付け加えさせてください。

「難しい言葉」で注目を集めるのではなく、曲中に最強の「わかりやすい言葉」と、最高の「メロディライン」と、この上なく声の抜ける「母音」の3点がシンクロする瞬間を1箇所だけで良ので作ってください。

これは「聴き手の心」を一瞬で落とせる部分の事です。

これがあれば一度聴いた方々の頭の中で何度も再生され続けます。

そうやって掴んだ先に「自分の色」でトドメを刺せば良いのです。

これは割と正解に近い解説だと思うので、是非考えてみてください。

「まとめ」

曲を作上で「聴き手」の立場になる事が最大の「名曲」作りへの近道となりますので、楽曲制作を通してず自分が「どうなりたいか」という部分をはっきりさせ、はっきりしたらその「目標」への楽曲アプローチは何が最適か考えると良いでしょう。

是非この先の未来で「名曲」がもっと溢れるような、沢山の「先駆者」が現れると良いなと思っております。

私も「楽曲」を提供したりする立場の人なので皆さんに負けない「名曲」を作れたらと思っております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました